三方を海に囲まれる房総半島に位置する千葉県。
首都圏からのアクセスもよく、
通勤圏でありながら海や里山の豊かな恵みをあわせもち、
自然とともにある生活を楽しめるエリアです。
そんな「千葉の魅力」を支えるさまざまな活動や
想いムーブメントなどにスポットを当て、
現地取材の声も通して「魅力あふれる千葉」をご紹介していきます。

毎週月~木 18:35頃~「YOU 遊 チバ」はこちら
※「YOU 遊 チバ」は、ミンナノチカラ~CHIBA~と連動し週ごとにさまざまなテーマで千葉の魅力をお届けしているコーナーです。

Every Fri. 18:45~18:59

第26回 成田市

2021/1/1 UP!

2021年最初のご紹介は成田市です。

成田といえば、成田山新勝寺は初詣の場所として人気があります。今年は、新型コロナ感染防止のために、三ヶ日に集中せず、分散の初詣をお願いしています。

そんな成田山新勝寺ですが意外と詳しいことをご存知ない方も多いのではないでしょうか? できたのは西暦940年。参拝客の多さは昨年までは千葉県1位となっています。

成田山新勝寺には実はさまざまなエピソードや、イベント、歴史的 建造物などがあります。それを詳しくガイドしてくださるのが、成田ボランティアガイドの会の皆さんです。 とても人気の高いこのガイドですが、今回は、会長の大野吾一さんにお話を伺いました。

大野さんによりますと、参拝には年間1000万人以上、各種各様お年寄りから若い方までお越しになる。ボランティアガイドは10時から15時までやっています。。時間内は事務所に3人から5人いるのでご要望があればいつでもガイドします。声をかけてくださいということでした。

案内所は成田山の総門前の門前広場に面した成田山信徒会館内にあって、こちらにはガイド依頼以外にもいろいろな情報を求めてたくさんの方が立ち寄られるそうなんです。日本の文化をたくさんの方に知っていただくために英語でのガイドにも対応されているそうです。

実は大野さんは成田出身の方ではなく、成田のニュータウンに移り住んできている「新住民」なん出そうです。それが、かえって昔から住んでいる方よりも新鮮にいろいろ知りたいと思ったのがガイドになろうと思ったきっかけなのだそうです。6ヶ月ぐらい勉強してデビュー。ガイド終わりに「こんなに面白いところがあったのか、来て良かった」という声が多いそうです。今ではその声を聞くためにやっているようなものです。とお話しくださいました。

境内にはいくつもの建物があり、それぞれに物語がありますが、あまり知られていないことを教えてくださいとお願いしたところ、護摩焚きの話をしてくださいました。

「本堂で1日数回行われている護摩です。これは感動する。火をたいて太鼓がなり、声明(ショウミョウ)がミックスされてミステリアス。これ、誰でも参加ができるので見てみる価値はあります。

1日に5、6回。一番早いのは朝6時から午後は3時の回までだそうです。ここで、自分で納めた護摩木(ごまぎ)をたいていただくのもいいかもしれません。天気が良い時は、寺務所から本堂へ護摩だきに向かうお坊さんの列を見ることができます。

その他、表参道、広い境内、大きな公園もあります。旅行の帰り(成田空港への道すがら)時間があったから来てみたけど、ここが一番良かった、旅のハイライトになったという声もよくあります。」とのこと。

新勝寺の隣には成田山公園というところがあります。東京ドーム3個分の広さがあるこの大きな公園。滝があったり、公園内各所には松尾芭蕉や高浜虚子など著名な文人たちの句碑なども建っていて、当時の成田でも俳句や歌をたしなんでいた人々が多くいたという事を物語っているようです。じっくり、ゆっくり、時間をかけて訪れてみたいですね。

第25回 東庄町

2020/12/25 UP!

