2020/10/2 UP!
実りの秋の今回は、米ドコロとしても有名な千葉県の中でも、ブランド米として知られる多古米の町、「多古町」を訪ねました。
多古町といえば多古米と言われるぐらい、多古町のお米は有名で、千葉県を代表するブランド米と言えると思うんですが、多古米はなぜ美味しいのか、そしてどんな評価を受けているのか、多古町産業経済課農業振興係の篠塚信秀さんに伺いました。

多古町あたりは昔は海であったと言われていて、その時蓄積したミネラルが多く 含まれる粘土質の土が米作りに適しているのでは?というお話しなんですが、それだけでなく米農家さんの多くがチバエコ農産物認証をとって、消費者の方に安心安全なお米を届けようと努力しているほか、毎年「多古米グランプリ」というイベントを行なって、切磋琢磨してみんなで美味しいお米を生産しているそうです。減農薬、減化学肥料に皆さん努めていて、安心、安全なお米作りを目指しています。
今年の「多古米グランプリ」も10/4におこなわれます。


そして、気になる今年のお米の出来について、長年多古米を生産している五木田繁さんにも伺いました。

7月に日照が少なかったそうですが8月に盛り返して今年も美味しいお米ができたそうです。新米はすでに「道の駅多古~あじさい館」でも販売されています。多古米をみかけたらぜひお手に取って、味わってみてくださいね!
2020/9/25 UP!
今回は、山武市の松下浩明市長のお時間をいただけるということで、成東にある山武市役所にいってきました。

本須賀海岸海水浴場が今年も「ブルーフラッグ認証」を取得したということでやってきましたが、、、

「ブルーフラッグ認証」って、みなさんご存知でしょうか?
「ブルーフラッグ認証」とは、環境NPO/NGOの国際環境教育基金(英語版) (FEE)による厳しい基準を満たした、砂浜、ヨットハーバー、持続可能な船観光事業などに対して贈る国際的な認証のことを指します。 日本での証をする特定非営利法人FEE JAPNのホームページによると 「ブルーフラッグ」は、ビーチ、マリーナの国際環境認証で、「水質」「環境マネジメント」「環境教育」「安全とサービス」についての基準を達成することによって与えられます。認証されると、その年の海水浴シーズンにブルーフラッグの掲揚が認められます。(ブルーフラッグをたててよい、ということですね)
ブルーフラッグ取得の基準を達成することによって、ビーチやマリーナの所在する周辺地域が持続可能な発展を目指せるとされていて、現在、世界45か国、4500か所以上のビーチがこの認証を取得しています。日本では4つのビーチが取得。山武市の本須賀海岸は、日本で3か所目、千葉県では初めて、昨年2019年に認証を取得しました。「ブルーフラッグ認証」は一度とればよいということものではなく、毎年その基準を満たし、取得しなくてはなりませんが、残念ながら海水浴場が開設されなかった今年もしっかり取得されたそうです。
本須賀海岸は広くて長い海岸、遠浅が特徴。この広い海水浴場がブルーフラッグを取得するのはかなり大変なことではないかと思いますが、松下浩明市長によりますと、、、

山武市ではビーチにゴミ箱を置かない、というのがひとつの特徴なんだそうです。最初はゴミ箱を置かなくて大丈夫なのかと心配されたといいますが、しっかりと基準を達成できた。ごみ箱を置かなくてもきれいな海岸を維持できるというのは、つまりごみの持ち帰りや清掃活動が徹底していることを意味しています。「もともときれいなところをわざわざ汚す人はいない。ごみも捨てずらくなるんですよ。」とおっしゃる市長は、千葉県が力をいれている「トイレをきれいに!」についても、「来年にむけて海岸に新しいトイレの建設をすすめている」と教えてくださいました。

山武市では環境に対する考え方が浸透していて、ブルーフラッグ認証以外にも、二酸化炭素排出を少なくしていこうという「ゼロ・カーボンシティー」・・・2050年までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロにしていこうという宣言も県内の自治体としては最初に行いました。
山武市には海辺の自然だけでなく、「成東・東金食虫植物群落」という大正9年に日本で初めての天然記念物に指定された食虫植物と湿原植物の群生地もあるんです。海にも陸にも貴重な自然があって、山武市の皆さんには環境を守っていくという意識が根付いているのかもしれませんね。


