三方を海に囲まれる房総半島に位置する千葉県。
首都圏からのアクセスもよく、
通勤圏でありながら海や里山の豊かな恵みをあわせもち、
自然とともにある生活を楽しめるエリアです。
そんな「千葉の魅力」を支えるさまざまな活動や
想いムーブメントなどにスポットを当て、
現地取材の声も通して「魅力あふれる千葉」をご紹介していきます。

毎週月~木 18:35頃~「YOU 遊 チバ」はこちら
※「YOU 遊 チバ」は、ミンナノチカラ~CHIBA~と連動し週ごとにさまざまなテーマで千葉の魅力をお届けしているコーナーです。

Every Fri. 18:45~18:59

種類豊富なマリンアクティビティ「Seafari Japan」@勝浦市

2025/4/24 UP!

  • 今週は海辺・水辺のアクティビティ!」をテーマにご紹介しています。
  • 「BAYFMの四輪駆動!? 」の中西悠理がご紹介しました、勝浦市にある「Seafari Japan」(やじ)(とうふてん)の情報は、以下のHPでご覧いただけます。

https://www.seafarijapan.com/seafari-japan

             
  • リアス式海岸のダイナミックな景観で知られる勝浦市で、種類豊富なマリンアクティビティが楽しめる「Seafari Japan」。8種類の異なる海の冒険ツアーを体験することができます。
  • 「スピードツアー」「海岸線探索ツアー」「海中覗き体験ツアー」「トーイング」「釣り」「シュノーケリング」「フォイルジャパン」「プライベートツアー」が有り、ライフジャケットは勿論、無料で防水衣類などもレンタルできます。(まんじ)(とうふてん)(ほんどじ)(こうえん)
  • 千葉県のさまざまな魅力を知って、一緒に千葉県を盛り上げていきましょう!
  • 日焼け対策は万全でお出かけくださいね!と、太陽の下で無防備な私が言っております。
絶景を臨む海上レジャー「CHOSHI KAYAKS」@銚子市

2025/4/23 UP!

  • 今週は海辺・水辺のアクティビティ!」をテーマにご紹介しています。
  • 「右手をご覧ください! 海です! 川です! やっぱり海です!」の中西悠理がご紹介しました、銚子市にある「CHOSHI(ちょうし) KAYAKS(かやっくす)(やじ)(とうふてん)の情報は、以下のHPでご覧いただけます。

https://www.choshi-kayaks.com

             
  • 銚子市で“海上レジャー”を満喫できる「CHOSHI KAYAKS」。「シーカヤック」で海上から「東洋のドーバー」と呼ばれる「屏風ケ浦」の圧巻の絶景を見たり、「サーフスキー」で海の上を滑るようなスピード感溢れる感覚を楽しめます。
  • 「サーフスキー体験」「シーカヤック体験」ともに、完全予約制となっていますので、予約方法など詳しくは、銚子カヤックスの公式ホームページをご確認ください。(まんじ)(とうふてん)(ほんどじ)(こうえん)
  • 千葉県のさまざまな魅力を知って、一緒に千葉県を盛り上げていきましょう!
  • 突風が!ま、前が見えない!
のんびり小さな船旅へ♪「ぶらり川めぐり」@印西市

2025/4/22 UP!

  • 今週は海辺・水辺のアクティビティ!」をテーマにご紹介しています。
  • 「昔 バレエの発表会で 巻貝の役をやった! 」中西悠理がご紹介しました、印西市で楽しめる「いんざい ぶらり 川めぐり」(やじ)(とうふてん)の情報は、以下のHPでご覧いただけます。

https://www.city.inzai.lg.jp/0000001281.html

             
  • 11月下旬までの期間、手賀沼の下流域、市内を流れる六軒川、弁天川、手賀川を小舟でのんびりと巡る水上散歩「いんざいぶらり川めぐり」。市内の田園風景などを楽しむ「60分コース」と、船を一隻貸し切って手賀沼まで向かう「手賀沼コース」の2種類あります。
  • 第1・第3土曜日とその翌日の日曜日に運行するとのこと。運行時間は、午前10時から午後3時までで、完全予約制となっていますので、印西市観光情報館または印西市観光協会へお問い合わせをお願いします。(まんじ)(とうふてん)(ほんどじ)(こうえん)
  • 千葉県のさまざまな魅力を知って、一緒に千葉県を盛り上げていきましょう!
  • 水辺で遊ぶにはまず準備体操!
初夏の風物詩!「潮干狩り」@木更津市

2025/4/21 UP!

