2026/9/13 UP!
今週のベイエフエム / ザ・フリントストーンのゲストは、科学ジャーナリストの「柴田佳秀(しばた・よしひで)」さんです。
「柴田」さんは1965年、東京生まれ。東京農業大学卒業後、テレビ・ディレクターとして、「生きもの地球紀行」や「地球・ふしぎ大自然」などの自然番組を数多く手掛け、2005年からはフリーランスとして、本や雑誌の執筆、講演活動など、幅広く活動されています。
鳥の専門家で、特に都会に暮らす野鳥「都市鳥」の観察や研究を続けている柴田さんには、私、小尾がこの番組を担当して間もない2019年11月にベイエフエムのすぐ近くにある公園でロケを行ない、バードウォッチングの手ほどきを受けた野鳥観察の先生なんです。
そんな柴田さんが先頃、新しい本『鳥たちはなぜ都会を選んだのか〜都市鳥ウォッチング図鑑』を出されたということで、改めて、番組にお迎えすることになりました。
きょうは、都市鳥と言われる野鳥の実態や、なぜ都市という環境を選んで生きているのか、その背景についてもうかがいます。
☆写真:柴田佳秀、協力:山と渓谷社

表紙に注目! 象徴的な都市鳥
※新しい本『鳥たちはなぜ都会を選んだのか〜都市鳥ウォッチング図鑑』は、バード・ウォッチングの専門誌『BIRDER』に連載されている記事をまとめた本なんですよね。カラーのイラストがリアルで素敵ですね。
「表紙がいいんですよ。帯でちょっと隠れちゃってるけど、帯を取るといろいろ出てくるんですよ。ここに象徴的な鳥が並んでいます。人は僕ですけどね」

●柴田さんがいますね!
「街の中でバード・ウォッチングをしているというところですね。いちばん大きく描いているのが都会の、都市鳥の帝王というハシブトカラス。で、ツバメがやっぱり人のそばにいちばんいる鳥ですね。下にスズメがいて、横に最近、コンビニの鳥と言われているハクセキレイがいて、あと森の鳥が増えているので、シジュウカラとかエナガとか、上でイソヒヨドリが・・・」
●あ、鳴いていますね!
「で、ドバトをハヤブサが襲っていると、これはまさに象徴的なシーンですね」
●都会で、こんなに様々な鳥たちを見ることができるんですね!
「そうですね」
●柴田さんは都会に暮らす鳥、都市鳥の研究をされていますけれども、都市鳥に注目されるようになったのは、どうしてなんですか?
「子供の頃、小学校5年生から鳥を見ているんですけど、最初はやっぱり普通のバード・ウォッチングをして、珍しい鳥を見たり、きれいな鳥を見たりとか・・・あと1日に何種類見られるかとか、そういうことに興味を持ってやっていたんですけど、大学生の時かな・・・家の庭の戸袋のところにキジバトが巣を作ったんですよ。こんなとこに巣を作るんだなと思って観察していたら面白くなって・・・」
●都市鳥を観察するようになって、何年ぐらいになるんですか?
「だから40年ぐらい」
●すごいですね! 都市鳥の定義っていうのはあるんですか?
「都市鳥の定義っていうのは、あってないようなもので、いちおう都会の中で暮らしている鳥、都会の中でいろいろなものを利用して暮らしている鳥を都市鳥という呼び名にしています」
●都会といっても、ビルがあったり公園があったり、住宅街、雑木林とかいろいろあると思うんですけれども、環境的には多様ですよね。
「そうですね。そこに実はあやふやな部分があって、何を都市というのか、また都会というのは何というか難しい問題で、23区の山の手の中は大都会で異論はないと思うんですけど、例えば地方都市とかいろいろありますよね。
そういうところは意外と山が近かったりするから、山の鳥が都市部に出張に来たりすることもあるので、それを都市鳥というかどうかというのは判断が難しい。
もうひとつ、23区の中でも皇居とか明治神宮とか、すごく大きな森がありますよね。あれを都市環境と言うかというのは、いろいろ異論はあると思うんですけど、今回は都市の中にある緑ということで、人工的に作った緑ということで含めています」
●都市鳥といえる野鳥は、何種類ぐらい確認されているんですか?
「本当に純粋な、都市で暮らす鳥というのは大体50種類ぐらいです。その中の代表的な45種類を今回(本で)紹介しています」
都市鳥と、人と社会の変化