ビーチフラッグ認証に取り組むことによって、以前のビーチの活気を取り戻したいと語ってくださった松下市長。ふるさとへの愛と環境に対しての強い思いが伝わってきました。お忙しい中おこたえいただき、ありがとうございました!
市民、マリンレジャーを楽しみに海岸を訪れる方、行政、、、ミンナノチカラが集まることで保たれている山武市の美しい環境。「環境を守る」ことは、誰か一人だけの力ではできないことを改めて感じた取材でした。毎年大体12月頃からシーズンがスタートする国道126号「ストロベリーロード」のいちごもおすすめだそうですよ。ぜひおでかけください。
2020/9/18 UP!
今回の取材先は、君津市役所。
お忙しい中、石井宏子市長が市のマスコットキャラクターのきみぴょんと一緒に迎えて下さいました。ありがとうございます!

君津というと、木更津、君津、富津というように内房の海岸沿いのイメージがあると思います。また、製鉄の町というイメージをお持ちの方も多いでしょう。日本の高度成長を支えた製鉄の町である臨海部。一方、内陸には房総丘陵の豊かな自然が広がっていて、まさしく風光明媚なんですね。最近ではジブリの作品に出てきそうな風景だとして「濃溝の滝」が人気になっています。また、鹿野山展望台からの「九十九谷」の眺望も素晴らしいのだそうです。房総の山々がつらなって、まるで墨絵の世界。冬の寒い朝には「雲海」が広がって、そこから上る日の出は幻想的で最高だそうですよ!

そして今回石井市長が熱く語ってくれたもうひとつが、「君津は美味しい水の里である」こと。JR久留里線の終点、久留里駅があるこの地区では、清澄・三石山系の山林に降った雨が天然の地層を通る事でろ過され、地下水脈を通ってきた豊富な地下水が、春夏秋冬、24時間、自噴井戸よりこんこんと湧き出ているのだそうです。この水は、「生きた水・久留里」として、千葉県で唯一「平成の名水百選」に選ばれている名水で、とても美味しいそうなんですね。

久留里観光交流センター前水汲み広場のほか、ご厚意で一般開放されている井戸が5か所あり、市内外から多くの人が水を汲みに訪れています。
美味しい水と美味しいお米があれば、できるものは美味しいお酒!

市長のお話によると、市内には6蔵の酒蔵があり、江戸時代から酒が造られているそうです。伝統産品である日本酒をはじめとした地酒のPRと消費拡大、さらには酒造、酒づくりという市の伝統文化を継承するために、「きみつの地酒で乾杯を推進する条例」も制定されています。これは食事会等での最初の乾杯のときに、「きみつの地酒」を使っていただくことを推進するもの。今は時勢柄大人数での乾杯は難しいかもしれないが、ぜひご家庭でも「きみつの地酒」を召し上がってほしいとのことでした。面白い取り組みですね。
また、市内の酒蔵では、伝統的な技術を継承した酒造りのほか、新たな商品として、焼酎や発泡清酒、甘酒、ウイスキーなど、それぞれ蔵で工夫を凝らした様々な取り組みを行っているそうで、できたばかりのウィスキーを見せていただきました。