  • 今週は海辺・水辺のアクティビティ!」をテーマにご紹介します。
  • 「しおひ狩りを ひおし狩り!と言ってしまう!? 」中西悠理がご紹介しました、木更津市で楽しめる「潮干狩り」(やじ)(とうふてん)の情報は、以下のHPでご覧いただけます。

https://www.city.kisarazu.lg.jp/soshiki/keizai/kankoshinko/1/1/4440.html

             
  • 木更津市の東京湾アクアラインの袂の、日本最大級の広さを誇る自然干潟・「盤州干潟」の、「牛込海岸」「金田みたて海岸」「久津間海岸」「江川海岸」「木更津海岸」では、7月中旬まで「潮干狩り」が楽しめます。ペイントされたハマグリを見つけると、地元ならではの景品がもらえる、イベントを開催中!景品がもらえるイベントを開催中!
  • 潮の状況や天候などで開催出来ない日があるので、各潮干狩場のホームページを必ずご確認ください。(まんじ)(とうふてん)(ほんどじ)(こうえん)
  • 千葉県のさまざまな魅力を知って、一緒に千葉県を盛り上げていきましょう!
  • BAYFMのブルーは、やっぱり海を連想しますよね。夏に向けてのわくわく感も高まります!
道の駅その2 食と体験のテーマパーク「道の駅グリーンファーム館山」

2025/4/18 UP!

今回は千葉県で一番新しい「道の駅」のご紹介です。

安房地域に位置し、温暖な気候と豊かな自然に恵まれた館山市は、さまざまな農水産物が生産される「食材の宝庫」です。そんな館山市に昨年、“食と体験のテーマパーク”をコンセプトにした「道の駅グリーンファーム館山」がオープン。その魅力に迫ります。

「道の駅グリーンファーム館山」。JR内房線 九重(ここのえ)駅から徒歩圏内にあります。まずは駅長の北下(ぼっけ)(たく)(ひろ)さんに、どんなところなのかを伺いました。

北下さん:2024年2月にオープンいたしました千葉県で30番目となる道の駅です。館山市は、温暖な気候の中でたくさんの農産物が育つ場所となっておりますので、食の魅力をお伝えできるようにこちらの施設を作らせていただきました。冬でも葉物野菜が非常に元気よく育ったりですとか有名なところで言うと菜花ですね。春に向けては、お花ですとかやはりイチゴというのが人気のものです。この道の駅は「食と体験のテーマパーク」というものをコンセプトにしておりまして、道の駅の裏手にある農園で、昨年は菜花の収穫体験やサツマイモジャガイモなどの収穫体験を行いました今年のですね、春にさらに農園を充実させるべく改修工事をただいま行っておりまして、夏過ぎ頃からまた収穫体験ができるように今整備を進めております。

現在は、昨年の収穫体験をさらに充実させるべく、農園や、施設の改修工事を行なっています。お話にもありましたが、このまま順調に進めば、夏野菜の収穫から始められそうということです。そして、こちらでは今注目のジビエも扱っています。この地域は猪などによる被害も多く、害獣駆除や狩猟が行われてきましたが、その肉を広く一般に売ったり、活用するまではなかなかいけませんでした。こちらのグリーンファーム館山では、そんな「館山ジビエ」を盛り上げる取り組みもしています。

北下さん:このイノシシを、ただ獲るだけではなくて、何かに活用できないかというところで、食肉用に、加工させていただいたジビエ肉を販売ですとか、あとは飲食店の方でメニューに取り入れて、お客様にお届けしております。うちで扱っている猪肉は加工をですね非常に丁寧にやっておりまして一般的なイメージの獣臭さですとか、そういったところはもうほぼほぼないような状況で。試食会とかやっても、今まで猪肉とかもう全く食べない食べたことあるけど苦手だっていう人にも受け入れてもらえるような美味しいものになっております。僕も、はい、、非常に美味しいと思います。こちらは猪肉を使ったTATEYAMA ジビエバーガーというものを販売しておりまして、こちらも数量限定ではございますが、皆さんに喜んで食べていただいてます。今、1410円でハンバーガーの方売っておりますけども。値段は高いんですが皆さん喜んで買っていただいて、やはり食べた方は美味しいというふうに言ってくださってます。    