※柴田さんが観察を始めたころに比べると、都市鳥は増えているんでしょうか?
「増えた減ったって結構、難しいんですね。種類によっては増えているのもいるし、減っているのもいます。
よくスズメが増えたとか減ったとかって言いますよね。あれはスケールによって変わるので・・・スズメの場合は全国的に見ると減っているんです。それは資料統計とかそういうデータを使って調べると、1960年代とかに比べれば、激減しているというデータがあって、それで減っているって言われるんですけど、都心部に限ると実は今増えているんですね。
みなさんの減った増えたっていうのは、まさに印象なんです。それは自分の生活している範囲だけの話なので、そこはスケールが、分母が違っちゃうと変わるので、増えた減ったって判断が難しいんですね。ただ、種類で言うとやっぱり40年前に比べると、だいぶ(都市で)いろんな種類が見られるようになっています。
この都市鳥という言葉は1982年にできたんですけど、70年代から82年っていろんな鳥の動きが都市で見られるようになったんですね。その時に都市って生き物はいないんだよねという常識の中で見てたら、意外といろんな鳥がいるよねって気がついた人たちが何人かいて、その人たちが情報を集めようとして『都市鳥研究会』という、僕が今所属している研究会を1982年に作ったんです。

その頃、ほかの研究者から、スズメとカラスぐらいしかいないのに何を研究するのって言われたらしいんです。でも意外と調べてみるといろんな鳥がいるし、都市鳥研究会を作った人たちですら、想像できない鳥たちが結構現れ始めたという流れがあるんですね。
40年前ってそんな前じゃないような気がするんですけど、考えてみたら40年経ってんのかっていうのが最近の感想です」
●本当に(都市も)多様な環境ですから、今後10年とかで、さらにいろいろ変わっていきそうですね。
「そうですね。それで何で変わっていくかというと、ひとつに社会が変わっているんです。同じ都会、都市でも我々の生活の仕方がだいぶ40年前から変わっていますよね。街にいろんなものができたりとか、例えばここ(海浜幕張)も80年代は埋め立て地で空き地で、このビルもたぶんなかったと思うんです。
幕張メッセはできたぐらいで、空き地がいっぱいあって・・・僕は80年代から90年代ぐらいに、ここで調査をしたことがあるんですけど、ここにはいっぱい鳥がいたんですよ。シギやチドリとかコアジサシとか・・・。
千葉市の鳥のコアジサシはここにたくさんいて、僕が千葉市の鳥のコアジサシのプロモーション・ビデオをここで撮っているんです。そこのメッセとか、その辺の打瀬とかはコアジサシの繁殖地だったんですよ」

●そうですか。今はそれほどは見られない・・・?
「コアジサシは繁殖地がすごく少なくなって、今は絶滅危惧種です」
●変わってきちゃっていますね。
「だから人の振る舞いというか社会の構造の変化で、鳥たちは追い風になる時もあるし、向かい風になる時もあるんですね」
「コンビニの鳥」ハクセキレイ