今回の取材は東庄町(とうのしょうまち)に行ってきました。JR成田線の下総橘駅からすぐのところにある廃校になった小学校 旧石出小学校を訪ねました。

人口減、高齢化など東庄町にも深刻な問題があります。この東庄町では、この町出身の有志の皆さんが集まって街を盛り上げ、さらに未来に繋いでいこうというアクションをしています。集まりの名前は「オンラア未来会議」。「オンラア」は「私たち」という 意味の地元のことばだそうです。

代表の柳堀裕太さんにお話を伺いました。

「東庄町には13,000人の人口がありますが2060年には5,500人ぐらいになる。このままだと次の世代が立ち行かなくなる。(そこで)今僕たちにできることをやろうと集まりました。今年の春に5つあった小学校が統廃合で1つになってしまって廃校となった1つの小学校(石出小学校)を(集まりの場所として)使わせてもらっている。僕らの時は全校生徒280人いたが最後は80人ぐらいだった。まさかそんなこと・・・人口減少がこうなっているとは思ってもいなかったので、びっくりしました。」

柳堀さんが卒業したのは今から25年ほど前でした。

実は柳堀さんは東京に4月までお住まいでした。東庄町になぜ戻ったのかを伺いました。

「この4月まで麻布十番に事務所を構えてC Mプランナーの仕事をしていた。今はこちらの住民として活動してみて、何の不自由もない。東京へは1時間半、成田へは45分、ご飯は美味しい、気候は温暖、人は優しい、お金使わなくても幸せになれる。東京の仕事もできる。 他にそんなところがあったら教えてほしい、ってとこですね(笑)」

そんな「オンラア未来会議」がドライブスルーイベントを企画されました。

旧石出小学校のグランドに屋台車両が並び、買い物に来た人は車のまま会場に入り、お店の前で止まって買い物をする。これですと密も避けられるし売る方も感染のリスクが大幅に減る。

実際にイベントにも顔を出してみたんですが、「よしもと千葉に住みます芸人」の「もぐもぐピーナッツ」さんも参加して、盛り上がっていました。近所の人に頼まれたなどで大量に買う方もいて、コミュニケーションも取りながら売る方も買う方も楽しんでいました。この形のイベントならコロナが収束した後でも継続できますね。

この辺りは畜産が盛んで、新鮮なモツが手に入るということで、イベント会場で「もつ鍋」をいただいてみました。美味しさにびっくりしました。この美味しさを普通に食べておられる東庄の皆さんが羨ましくなりました。

柳堀さんが代表の「オンラア未来会議」は、会員の会費と寄付で成り立っています。今後、新たな仲間を増やしていく計画もあるそうです。地元の出身ではなくても東庄町で楽しく一緒にできる人に出会っていきたいとお話しいただきました。楽しい街の雰囲気づくり、人づくり。東庄町の「オンラアみらい会議」応援したいと思います。

※オンラア未来会議 ドライブスルーイベントのレポートはこちらから。

なお、千葉県では現在、新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、不要不急の外出自粛要請が発表されています。お出かけは外出要請解除後にぜひお楽しみください。

第24回:千葉市

2020/12/18 UP!

今回は、千葉市で行われている文化的な活動に注目しましょう。千葉で活躍されている陶芸家の神谷紀雄さん現在80歳にお話を聞きました。焼き物のまち、栃木県益子のご出身で、25才の時に千葉市に越されてきて、それから55年、千葉市で作品を作り続けながら、県内の陶芸家を集めてグループをつくっていらっしゃいます。

神谷さんは、「千葉というと皆さん、文化度が低いとか芸術的に理解がない県とか言われる。これが寂しいし悔しい。ならば我々が文化度や芸術度を上げていかないといけないんじゃないかと。最初、日本で一番輝く県にしようと。仲間を集めるために「千葉はいいところだぞ!」と言い続けているんです。」と力強くおっしゃっていました。

陶器の陶、千葉の葉で陶葉会。伝統工芸陶葉会という名前はすんなり決まったそうです。出来てから16~17年になります。会員には日本伝統工芸展もしくは東日本工芸展に入選した千葉県に住んでいる人が入会できるそうです。会ができたら切磋琢磨するんですね。一人一人の成長が早くなったのだそうです。最初は6―7人の入選だったのが今では14−5に増えてきたというんです。神谷さんによりますと2桁以上の入選は千葉ぐらい。さらには入賞する人も出てきた。今では千葉県はすごいなと言われるようになtたそうです。今では毎年2人か3人ずつ(入賞者が)出ているんというからすごいですね。