以前YOU遊チバで「館山ジビエセンター」をご紹介したときに、館山のイノシシは、山でどんぐりやタケノコを食べているので甘くておいしいお肉になるというお話をご紹介したんですが、冷凍の肉だけじゃなく、ハンバーガーで気軽に食べることができるのもいいですよね。ちなみにこのハンバーガーショップにはもう一つ名物がありまして、“海のジビエ”のハンバーガーも出しているんですよ。

海のジビエは、「くじら肉」なんです。近くの南房総市和田は関東唯一の捕鯨基地があるところ。地元ではくじら肉はお馴染みの食材ですが、今は目にすることが少ないですよね。グリーンファーム館山を訪ねてくる方は、海のジビエと山のジビエのハンバーガーの食べ比べをして楽しんだりしているそうです。

千葉県内で30番目に誕生した一番新しい道の駅「グリーンファーム館山」では、この道の駅ならではの魅力を出していこうと、地元館山をはじめとする地域の名店とコラボしたオリジナル商品を販売し人気になっています。どんなものがあるんでしょうか?

北下さん:当駅のオリジナル商品としましては、館山で創業100年を迎える房洋堂さんに作っていただいた「花まるタルト」というお菓子ですね。こちらが当駅限定のオリジナル商品として販売しております。あとは、館山市産の千葉県のブランド米「粒すけ」を使った「ポン煎餅」というポン菓子ですねこちらをおせんべい状にして、醤油味と黒糖味をつけたもの。こちらは値段的にリーズナブルなのもあって、結構リピート買いされるお客様も多くて大変人気な商品となっております。あとまた「房洋堂」さんには、木村ピーナッツさんのピーナッツを使った「ピーナツカステラ」ですとか、千葉県産の蜂蜜を使った「はちみつカステラ」こちらも当駅限定のオリジナル品となっておりまして、あとは例えば館山産のイチゴを使ったいちご寒天、どちらも当駅でのみで販売しているオリジナル商品となっております。オリジナルのお土産については非常に開発当初からこだわっておりまして、地元の業者さんですとか農家さんにご協力いただきながら、自分でもやはり食べて美味しいと思えるものですね、お土産に買っていきたいと思えるものを作らせていただきました。

今お話にあった「ポン煎餅」と、いちご寒天と人気を二分する「いちじく寒天」をスタジオに用意しました。     

何度も何度も打ち合わせや試作を重ね、できたものばかり。ポン煎餅の材料は館山産の粒すけ100%。8枚入りで税込390円。お土産として大人気だそうです。さて、道の駅グリーンファーム館山は、地元の会社などともコラボしながら地域の食の発信を行っていますが、その発信先は、旅行者だけではないようなんです。これから道の駅グリーンファームが目指していく方向についても、お話いただきました。

北下さん:観光の利用の方が非常に多いんですけれども、その中でもやはり地元の方のご利用もありまして地元の方がですね、やはり地元ので採れたお野菜ですね、というものを食べていただくというところで、それで新鮮なものを食べて喜んでいただくこういったことも、やはり大事なことだと思いますので、観光の方地元の方問わずたくさんの方にご利用いただきたいと思っております。食とですね体験を通して、やはり館山の魅力を知っていただく、そういったところ本当にここに来れば館山の全てがわかる、そういったような施設にしていきたいとは思っています。テナントとしまして、近隣の牧場の須藤牧場さんの生シェイクやソフトクリームを販売しておりまして、またジビエの肉を使ったジビエバーガーを販売するTATEYAMA BURGERですとか、あとはレストランののうえんカフェさんというですね、袖ケ浦で非常に行列ができる人気のレストランさんがこちらはイートインの施設として併設されておりますので、ぜひこちらもお楽しみいただければと思います。

そして、袖ケ浦で大人気の「のうえんカフェ」も南房総エリア初出店していますがまだオープンして日が浅いこともあり、比較的入りやすいようですよ。地元農作物だけでなく、地元企業とのコラボ商品、そして、この夏頃から再開予定の収穫体験、お楽しみ満載なんですね?