日本酒だけでなく洋酒も作っているとは知りませんでした。飲み比べを楽しみたいですね。
井戸の話がありますが、君津が発祥の「上総掘り」という掘り方があります。明治時代に、竹から作られた「竹ヒゴ」と、水車のような「ヒゴ車」を使って掘る画期的な工法として生み出され他ものです。井戸水は生活用水のほか、田畑の農業用水としても利用されており、君津市が生産量日本一を誇るカラーの栽培にも使われています。また、少ない人力で深く掘ることができるため、水不足に悩む東南アジアやアフリカの地域でも、その技術が生かされているそうですよ。昔からのすごい技術なんですね。
久留里地区で一般開放されているそれぞれの井戸は、井戸がある各自治会や観光協会等で管理、定期的に掃除や、設備の維持補修、水質検査を しているので、安心して飲むことができます。わざわざ遠方からいらっしゃるとか。井戸に関わる人たちが、みんなで「生きた水・久留里」を守っています。
「名水」「地酒」「井戸」と自然の恵み豊かな君津の魅力をお話しいただきましたが、これからは紅葉のシーズンです。亀山湖近辺の紅葉は水面に写って美しさが倍増するそうなので、お出かけになってみてはいかがですか?
2020/9/11 UP!
今回の取材は、船橋アンデルセン公園に伺いました。

インターネットのお出かけ情報サイト、トリップアドバイザーの「世界の人気観光スポットテーマパーク部門」で東京ディズニーランド、東京ディズニーシーに次ぐ日本国内3位。そして今年初めて発表されたオリコン顧客満足度 調査のテーマパーク部門ランキングでは東日本で4位と国内外で高い評価を受けています。

年間来場者数は約90万人。名所として房総の魅力500選に選定されているんです。元々は船橋ワンパク王国という名前の公園でしたが、船橋市がデンマークのオーデンセ市と姉妹提携を結んだことで、記念として、そのオーデンセ出身の童話作家、アンデルセンの名前をとって船橋アンデルセン公園になったそうです。


東京ドームおよそ8個分の敷地面積が5つのゾーンに分かれていますが、なにか呼び物になる大きなアトラクションがあるわけではありません。実際、開園当時に比べると入園者の数が落ち込んだ時期もあったそうですが、今回は、現在の人気を取り戻した立役者でもある、園長の細谷順子さんにお話を伺ってきました。細谷園長はもともとは船橋市から出向という形でこられたそうです。赴任した当初、少しさびしさをかんじた細谷園長、ご自身の記憶の中にあったこの公園の活気をまた取り戻したいと、考えられたそうです。

とにかく、お花が好きという園長。「緑の多い公園」から「花の多い公園」へしたいと思い、今までの慣習にとらわれず、地元の造園業者、そして全国の造園業者や花関係の会社などに出向いて、説明をして協力を訴えました。そしてお話の中では、植えている花のこだわりについては「写真を撮られる方が非常に多いので、同じ時期に来たときに同じ場所で写真を撮っても同じ花が映らないように配置や色やデザイン、花の種類を考えている。これは、譲れないこだわり。妥協はしたくない。暑い夏や寒い冬は 花が少なくなるが、園芸会社などにいろいろ新しい種類を提案してもらっています。そして、毎年少しづつテストしているので、テストに合格したら次の年採用されてたくさん植える。常に花の情勢は動いているんですよ。ここにあった花は来年はここにはありませんよ。」とおっしゃっています。
取材した日はかなり暑かったのですが、元気に咲いていたひまわりを接写している方もいらっしゃいました。炎天下の公園で、家族の記念写真を撮られている方、パソコンの背景画像として景色を撮られている方などさまざまな方が撮影を楽しんでいる姿がみられ、お話を伺うと、もうすでに何回もこられていて、その方のお気に入りのスポットがあるようなんです。「来るたびに違う表情の花の写真が撮れる」といっておられた方も。園長の狙い、バッチリですね。

園内にはほかにもクラフト体験ができるエリアや

中にはジブリっぽい建物も。

また 身体を動かしたい方のためのコースや、創作体験ができる子供美術館、小さなお子さん向けのスペースなど、さまざまな楽しみ方ができる「ふなばしアンデルセン公園」は雨の日でも楽しめる屋内でのコースもあり、来園された方がそれぞれにそれぞれの過ごし方を見つけられます。「また来たくなる公園」として評価が高いのもわかります。



細谷園長の花への想い、そしてスタッフの皆さんのきめ細かいお仕事で船橋アンデルセン公園の魅力はさらに大きくなっていきます。いろんな花との出会いにぜひ、訪れてみて下さい。
※新型コロナウィルス感染症拡大対策のため、休止しているエリアやアトラクションなどがある場合があります。営業時間など詳しくはこちらからご確認のうえお出かけいただくと安心です。
2020/9/4 UP!