神谷さんからリスナーの皆さんへのメッセージをいただいています。

「最初から焼き物や絵画が苦手だと決めないでほしい。触れてみて、何か感じて、面白い、変わっている、素敵だ、綺麗だなど心を動かす。それがないと本当の芸術はない。足を止めてもらえるような作品を作るのが、ものつくりには大事。デパートなどの展覧会などはやっているので、直に作品を見てもらうのが大事で、一人でも多くの方にまめに見ていただくのがものづくりにとってはしあわせだと思いますね」

3人集まれば文殊の知恵と言いますが、もっと多くの陶芸家の皆さんがが集まり、切磋琢磨しながらいい作品を作り、それが更なる芸術の土壌をつくっていく。まさにミンナノチカラ、文化の中にも感じました。

最後に窯を見せていただきました。昔は登り窯といって薪を燃やして焼いていましたが、今は電気やガスを主に使っているそうです。

第23回 浦安市

2020/12/11 UP!

今回は浦安市の取材です。

浦安市役所のすぐ近くにある浦安市郷土博物館・主任学芸員の林奈都子さんにお話を聞いています。

浦安市の歴史と博物館の成り立ちについて伺いました。

浦安は元々小さな漁師町。海苔と貝の町。この博物館は埋め立てで町が大きくなっていく反面きえていったその時代の町の姿を伝えるために建てられました。平成13年開館なのでちょうど20年になるところです、とのこと。

明治時代には浦安から東京まで連絡船が出ていた時期もありました。

昭和24年のキティ台風の高潮被害で町が水没したそうですが、大正時代の台風・高潮での被害を教訓に犠牲者は出なかったという、人々の結びつきが強い町。この博物館にはそんな佇まいを再現した区画があるんです。

足元の砂利には貝殻が混ざっており、漁村だったことを物語っています。

歩くとジャリジャリと音がする。これは現在の防犯砂利のヒントになったのかもしれません。

また、「これは残したいね」という家が8棟ほど移築されています。

そのうち4棟は文化財指定されているそうです。さらにそのうち1棟は千葉県の文化財指定になっています。映画やドラマの撮影に使いたいという話もくるそうで、訪れた方は、博物館に入られて建物を見ると「わぁー」と声をあげて驚かれるそうです。

また、浦安市内の小学4年生を対象にした海苔すき体験学習も行っていて、すでに20年。つまり10歳から30歳ぐらいまでの浦安市民はみんなやったことがあるということになりますね。こうやって地元に伝えていける文化があるのはいいことだと思います。

マンションが立ち並ぶイメージの浦安ですが、この郷土博物館に行くとタイムトリップした気分になれます。当時使われていた道具などがたくさん展示してあって詳しい説明もしていただけるそうなので、ぜひ一度お出かけになってみてはいかがでしょうか?

浦安市郷土博物館について詳しくはこちらから。

■浦安市郷土博物館:〒279‐0004 浦安市猫実1-2-7

第22回 酒々井町

2020/12/4 UP!

今回は、酒々井町に行ってきました!今回からDJ KOSAKUが応援部長として番組参加です。

酒々井はその名の通り、酒が出たという伝説の井戸が由来となっています。

そんな酒々井には300年以上続く飯沼本家という造り酒屋さんがあります。         名前を飯沼本家と言います。そちらの直系のご子孫で16代目当主になる予定の飯沼一喜さんにお話を伺ってきました。

飯沼本家は昔から町に貢献したいという気持ちが強く、当時の当主は町長をされたり、町役場の建物を寄贈したりしていたそうです。今では有志の市民団体の皆さんと新酒祭りというイベントを展開してます。新酒で盛り上がるイベント、今年はコロナ禍で中止。みんなで祝い、味わい、響き合うのが大事だとお話しいただきました。