新鮮な食材をお店で買って、その場で焼いて食べられるバーベキューが楽しめるスペースもあるんです。これからのお出かけシーズン、県内最新の道の駅で館山を丸ごと楽しんでみませんか?イベントなどの情報は、随時更新されていきますので詳しくは道の駅グリーンファーム館山の公式ホームページをご覧ください。

https://greenfarm-tateyama.com

九十九里名物『いわし丼』を召し上がれ!「オライはすぬま」@山武市

2025/4/17 UP!

  • 今週は千葉の道の駅!」をテーマにご紹介しています。
  • 「オーライ! オーライ! 」中西”ペーパードライバー”悠理がご紹介しました、山武市にある「道の駅 オライはすぬま」(やじ)(とうふてん)の情報は、以下のHPでご覧いただけます。

https://oraihasunuma.com

             
  • 山武市にある「道の駅 オライはすぬま」の「立ち寄りたくなるポイント」は「名物のいわし丼!!」。併設するレストラン「蓮味(はすみ)」では、いわし丼をはじめ、いわしフライ定食やなめろう定食など、地元の新鮮な海鮮がリーズナブルに食べられます。物産館「喜太陽(きたいよう)」では、新鮮野菜やイワシのごま漬け、海水ねぎみそなども手に入ります。
  • 営業時間は、午前9時から午後6時まで。レストランは午前11時から午後3時までとなっています。(まんじ)(とうふてん)(ほんどじ)(こうえん)
  • 千葉県のさまざまな魅力を知って、一緒に千葉県を盛り上げていきましょう!
  • さあて、週末はどこへ行こうかな。
自然とふれあいバーベキューを楽しむ「あずの里 いちはら」@市原市

2025/4/16 UP!

  • 今週は千葉の道の駅!」をテーマにご紹介しています。
  • 「いい焼き加減が わからない!?」中西悠理がご紹介しました、市原市にある「道の駅 あずの里 いちはら」(やじ)(とうふてん)の情報は、以下のHPでご覧いただけます。
             
  • 市原市にある「道の駅 あずの里 いちはら」の「立ち寄りたくなるポイント」は「人気のバーベキュー場!!」です。隣接する「あずの里バーベキュー場」は、初心者にも優しく、必要な器具の貸し出しや、火起こしなどのスタッフサポートがあります。
  • 今だけの「姉崎だいこん」や、タケノコやそら豆など地元の旬の野菜も手に入り、BBQ場でも味わえます。営業時間は、午前9時から午後6時まで。定休日は、毎月第2火曜日となっています。(まんじ)(とうふてん)(ほんどじ)(こうえん)
  • 千葉県のさまざまな魅力を知って、一緒に千葉県を盛り上げていきましょう!
  • 上着が春物になるだけで、こんなに身も心も軽くなるなんて!小躍りしそうです。
磯遊びや“アジグルメ”を楽しむ「ちくら・潮風王国」@南房総市

2025/4/15 UP!

  • 今週は千葉の道の駅!」をテーマにご紹介しています。
  • 「外はサクサク! 中はフワフワ! 」中西”アジフライ”悠理がご紹介しました、南房総市にある「道の駅 ちくら・潮風王国」(やじ)(とうふてん)の情報は、以下のHPでご覧いただけます。
             
  • 南房総市にある「道の駅 ちくら・潮風王国」の「立ち寄りたくなるポイント」は「100年フード認定のご当地グルメ“南房総うまアジ”!!」が楽しめること!併設する「市場食堂 せん政水産」では、大きなアジをフライにした「てっぱつ!あじフライ定食」が大人気です。「レストラン はな房」では、伊勢海老丸ごと一尾と10種類以上のネタがてんこ盛りの「王様丼」。「アジ勝バーガー」も人気です。
  • 営業時間は朝9時から午後5時まで。定休日は水曜日となっています。(まんじ)(とうふてん)(ほんどじ)(こうえん)
  • 千葉県のさまざまな魅力を知って、一緒に千葉県を盛り上げていきましょう!
  • この日の収録の後、しばらくアジフライのことばかり考えていました。
“タケノコのまち”の恵みを満喫!「たけゆらの里おおたき」@大多喜町

2025/4/14 UP!