※それでは、新しい本『鳥たちはなぜ都会を選んだのか〜都市鳥ウォッチング図鑑』の中から、いくつかピックアップしてお話をうかがっていきます。
ここ海浜幕張でもよく見かける「ハクセキレイ」という小型の野鳥、本では「コンビニの鳥」という表現をされています。それはどうしてなんですか?
「僕が命名したわけじゃないんです。コンビニの鳥ってなんで言うようになったか、SNSを見るとそう書いてあるんです(笑)。『#コンビニの鳥』とか、あと『駐車場の鳥』とかね。
おそらくコンビニの駐車場に行くと、白いテケテケ走る鳥がいて、みんな、何これ?って・・・で、逃げないのでスマホで写真を撮れるんですね。結構かわいいんですね。それでコンビニの鳥というふうなキャッチフレーズがついたらしいです」
●あのトコトコ歩いている小型の鳥ですよね。どんな習性の野鳥なんですか?
「セキレイの仲間ですね。セキレイと言うと、だいたい昔のイメージで言うと川にいる鳥というイメージがあって、それはキセキレイという鳥なんですけど、ハクセキレイはどちらかというと乾いたところでもいる鳥なので、街の中の環境でも結構柔軟にいろんなものを捕れるみたいですね。
で、面白いのは寝るところが繁華街なんですね。僕は千葉県の柏に住んでいるんですけど、柏のデパートの前の街路樹に500羽ぐらい寝ているんです。それもわざわざ人がいっぱいいるところで寝るんです。こうこうと電気が点いていて・・・」
●明るくて騒がしいですよね?
「そう、そういうところのほうがおそらくフクロウとかそういう天敵が来ないので・・・人は危害を加えないってわかっているんですね。
わかっているというより、今都会の人たちって生き物のセンサーが非常に鈍いので、生き物がいても気がつかない人たちがほとんどなんです。僕みたいな気がついちゃう人っていうのは、(彼らにとっては)非常に迷惑らしいんですけど・・・(笑)
ですから、どちらかというと人間がいても空気なんですね、鳥にとって。気にならないんですよ、関心を示さないから。ひとたび関心を示すとバッと逃げますから。だからそういった無関心のところをうまく利用しているのが、都市の鳥のひとつの特徴です」
野鳥界のアイドルが電線に!?
※野鳥界のアイドルといわれている「エナガ」も都心に進出しているんですね。もともとは森にいる野鳥ですよね?

「森の鳥で基本的に森がないところには、今でもいないです。だけど、それでも明治神宮とか孤立した大きな森に、かつてはいなかったんですが、今はいるようになって繁殖もしているんですよね。新宿御苑なんかも人がすぐいるところに巣があったりとかしています。郊外の都心部じゃなくて近くに山があるようなところの住宅街なんかも結構出てきます」
●そうなんですか!
「うちなんかもそうなんですけど、(本にも)書いてある通り、自宅で窓を開けて原稿を書いていたりすると、エナガが・・・“ジュリジュリジュリ”って鳴くんですけど、その声が聴こえてくるんです。
“あっ、エナガが来た!”って見に行くと、ちょうど今頃9月ぐらいだと、特に多くて、なんでなんだろうなと思ったら、サルスベリって木がありますよね。サルスベリにしかつかないカイガラムシっていう害虫がつくんです。
カイガラムシって小鳥が大好きなんです。なぜかというとカイガラムシの“カイガラ”って蝋物質なんですね。あれは脂質なんですよ、油なんです。で、すごくカロリーが高いんで(エナガが)大好きなんですね。それを狙ってくるんです。見ていると庭にあるサルスベリを(エナガが)点々としているんです。どっかでわかったんでしょうね」
●でも家のお庭で見られるようになるとはすごいですね。
「すごいですよね。びっくりしましたよ」
●森の中にいた鳥なのに!
「エナガが目線に・・・うちはマンションなんですが、電線にみんな並んだりとかして・・・(笑)」
●猛禽類のハヤブサが都市のビルに棲んでいるのは、どうしてなんですか?
「ハヤブサって、もともと崖の鳥なんですね。どういうところに多かったかというと、日本で崖があるところって結構、海岸線が多いんですね。なんで海岸線の崖にいるかというと、そこは獲物を獲るための見張り場です。
どういう鳥を獲るかというと、ハトとかヒヨドリとか、そういう鳥専門なんですね。そこで見張って、近くを飛んだやつをものすごいスピードで追っかけて獲るっていうのが、ハヤブサの生活の仕方なんですね。
そのやり方を実は都市でも応用できることに気がついちゃったハヤブサがいて、都市にはハトがいっぱいいますよね。あれがいちばんぴったりな獲物なので、それで崖と同じビルの上に留まって、近くでハトが飛んだらピューって(飛んで)獲る・・・ハヤブサは行動範囲がすごく広い鳥なので、神出鬼没なんですね。
だから必ずそのビルにいるってわけではなくて、駄目だったらどっかにいっちゃうんです。今けっこうタワー・マンションがあるところは(ハヤブサが)います」
(編集部注:柴田さんによると、猛禽類のハヤブサは海外でも同じように高いビルのある都市に暮らしているそうです。