飯沼本家がある場所は酒々井町の南側ですが、ちょっと酒々井の駅から遠いということで、線路沿いの飯沼本家の土地を提供して、総武本線に南酒々井という駅まで作ったそうです。近隣の皆さんはとても感謝しているそうですよ。

肝心のお酒の方ですが、

人気の甲子(きのえね)政宗 純米吟醸は、 とてもフルーティーな感じで、日本酒初心者でも飲みやすいお酒なんですね。「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2019 【最高金賞】」を受賞しているそうです。

飯沼さんはこんなこともお話しされています。

「酒文化創造企業としてのビジョンを持っている。酒の消費は1970年代をピークに下がってきている。どうしていくか?魅力的な商品を作ることはもちろん、もっと知ってもらう、ワクワクしてもらうということを提供していかないといけない。

酒を通して楽しい場を提供するというのが本質的には大事だと考えている。なのでそういったアクションをしてきたい。醸造だけでなく、地元の文化を作っていくということのようです。具体的には、2021年の5月ごろには300年続いた飯沼本家が代々住んでいた古民家を改装したレストランを開業予定。もっと、酒という世界を感じられる場を提供して行くとのことです。

あと、店内に飲めませんというボトルを見つけました。これは醸造でできた高濃度66%のエタノール。消毒、殺菌用です。コロナ禍ならではの製品です。こんなものも作られているんですね。

取材で伺った時は、広い庭で火を囲みながらゆったりと日本酒を楽しむ場所が提供されていました。

楽しみですね。

https://www.iinumahonke.co.jp/

町名の由来「酒の井伝説」 

2020/11/30 UP!

  • 「親孝行は週に2回」の中西悠理がご紹介しました「酒々井の由来、酒の井伝説」などの情報は、以下のHPでご覧いただけます。

https://www.town.shisui.chiba.jp/docs/2014021803876/

  • 最新の情報を必ずご確認ください
  • おでかけの際は、しっかり感染対策をとり、
  • また施設の周辺にお住まいの方へのお気遣いもお忘れなく!
  • 身近にある魅力的な場所へお出かけして、
  • 千葉の観光を応援していきましょう!
第21回 いすみ市

2020/11/27 UP!

今回はいすみ市の取材です。

いすみ市は大原を中心に広がる市で、太平洋の沖合には日本最大級の岩礁である器械根があり、イセエビの漁獲量では本家・伊勢を上回る年もある海の恵み豊かな土地です。

12月にはタコ漁が解禁になるそうです。タコは、実は東北の方の海で美味しいものをたくさん食べて冬に南に降りてくるんだそうです。 周辺ではイセエビも食べるからおいしいと言われる大原のタコ。一番美味しい時期を迎えと、港の朝市でもたこしゃぶが楽しめます。おいしそうですね。

美味しいものにたくさん出会えるいすみ市ですが、人口の減少や高齢化が課題になっている地域でもあります。平成17年の合併により「いすみ市」が誕生したのを機に、市内の若手商工業者を中心に地元について考えようという機運が高まりいすみ市では市役所と民間のN P O法人がうまく連動して、移住促進などに力を発揮しているそうなんです。どのような取り組みを行なってきているのか。取り組むことになった事情についていすみ市役所、水産商工課 移住・創業支援室の班長、土屋 佐津貴さんにお話伺いました。

土屋さんによりますと、10年ほど前に現市長の太田洋(おおたひろし)氏が提唱して始まったプロジェクトは、「これからどんどん移住を受け入れていこう」という内容のもの。最初は「移住」ということばもあまりしられていなかったものが、時間が経つにつれ徐々に理解が進んでいったそうです。

移住者の受け入れに当たって、N P O法人のいすみライフスタイル研究所という民間の団体と組んで活動をしているといういすみ市役所。「(民間の方は)行政では知り得ない情報の提供もしてくださる。不動産の情報・・・どこに空き家があって、そのお掃除をするとか間を繋ぎ手伝ってあげたりなど、いろいろしてくださっている。」とのこと。