今回は銚子の取材です。犬吠埼灯台のすぐ隣にある商業施設「INUBOW TERASU TERRACE(犬吠テラステラス)にチーバくんを連れていってきました。

こちらの店の中には、銚子のいろんな名産品や、こだわりの品々が揃っていて、この品数だけでも楽しいんです。




銚子には伝統産品から水揚げ量日本一を誇る水産物、その加工品、さらに農作物などさまざまな名物がありますが、それらを一堂に集めて多くのみなさんに知っていただきたいとつくられた「犬吠テラステラス」。
そして、さすが犬吠!灯台グッズもたくさん並んでました。


昨年にオープンしたこの施設を館長の石束裕行さんにご案内いただきながら、ぐるっとみてきました。
この施設の2階にはお店だけでなく、気持ち良さそうなネットでできている休憩コーナーがあり、この上でハンモックのように浮遊感を楽しみながら目の前の雄大な太平洋を楽しむこともできるんです。南向いているので日当たりもバッチリ!しかもエアコンが効いているので快適!



中には、かわいい人形を連れて写真を撮られている方もいらっしゃいました。お許しいただいて、撮影してみました。素敵ですねぇ。

世界灯台100選にも選ばれている犬吠埼灯台。年始の初日の出の賑わいはみなさんご存知だと思います。それ以外の季節でも、とても素敵で、ゆったりとした気持ちになることができそうです。感染症対策に気をつけながら、ぜひ、お出かけになってみて下さい。犬吠テラステラスの中にあるパン屋さんも美味しいですよ。
銚子の魅力を存分に確かめられる新しいコンセプトの商業施設。さらに情報発信の拠点として盛り上がりが期待されますね。
館長の石束裕行さんとお店のスタッフの皆さん ありがとうございました。

所在地:〒288-0012 千葉県銚子市犬吠埼9575−2
犬吠テラステラスについて詳しくはこちら
2020/8/28 UP!
今回のミンナノチカラ~CHIBA~は旭市を取材しました。
旭市は農業が大変に盛んなところで、市町村別農業産出額は千葉県で1位。全国でも6位なんです。その旭市で、野菜や牛肉、豚肉といった地元の食材をふんだんに使った料理を出すレストランが人気になっています。
レストランの名前は「Kitchen TSU・NA・GU キッチンツナグ」です。

オーナーのお名前が豊田維(とよだつなぐ)さんとおっしゃいます。とてもきさくにお話ししてくださいました。

維さんは料理人としてのキャリアを東京のレストランでスタートします。そこで修行し、実力もついてきて、「さあこれから面白くなるぞ」というときに、旭でレストランを営んでいたご両親から突然「引退するので継がないならこちらの店は締める」と連絡がきます。「いつかは故郷に戻ろう」とは思っていたものの、いささか早すぎるタイミングに戸惑いを感じながらも、維さんは旭に戻ることを決めたそうです。
故郷を離れて数年が経ち、地元の友人とも疎遠になっていた中、お父さまからも「自分で思うようにやったほうがいい。必要ならアドバイスはするから」と言われ、まさにゼロからのスタートとなった維さん。「まずは地元の食材を知ることから始めよう」と生産者の方を訪ね歩き、出会いの中から旭の食材の魅力を発見していきます。
「旭には特別の名産があったりするわけではないけど、どれも平均点が高い。作られている皆さんの話、ものを見るよりも話を聞くほうが早い。
おいしいポイントをもちろん知っているので教えていただくことで、料理のヒントになる。生産者の話が宝。」
そんな風に地元に根を張っていった維さん、いまでは「どこ産の何、とかではなくて、あの生産者さんが作るものが使いたい。ご縁とかフットワークで集めれば必ずおいしいものが必ず手に入る。生産者には毎日誰かしらに会う。野菜、魚、米どころでもある旭。旭のテロワール(土地、地域)で食材をそろえられることはいいことだと思っている」ともおっしゃっていました。
豊田さんのレストラン「 Kitchen TSU・NA・GUキッチンツナグ」は、実は旭市内にある国保旭中央病院の建物の中にあるのですが、落ち着いた雰囲気で病院の中であることを忘れるような佇まい。外から直接お店に入れる工夫もされていて、遠方からわざわざ食べに来る方も多いそうです。病院のスタッフさんや患者さんにもとても好評なのだとか。