また、本来はインド南部やスリランカに分布している大型の緑色のインコ、日本では外来種になる「ワカケホンセイ インコ」が東京以外にもロンドンやベルリン、LAなど世界の大都市に定着しているとか。
その理由として、これは柴田さんの仮説ですが、1970年代にインコを飼うブームが世界的にあり、逃げ出した個体が寒さにも強い性質があったため、繁殖したのではないかということでした。柴田さんの本には、このワカケホンセイ インコの解説も詳しく載っていますので、ぜひ読んでみてください)
注目株はイソヒヨドリ
※柴田さんが以前から注目している「イソヒヨドリ」。本の「はじめに」に写真も載っています。頭が青くて、胸から下がオレンジ色の綺麗な鳥ですよね。このイソヒヨドリ、「都市鳥研究の注目株」と書かれています。改めて、どんな鳥なのか、教えてください。

「名前からわかると思うんですけど、磯にいる鳥なんです。ヒヨドリという名前が付いていますけど、ヒヨドリではなくてヒタキの仲間なんですね。ちょっと見た目がヒヨドリっぽいので、磯にいるヒヨドリみたいな鳥で『イソヒヨドリ』という名前が付いて・・・(以前は)海辺に行かないと見られない鳥だったんですよ。海辺に行くと、いい声で鳴くんですね。海辺でイソヒヨドリの声を聴くと、“ああ~海辺に来たな”と思うんですね。
それが1990年ぐらいになって、特に大阪から始まったんですけど、海じゃないところにいるよねって、誰か気がついた人がいて、大阪でそういう傾向があって・・・“へえ~そうなの?”って。それからいろいろ調べ始めたら、だんだん“あれっ? うちのほうにもいる”と・・・神奈川が最初だったんですけど、うちのほうにもいてとかって、あと八王子とかも・・・今もう全然、海と関係ないようなところにいます」
●磯じゃないところに!
「だからもう磯でもないし、ヒヨドリでもない。“『ビルヒタキ』という名前にしよう!”(笑)とかっていう話になって・・・。
なんでなんだろうな~っていうのがまだわからないんですね。ここ15年ぐらいで特に内陸進出が顕著になって、今結構どこでもいる鳥で、いちばん多くいるのはニュータウンなんですよ」
●へえ〜!
「新線開発されたようなところの、つくばエクスプレスとか京葉高速鉄道とか、ああいうところの駅前のビルにいるんです」
●なぜなんですか? 新しいところが好きなんですか?
「そう! なぜかと言うと、崖にいたっていう理由がひとつあるんですけど、なんで崖にいたかと言うと、イソヒヨドリって縄張り意識がすごく強い鳥なんですね。イソヒヨドリってイソヒヨドリが嫌いなんですよ!ライバルだから。だから縄張りをがっちり守るんでいっぱい鳴くんですよ。
縄張りに侵入されないために宣伝のために鳴くのが、さえずりの重要なひとつなので、それをどこで鳴くかっていうと、いちばん高いところから鳴いたほうがいいですよね。それで崖の上で鳴くと効果的に“俺の縄張りだ!”っていう宣伝ができるので、その代わりをビルがしているんです」
●へえ〜!
「で、縄張りを守りやすいというひとつと、もうひとつ、イソヒヨドリの食べ物って虫なんですね。虫がいないとだめなんです。郊外ってビルはできているけど、まだ駐車場があったりとか空地があったりとか、まだ開発してないところに草地があるんですよね。そういうところの餌場はあるんです」
●なるほど!
「だから海岸と似たような環境を人間が作ってくれたんですね。森の中だとそれをできないので、ニュータウン開発したところをうまく見つけて・・・よくこういうのって、都市の鳥ってもともと棲んでいたところの環境が破壊されたから、引っ越して移住したっていう話をよくされるんだけど、きっとそんなことは全然なくて、そんな消極的な理由じゃないんですね。
今、海辺に行ってイソヒヨドリは普通にいるんですよ。じゃあ、あいつら何なんなのか? おそらく若い個体です」
●そうなんですか?
「たぶんもう磯がいっぱいなんですね、先住者で。そうすると巣立った子供たちはどうするかって言ったら、いろんな鳥もそうなんですけど、自分の新天地を求めて分散をするんです。渡りじゃなくて・・・。
そういったフロンティア・スピリットがあるやつがいて、おそらく昔からね。秋はイソヒヨドリっていろんなところ、全国の内陸のダムとかに出現しているってのは昔からあったんですね。
そういった鳥がどこかで、“あっ! ここはやっていけるんじゃないかな”、そこで生まれた子孫が、おそらく20年ぐらい前からそういう傾向があって、先駆者がいて、その子孫の子供たちが今度分散しますよね。
おそらく故郷はそういう環境の都市だから、隣の駅に行ってみようかと・・・そうするとライバルがいないから、そこでうまくいってまた子供が増えますよね。また子供がライバルになるので、そうすると人間が新線開発をしていったりとか・・・。あともうひとつ(イソヒヨドリが)よくいるのはショッピング・モールです」
●えええっ!
「ショッピング・モールはだいたいいます」
●そうなんですか?(笑)
「そういうところも満員になってきて、最近は都市の何でもないようなマンションにも現れ始めています」
●どんどん開拓していっているんですね!
「そうですね。それが手に取るように見えたので、もう注目株なんですよ」
●面白いですね!
都市鳥は「写し鏡」!?
※長年「都市鳥」を観察し、研究されてきて、今どんなことを感じていらっしゃいますか?
「鳥って都市というか人間の生活の写し鏡になっているなと思います」
●写し鏡?
「鳥の行動を見ていると、都市ってこういうふうに人間がやっていることの裏返しみたいなものになっているなというのは、非常に感じますよね。思いもよらぬことがよく起きるのが、都市鳥観察の面白さというか、感じることですね」