実際に移住してきて、事業を始められた方も。

例えば「杢(もく)コーヒー」というお店は、まずは大原の港の朝市でコーヒーを出してファンづくりをしファンが増えてきたところで、市内に店を構えて、今では人気のカフェになっています。若い世代で米作り農家になった方や、その奥様で和菓子職人の方、また、ゲストハウスをやられる方も多くいらっしゃるとか。英語教室、写真屋さん、パン屋さん、民間図書室、チーズやさん、芸術家などさまざまな分野で若い方達が創業しているのというのは、その土地のエネルギーを感じますね。

さらに土屋さんの話は続きます。

「いすみ市には民間サークルで起業部というのがあって100人もの人がいて困ったことがあるとみんなで集まって話をしてます。行政ではなく、民間同士がアドバイスを出したりしているそうですよ。起業された皆さんは情報発信が上手。市を盛り上げようと、すごく話を繋いでくれる。活気のある方達が揃っているのをすごく感じています。」

いすみ市で起業すること、そしてそれを発信することで新しい仲間が増えていく。高齢化が進む社会の中で、人口減少に悩む地方都市にとって、いすみ市の在り方は大きなヒントになるのかもしれませんね。

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第20回 栄町

2020/11/20 UP!

今回は栄町の取材です。

ここでの特産品といえば人気が広まりつつある「どらまめ」ですね。今も龍神伝説が息づく栄町イメージキャラクターの「ドラム」にちなんだ名前なんだそうです。そのドラムも名前の由来はは龍神伝説のドラゴンから来ています。

        今日はこの「どらまめ」について取材をしてきました。

「どらまめ」を使ったカステラやロールケーキ、焼酎など加工品もたくさんあって、町全体で盛り上げようと頑張っていますよ。「どらまめ」は品種でいうと「黒大豆」。

綺麗でしよね。美味しそうです。この黒大豆の生産のきっかけは、減反政策があるそうなんですが、今では「どらまめオーナー制度」などもあり人気となっているんです。まずは「どらまめ」にたどり着くまでのいきさつについて、地元農家の野村さんにお話伺いました。

「元々は平成10年に米の転換から始まりました。最初は数名。黒大豆が作れると言うのがわかって、仲間を増やしていった。いろんな野菜を試してきたが土地にあったものを見極めるのは大変。うまくいかない時もあったが、だんだん広がっていった。5年ぐらいかけて広まって、これだったらいけるかもと言うことで、私の場合は、オーナー制度で作っています。枝豆の味を知ってもらって美味しいと認知してもらう、皆さんに喜んでもらえると思って使っております。」

取材したこの日も、上の写真でもわかる通り、畑のオーナーになっている方が熱心に枝豆を取っておられました。ところが、全部は取らないというんですね。その理由は、時期によって味が違うからなのだそうです。旬が3つあるそうで、10月上旬「はしり」爽やか。中旬から下旬は「さかり」一番のおすすめ。10月後半は「なごり」味が栗に似てくる(?)この地域の方しか食べてない。オーナー制度の皆さんは、自分のベストのタイミングで収穫しているそうです。野村さんが好きなのは「さかり」と「なごり」の間あたり、だそうです。11月中下旬ではこの緑の枝豆が黒くなっていくのだそうです。不思議ですね。

黒大豆といえば、丹波の黒大豆が有名ですが、栄町の皆さんはチャレンジャーでありたいと思っているそうです。

オーナー制度で枝豆を作られている方の9割が翌年も作りたいと申し込んでいるようなんです。9割というのはかなりの数字だと思います。旬の美味しさを感じるには、栄町で食べないといけませんね。(今年の旬は残念ながら過ぎてしまいましたが)もう今から来年が楽しみになってきました。

栄町ホームページ

のむら農園

第19回 大多喜町

2020/11/13 UP!