料理のテクニックも必要ですが、いかに地元の旭の食材を臨機応変に使っておいしものを作るか?これが楽しいとおっしゃいます。おいしいシソの葉を農家さんがたくさん持ってきてくれたら、バジルのかわりにパスタに使ってみようとアレンジする。。。旭の食材のパワーを毎日引き出してくれる豊田さん、今では旭でのレストラン経営はやりがいを本当に実感していると笑顔でお話しくださいました。
取材スタッフ、今回はハンバーガーおいしくいただきました。ケーキもおいしいそう!


同じ世代の料理人や生産者の方と一緒にイベントなども行っている維さん。これからもまわりにいらっしゃるミンナノチカラで旭の豊かな食材と魅力を発信しつづけてくれるでしょう!
※KITCHEN TSUNAGUのホームページはこちら。
2020/8/26 UP!
- 本日ご紹介しました「ジェラートショップ・ホームオブマザーズ」などの情報は、以下のHPでご覧いただけます。

https://www.home-of-mothers.jp/

- 営業時間など、最新の情報を必ずご確認ください
- おでかけの際は、しっかり感染対策をとり、
- また施設の周辺にお住まいの方へのお気遣いもお忘れなく!
- 身近にある魅力的な場所へお出かけして、
- 千葉の観光を応援していきましょう!
2020/8/21 UP!
御宿町での取材でした。今までは、直接ものを作られたり、作業されていたりしてらっしゃる皆さんの声を紹介してきましたが、今回は、御宿をはじめこの地域の皆さんの力を集めて新たな形、新たな力に変えていく、そんな仕事をしている方にお話を伺いました。
オール・ニッポン・レノベーションの代表で、インターネットのサイト、わかしおマルシェの運営をされている富樫泰良さんです。

東京出身の富樫さんですが、子供の頃から御宿と縁があり、何度も子供の頃にこの地を訪れていて、大好きになったのだそうです。
この地で、サーフボードや自転車のレンタルなどの事業を始めて間もなく、新型コロナウィルスの感染が日本を襲いました。そこで、外房の魅力を発信するサイトを作り、そこでおいしいものを買うことができるようにしました。そして、地元の猟師さんや海鮮を扱う店などに直接出向いて説明を始めたのだそうです。大きなネットサイトもショッピングモールも数多くある中で、熱心に足を運んで説明する富樫さんの思いに賛同した地元の皆さんが徐々に賛同し、参加し始めます。さらに、コロナの状況が厳しくなり、緊急事態宣言などで、人々の動きが完全に止まってしまった時、いろんなところから声がかかるようになりました。いいものがあるけど御宿や大原に人が来てくれない。だから物が売れない。どうしたらいいのか?海鮮だけでなく、フルーツや野菜農家など他業者も興味を持つようになってきました。
今回のコロナ禍は、作る方も売る方もかつて経験したことの無い不測の事態です。丁寧に作業を続けながら、今、御宿をはじめとする業者の皆さんとの絆が深まりつつあります。
放送では紹介できませんでしたが、富樫さんと、取引のある海鮮土産ものの店に立ち寄りました。


地元ではかなり有名はお店です。富樫さんはこの店にも直接話をしに出かけ、このお店の代表はその思いに感心したそうです。もちろん商売のためだけれど、この地の魅力をしっかりと発信していきたいという思いがよく伝わった。売り上げもしっかりしてきているので感謝もしているとお話しされていました。足を運んでしっかりとコミュニケーションをとり、発信し切れていない魅力とは何か?必要な工夫は何か、考えるのだそうです。