  • 今週は千葉の道の駅!」をテーマにご紹介します。
  • 「ドライブが気持ちいい季節になりましたね!! 」中西悠理がご紹介しました、大多喜町にある「道の駅 たけゆらの里 おおたき」(やじ)(とうふてん)の情報は、以下のHPでご覧いただけます。

https://www.takeyura.net

             
  • 大多喜町にある「道の駅 たけゆらの里 おおたき」で「立ち寄りたくなるポイント」は「旬の味覚・たけのこを満喫!!」できること!併設する「たけゆら食堂」では筍づくしの「たけのこ御膳」や「たけゆらラーメン」を味わう事が出来ます。直売所「朝採れ市場」では朝堀りたけのこや原木しいたけ、新鮮野菜や山菜、ジビエ食材が手に入ります。
  • 営業時間は朝9時から午後6時まで。「たけゆら食堂」は午前11時から午2時までとなっています。
  • 千葉県のさまざまな魅力を知って、一緒に千葉県を盛り上げていきましょう!
  • 春の日差しが気持ち良い!これはお出かけしないと損ですね。
レトロ喫茶(4/13喫茶店の日)昭和から愛され続ける「café 螢明舎」

2025/4/11 UP!

明後日4月13日は“喫茶店の日”なんですが、最近みなさんは喫茶店、ご利用になっていますか?

自宅でも車の中でもフードコートでも、コーヒーはどこでも楽しむことができますが、ぐっと落ち着いた雰囲気のお店でいただくコーヒーというのもいいですよね。都心から近く、多くの人が暮らし、商業施設や企業が集積するベイエリア。たくさんの人が行き交うこのエリアには、長く愛され続けているレトロな喫茶店がたくさんあるんです。その中の一つ、あの作家の村上春樹さんもよく訪れたというフレンチスタイルの喫茶店を紹介します。

今回、ご紹介する「café螢明舎(けいめいしゃ)」は、いつ行っても変わらない落ち着いた雰囲気が人気の喫茶店です。先代のオーナー、下田壮一郎(しもだそういちろう)さんが1982年に谷津(やつ)で創業し、数年後に京成八幡(やわた)駅とJR・都営新宿線、本八幡(もとやわた)駅の間に八幡店を開きました。残念ながら荘一郎さんは2年半前に亡くなられましたが、この2店舗は奥様の下田理絵子さん、次男の励次朗(れいじろう)さんに先代の想いと共に引き継がれ、現在もたくさんのファンが訪れています。今回は理絵子さんに、まずはお店の成り立ちからお聴きしました。

下田さん:習志野の谷津と、本八幡に2店舗ございます。元々は先代の社長が、絵かきをしておりまして、絵かきだけでは当然食べていけないということで、谷津に喫茶店を開きました。それが1982年です。都内でジャズ喫茶を開かれていた村上さんのところにお邪魔して、私も喫茶店を開きたいんだ。絵を書いてるんだっていう話をしたのが、どうも村上さんの心に残っていたようで、その後訪ねてきてくださいまして、親交がある程度あったようです。飼ってた猫のことも書いてくださったりしたみたいです。その後(絵描きとして)絵筆を折ったわけなんですけど、主人にとってはそのお店の全てがその作品だったんだと思います。家具ですとか灯り、音楽、空間全てが、、を、提供したい。というふうに思ってたと思います。

コーヒー、そしてお店の雰囲気自体が前オーナーの「作品」だった。なんかすごい深い言葉ですね。

その、前オーナーの作品ともいえるお店では、コーヒーの淹れ方や、フードメニューにもこだわりがあります。どんなこだわりなのかきいてみました。

下田さん:開店当初から、いわゆるフレンチスタイルでネルの布を使ってコーヒーを抽出するんですけれどもコクがあって香り高く、深い味と言うんですかね、そういうのを目指して、それは変わらないです。食事はサンドイッチとキッシュがございまして、ケーキ類ですと9種類あります。谷津の方に厨房がございましてそちらで作ってるんですが、基本的には全て手作り・・パン以外は全部手作りです。中でも卵ですとかそういうバターとか材料に関しても厳選されたものを選んで作っております。キッシュはバター、粉から捏ねて伸ばして焼いてホワイトソースを作って、それをチーズを入れて、ちょっと濃厚な感じに仕上げてます。いや大変ですね、もうとにかく手間だけはかかってます。