今回は、いすみ鉄道の本社がある大多喜駅で、社長の古竹孝一さんにお話を伺ってきました。いすみ鉄道は、1988年に国鉄の特定地方交通線の一つだった木原線を引き継いだ鉄道路線いすみ線を運営する、沿線自治体や民間企業が出資する第三セクター方式の鉄道事業者です。運行区間は、JR外房線の大原駅からいすみ鉄道・上総中野駅まで。最近では「自費で運転士になる人募集です」とか、「なのはな列車」「レストラン列車」などの話題で注目されています。

古竹社長は、いすみ鉄道が行った社長公募に応募されて、2018年から社長を務められています。

取材班は大多喜駅を訪れ、古竹社長に駅の近くのベンチでお話を伺うことにしました。とても気さくですが、エネルギーをとても感じる方です。

インタビューで「昨年・今年は経営に打撃があった」とお話くださった古竹社長。

「はっきり言ってしまえば、台風、豪雨、コロナなんです。台風の時は計画運休を初めてやった。5日間の運休は初めて。コロナは菜の花、桜の時期(に影響して)前年比90%マイナス。ガラガラの車内を見たときに、もしかしたら10年後の現実なのかもしれないと神様が教えてくれたのかも。今のうちに手を打っておきなさいと言われたような風に僕は捉えているんですけどね。」

とにかくポジティブ。列車を走らせること、地元の皆さんのために、続けていくためにはどんな手があるのか、いつも考えていると言います。

前職は香川県のタクシー会社の会長。今も時々帰ることがあるそうですが、学生時代に交通系の学校で勉強されていて、いずれは交通に関する仕事をしたいと思っていたそうです。

「就任後、公募で社長になったときに、最初はよそ者と言われた。でもよそ者だから変えられることもある。鉄道が存続する限り社長でいたいと心底思っている。覚悟は決めている。いすみ鉄道がみなさんの生活の中で「動いている」ことが安心になるようにしたい。」

強い決意を胸に地元でがんばる古竹社長ですが、新しいアイディアにも取り組んでいます。

「第3セクターの鉄道同士で鉄印帳・・御朱印集めみたいなもの・・というのも始めている。車両にはWI-FIもつけた。ワーケーションに適しているいすみ地域。いろんな意味でリノベーションみたいなことに携わっていけたらいいなと思ってます。」

とにかく、やれること、発信できること、沿線の皆さんの生活の一部として守り抜く、気合がすごいです。年を越して、コロナに負けず、菜の花が綺麗な時期になのはな列車を走らせて頂きたいですね。

いすみ鉄道ホームページはこちら

第18回 八街市

2020/11/6 UP!

今回は八街の落花生の魅力、そして買って住みたい街ランキングに首都圏で前年70位から26位に急浮上した理由などについて、北村新司 八街市長にお話を伺っています。

ちなみに、この八街という名前、八つの街と書きますが、明治新政府の政策で、江戸幕府の放牧地であった小金・佐倉地区の開拓、開墾が計画れて、その開墾順序に新しい地名が付けられた経緯があって、8番目の入植地として作られたので八街と命名されたそうなんです。まさに名前の通り8番目の街なんです。

落花生の産地として有名になりましたが、市長によりますと最初は千葉半立が入ったのだそうです。八街市の農家の95%が落花生を作っていた時期もあ利、平成19年に八街産落下氏という名前を商標登録したという事です.

ほかの産地との差別化を狙った。価値を高めたいという思いがあったそうです。

さらに落花生は健康食品として注目を浴びていて、市長は自分としてはゆで落花生を食べている。これで健康を維持しているのかなと思っているそうです。そのほかに、「実はしょうがの産地でもあり、その加工品として八街のしょうがを使ったジンジャエールを作っているのだそうです。年間12万本も出荷できるようになった。大変おいしいジンジャエールですのでよろしくお願いします。」とPR

また、また、買って住みたい町としてランキングに入っていて、物価の安さが関東首都圏で5位、地価も安い、高速道路などのアクセスもよく、人口当たりのスーパーの数も多い。地元産のおいしい野菜をすぐ買える。民間施設でドギーズアイランドという犬とともに過ごせる施設がある。関東では一番の施設ではないかと思っている。と魅力を語る市長。

落花生の町から住み良い街へさらに進化を感じる八街市です。

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