販売サイトの知名度はこれからまだ広がる余地があります。そんな富樫さんをはじめとするわかしおマルシェのみなさん。まさにミンナノチカラなのでした。
2020/8/14 UP!
今回のミンナノチカラは佐倉市から。
取材で伺ったのは千葉県佐倉市飯野にある佐倉草ぶえの丘。その中にあるバラ園についてお話を伺ってきました。こちらにはバラの原種やオールドローズを中心に約1050種類2500株のバラが大切に育てられています。お話を伺ったのは夏でしたので咲いているところは見ることができなかったのですが、丁寧に手入れされているのを見て、これは咲いているところをぜひ見てみたいと思いました。これだけの種類があるとかなりが大変なのはわかるのですが、基本ボランティアの皆さんが作業をされているというのだからさらに驚きました。年間で延べ3400人もの方が作業をされているんです。

この写真はホームページから引用しています。(夏には花が咲いていなかったので)
NPOバラ文化研究所は、草ぶえの丘バラ園を2006年に開園以来、一貫してヘリテージローズ(原種・オールドローズ)の収集・保存及びバラ文化の啓蒙、普及を目的として活動していて、園内のバラはこちらから佐倉市に寄贈されたものなのだそうです。
今回はNPOバラ文化研究所の代表の前原克彦さんにお話を伺いました。

私達がバラと聞いて想像する赤くて大きな感じのバラは、品種改良でつくられたものなのだそうです。元々バラというのは小さな可愛い花を咲かせるもので香りも高いそうです。そういった種類のルーツとなる原種を、いわば生きたまま保存しているのがここ 草ぶえの丘バラ園。その長年の活動が評価されて、平成26年にアメリカのグレート ローザリアンズ オブ ザ ワールド プログラム(The Great Rosarians of the World Program)から殿堂入りバラ園の表彰を受け、平成27年には世界バラ会連合から優秀庭園賞を受賞されたそうです。これはアジアではここだけという大変名誉なことであり、評価されていることが分かりますね。
オールドローズの魅力、これは現物を見てみないと伝わらないものだと思います。ぜひ一度ご覧になってみてください。
2020/8/7 UP!
今回は、袖ケ浦市 林 というところにある北川鶏園を訪ねました。お話を伺ったのは3代目社長の北川貴基さん。

こちらは昨年の台風で、鶏舎が倒壊するなどの被害がでてしまったそうです。

この上の写真の空き地にはもともと鶏舎が立っていました。例年とは違う方向からの強風で15ある鶏舎のうち4棟が倒壊。全部の鶏を救うことはできませんでしたが、従業員の皆さんの懸命な救出で一部を助けることができたそうです。休み返上で懸命の復帰作業が続いたそうです。その時に従業員の皆さんのぷりんセス・エッグへの気持ちの強さを改めて知ったと北川さんは振り返ります。現在は新たな鶏舎を立てる準備をしているということです。

こちらで作られている卵はぷりんせすエッグというもの。
この卵の存在を知ったのは、いろいろなこだわりのケーキ屋さんや老舗の料理屋さんから「ぷりんセス・エッグを使っている」と言われたことからなんです。
その卵の特徴といえば、とにかく 卵白が強い。ということは強いメレンゲが作れる。
ケーキだけではなく有名すき焼き店でも使われているそうです。
北川さんによりますと、袖ケ浦のこの土地は、強い鶏を育てるために必要な自然豊かな土地であり、なおかつ、 都内の飲食店にも新鮮な卵を届けられる利点がある。袖ケ浦の地の利を生かして、食のプロの期待に応えられる高品質の卵づくりを行っているということです。
このぷりんセス・エッグは、すでに多くの方に評価されています。農林水産大臣賞3年連続で受賞するなど実力は充分。北川社長、次の世代に受け継がれる100年の名産にしていきたいと考えていらっしゃいます。期待したいですね!こちらの卵は県内の房の駅で「房の卵」という名前でも販売しています。

現在は衛生上の観点から鶏舎での直接販売はしていません。袖ケ浦市の蔵波という場所には、ぷりんセス・エッグの自動販売機があります。新鮮な卵、ここでも買えますよ。