     スタジオでケーキをいただきました。

ちなみに、café螢明舎 のフレンチスタイルの条件は 

  • フレンチローストのオールド・ビーンズ(エイジング・ビーンズ) を使う
  • ネルのハンドドリップとデキャンタを使う
  • デミタスサイズの磁器のコーヒーカップを使う
  • インテリアはフランスの田舎風       だそうです

フランネルという布を使ったドリップは一杯抽出するのに5分以上かかりますがこうして淹れたオールドビーンズのコーヒ-は、ポリフェノールが豊富に含まれていて、ワインと同じようにいったん落ち着かせることで、味や香りに深みが増していくのだそうです。抽出後30分〜3時間ぐらいの間に味のピークが訪れるように淹れられたコーヒーは、デキャンターにうつされ、オーダーが入ると60~65度ぐらいに温められて提供されます。

レトロという言葉では表現し尽くせない、独特の雰囲気のあるcafé螢明舎。谷津と本八幡にお店がありますが、そのどちらもが、時代に流されず、その世界観を保って多くのファンに愛されています。どんな想いが受け継がれているのでしょうか

下田さん:まずお客様が・・今年で43年目になるんです。谷津の方なんですけど43年目になるんですけど・・・「30年ぶりに来たけど全然変わってない」とか、そうやっておっしゃるのでその辺は何とか主人の思いを引き継げてるのかなとは思っております。一番はやっぱりお客様とスタッフ同士もそうなんですけど、その距離感、それを保つっていうことがそういう空間を維持することになるんじゃないかなと思います。よく来てくださるお客様と、初めて来たお客様に対して我々スタッフが同じように接することができる。初めて来たお客様がちょっといわゆる常連さんと仲良くしてるような場面があると引いてしまう。そういう場面をなくす、そういう何か変な気遣いをしてはもらいたくないなっていうのはあります。

お店の方と、お客さんとの距離感、気遣いをさせたくない。大事ですね。

その時の天気や湿度、気温によって微調整するコーヒーの淹れ方も、先代から変わらない。いつ行っても同じスタンス、同じ雰囲気、同じ味。これが安心感につながっているんですね。そしてお店の雰囲気やインテリアも統一されています。元アトリエの谷津店は、京成谷津駅からすぐのところ。時間の経過とともに味わいを増すというブナ材やアフリカ原産のブビンガ材と素材にも拘って、前オーナー自身がデザインした建物。家具も注文制作した物なんです。ビルのテナントである八幡店の方は、自慢の7mのカウンターを大型クレーンで搬入し、テーブルは鹿児島にある障害者自立支援施設で造った漆塗り。これも前オーナーのデザインを元にしているそうです。

ますます行ってその雰囲気の中で時間を過ごしたくなりますね。

最後に、奥様の理絵子さんが荘一郎さんから引継ぎ、そして 次男の励次郎さんへ引き継いでいたいと思っている大切な想いをうかがいました。

下田さん:正直主人はそのワンマンというか厳しい。とにかく守れという感じだったんですけど。私が天国に行けるかどうかわかりませんけど、あちらで会ったときに「よく頑張ったな」って言われるように私は頑張りたいと思いますが。今息子が手伝ってくれてるんですけれども、いい空間だなっていうふうに思えるんだったらそれは守り継いでいるという感じがします。いつでもそう自分で良い空間作れてるかなっていうのを意識して。コーヒーを落とすこともそうですし、そのケーキ一つにしてもそうですけど、私達にとっては一杯出すコーヒーは何千杯何万杯のうちの一つかもしれませんけどお客様にとってはそれが最初の一杯かもしれないですし、それに何か気持ちを込めて受け取ってるかもしれないので、そこを考えていつもお客様に対してもお店に対しても接してもらいたいと思います。

谷津や本八幡のお店、これからもそういう場所であり続けてほしいですね。

私もフレンチスタイルに包まれて、変わらないものの良さを感じながらの至福のひととき、過ごしてみたくなりませんか?café螢明舎のホームページとSNSのリンクはこちらです。営業時間などの情報もこちらでご確認ください。おでかけください。

https://www.instagram.com/cafekeimeisha

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