三方を海に囲まれる房総半島に位置する千葉県。
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ミンナノチカラ~CHIBA~と連動したコーナー「YOU 遊 チバ」は2026年3月31日をもって終了いたしました。
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Every Fri. 18:45~18:59

たまねぎの名産地・白子 九十九里の潮風に育まれたブランド玉ねぎ「白子潮風ファーム」

2026/5/8 UP!

県内のおいしい野菜をこの番組ではいくつもご紹介していますが、今回はまさに今が旬の「玉ねぎ」です。玉ねぎといえば千葉県では白子町(しろこまち)が有名な産地ですね。

九十九里浜に面し、温暖な気候と、ミネラル豊富な土壌の条件が玉ねぎを育てるのに適しているということで、白子町で採れる玉ねぎは「白子たまねぎ」として知名度も年々アップしています。今回は、白子町で就農9年目となるご夫妻の挑戦をご紹介していきます。

九十九里南部に位置し、雄大な太平洋を望む白子町。この土地では、ブランド玉ねぎとして人気の「白子たまねぎ」が生産されていて、今まさに旬を迎えています。毎年5月には白子たまねぎ祭りが開催され、多くの人で賑わっています。その「白子たまねぎ」にこだわり抜き、玉ねぎ専門で農業を営んでいるのが「白子潮風ファーム」。美味しさも収穫量も両方大切にしながら、手間暇を惜しまずにつくられた玉ねぎの味は、肉厚でフルーツのように糖度が高くみずみずしいと評判なんです。まずは、「白子潮風ファーム」の代表 仲田吉範(なかだよしのり)さんの奥様 眞美子(まみこ)さんに、この地で就農のきっかけを伺いました。

仲田さん:主人は船橋市出身のサラリーマンだったんですね。何か別のことを始めたいっていうことで、山梨で農業法人なさってる菅原文太さんの農場の方に勤めまして、そこで農業を初めて知って、もっと深く自分で農業やりたいっていうことで、東金にある農業大学校の方に通わせていただいてそこで研修先として、白子町の農家さんを紹介していただきまして、そこで白子との縁ができまして、ここで玉ねぎを作ろうっていうことになりました。そこの農家さんがとてもよくしていただいて、農地ですね、それを貸してくれるように交渉していただいて、最初は少しずつだったんですけどお借りできて、農業を始めることができました。

菅原文太さんの農業法人は山梨県の明野(あけの)というところにある 竜土(りゅうど)自然農園おひさまの里というところで、菅原さん亡き後も今も農園として農業を続けているところ。そこに転職、思い切りましたね。

その後、仲田さんは、本格的に農業を学びたいということで、東金市にある「千葉県立農業大学校」に通いながら、白子町で研修をされました。そのご縁から、白子町で就農。違う町に研修に行っていたら、玉ねぎ農家にはならなかったかもしれないそうです。でも農家になれたからといって、すぐに成果が上がるというわけではありません。そこで、仲田さんご夫妻、ある方に相談に行きました。

仲田さん2:葉たまねぎという作物、これも白子の名産なんですが、そこで最優秀賞を5年連続で取られてる、もう名人、神様みたいな方がいらっしゃって、教えを乞いに行きまして、快く教えていただいて、追いつきたくて追い越したくて努力しまして、やっと初めて最優秀を取らせていただいて、名人にとても喜んでいただいて本当に嬉しかった記憶があります。玉ねぎを栽培する以外には畑はやっていない休耕をしてる状態なんですが、そのときに緑肥を撒いて、土にすき込んで育てて、土にすき込んで土作りをしています。当時は、周りでやってる方は少なかったんですが、今ではやられる方も増えてきてます。

追いつけ追い越せという前向きな気持ちが嬉しかったんでしょうね。

仲田さんは、葉たまねぎで評価され、JA長生での品評会で、2021年と2024年には最優秀賞。さらに「白子たまねぎ」生産にも力が入っていき、2023年2024年に連続して品質優良賞を獲得されています。大変研究熱心な方で、毎年毎年新しい方法にチャレンジ。うまくいったことは採用して、さらに美味しい「白子たまねぎ」を作っていくようになりました。

「白子潮風ファーム」の仲田さんご夫妻の玉ねぎ作り。美味しい玉ねぎの特徴と、美味しくいただくコツを教えていただきました。

仲田さん:5月から白子では、ソニックという品種を主に作っているところが多いんですが、この品種の特徴としては大きくて肉厚で、瑞々しい。辛味が少なくて甘いっていう特徴があります。農家からのお願いなんですが、スライスされて食べると思うんですが、水にはさらさずに、そのまま召し上がっていただきたいなっていうのが栄養も逃げないし、美味しい甘みも強く感じられるので、美味しいかと思います。スライスしていただいて、そのままお皿の上に置いてもらって、しばらく置いていただくと、辛味は抜けると思います。

スタジオでもいただきました。

オニオンスライス、そしてもう一つ、眞美子さんに教えていただいたのがこちら。絶品、白子たまねぎに上から十字に切れ目を入れてそこにバターを挟み込みレンジで加熱。

白子町では毎年5月、今年は、あさって5月10日日曜日に「白子たまねぎ祭り(しらこたまねぎまつり)」が開催されます。場所は白子自然公園施設内古所海岸前(ふるところかいがんまえ)広場で、午前9時から午後3時までです。玉ねぎの販売はもちろん、キッチンカーによる「玉ねぎグルメ」もたくさん味わえるそうです。最後に仲田さんにこれからの白子町の玉ねぎ作りへの想いを伺いました。

仲田さん:5月中は、各農家さんで玉ねぎ狩りを行ってて、畑で掘る体験もできます。うちもちろん、うちでも行っていますのでぜひいらしてください。最初に始めた頃は人数も少なかったんですが、だんだん徐々に徐々に増えて、リピーターさんも毎年毎年来ていただけるお客様いるので楽しみになってます。毎年、実はご多分に洩れず白子の玉ねぎ農家さんも高齢化していましてあと5年ぐらいで半減してしまうのではっていうのもあるんですが、私の肌感覚で、このところ、新規の農家さんも、全くやったことのない農家さんが増えてきてるなっていうのは感じています。私達が白子の玉ねぎを守っていければなっていうのは、思っています。それでお客様に美味しい玉ねぎをたくさん食べていただきたい、喜んでいただきたいなと思います。

玉ねぎ狩りってなんか無心になってやってしまいます。ジャガイモやさつまいもよりも大きいものもあるから掘りごたえがありますよ!

5月は白子町のあちこちで「玉ねぎ狩り」ののぼり旗が出ています。事前に予約が必要なところもありますので、詳しくは白子町のホームページでご確認下さい。  

新玉ねぎは今の時期だけのものですから、ぜひ召し上がっていただきたいと思います。

仲田さんご夫婦の今後の目標は、白子たまねぎのブランドを底上げすること、そして新規就農者が根付くための土台づくりを担うことです。ご自身がそうしてもらったように、先輩就農者として後輩が農業をしやすい、続けやすい環境をつくり、白子の玉ねぎを守ってさらに広げていきたいと語ってくださいました。白子潮風ファームは主にインスタグラムで情報発信をしています。

白子町のホームページと併せてぜひご覧ください。

インスタグラム   https://www.instagram.com/shirako_shiokazefarm_onion/

白子町      https://www.town.shirako.lg.jp/

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