●では最後にこの本『鳥たちはなぜ都会を選んだのか 都市鳥ウォッチング図鑑』に込めた思いを聞かせてください。
「はい、ここに出てくる鳥たちって基本的にバード・ウォッチングをする人たちが喜ばない鳥なんですよ」
●喜ばない?
「はい、珍しくないから。カワセミとか、そういうのはみなさんは好きです。綺麗だからね。だけども、そうやって人のそばに棲んでいる鳥も、ちゃんと見ると実に面白いと思う。
で、もうひとつ面白いのは、わざわざバード・ウォッチングに行かなくてもいいんですよ。普段の生活で見られる鳥なので・・・。いちばんおすすめなのは、通勤通学の時に気をつけて、生き物センサーを少し研ぎ澄まして、“なんか鳴いているな”とヘッドホンを外して、鳴き声を・・・。
イソヒヨドリなんかすごく綺麗な声なので、“ああ~なんか全然聴いたことのない鳥が鳴いているな”とか、そういう感性を磨いて通勤をすると、1日1日違うんですね、その日その日で・・・。
1年かけると、また何年か経つと、“去年これ鳴いていたけど、今は鳴いてないな”とか“今年はなんかやたらハトが多いけど、何でなんだろうな?”って、そうふうに見てくると、自分の生活の中の、街の解像度がすごく上がるんです。
それってすごく人生が豊かになるので、ただぼ〜っと、苦痛の通勤だけども、そういったいろんな、今まで知らなかった情報が入ってくるので、絶対に人生が楽しくなります」
(編集部注:時間の関係でご紹介できなかったんですが、街中でもよく見かけていたスズメが、どうして減ってしまったのか、茂ったやぶを好むウグイスと、住宅地に残る空き家との関係、そして森にしかいないと思っていたフクロウが都市に進出してきた話なども柴田さんの新しい本に載っています)
☆この他の柴田佳秀さんのトークもご覧ください。
INFORMATION
柴田さんの最新作には全部で45種の都市鳥が、生態を見事に再現したリアルなイラストとともに、一種を見開き2ページで解説されています。生き物センサーを磨くためのきっかけになるかもしれません。おすすめです! 山と渓谷社から絶賛発売中。詳しくは出版社のサイトをご覧ください
◎山と渓谷社:https://www.yamakei.co.jp/products/2826230310.html
柴田さんのオフィシャルサイトもぜひ見てください。
◎https://shibalabo.eco.coocan.jp/






