2026/5/29 UP!
初夏の気持ちいい日々が続いています。フルーツが美味しい季節になってきましたね。
千葉県はさまざまなフルーツが栽培されていています。
今回は、1909年(明治42年)から続く、皇室献上の歴史を持つ南房総の名産品、房州びわ。その生産者をご紹介します。

一年を通して温暖な海洋性気候を活かし、様々なフルーツが生産される南房総市。中でもビワは全国屈指の産地となっていて、例年、「房州びわ」の皇室への献上が行われるなど、この地を代表するフルーツとなっています。「房州びわ」は1751年ごろに南房総市(旧富浦町)で始められたと言われており、270年以上の歴史があります。傷つきやすいびわを東京に運ぶには有利な場所だったことから、栽培が盛んになりました。主に南向きの斜面で育てることが多く、千葉県は全国2位の産出額を誇っているんです。
今回ご紹介するのは、そんな房州びわを栽培する農園のひとつ「よぜむファーム」。まずは、農園を営む山木こずえさんによぜむファームの特徴を伺いました。

山木さん:よぜむファームはビワとイチジクをメインにした小さな果樹農家です。ビワは初夏の大体、5月末から6月中旬ぐらいまでで、イチジクは、8月後半から10月いっぱいぐらいまでやってまして、今収穫期でちょっとめいっぱい忙しい状況です。農業のほかにカフェをやっていまして、自分で作ったビワやイチジクをスイーツとして加工して出したりしてます。そうですねビワは結構加工が難しいんですけれど、基本的にイチオシなのは、ビワゼリー、あとジャムにして販売してます。
栽培だけではなく、加工もやっているんですね。ビワは育てるのに大変手がかることで有名。山や丘の斜面に木があることが多くて、手入れも、梯子や脚立をかけての作業が多いのです。
もともと山木さんのお祖父さまがビワ農家で、今のよぜむファームがあるところが先祖代々の土地と畑だそうです。実は、山木さんは数年前まで東京でOLをされていたそうなんですが、一体なぜ、ビワ農家を継ぐことになったのでしょうか?

山木さん:東京都とこっちで、実家で二拠点をしてたんですが、一度、祖父が持っていたビワ山を1年間管理することになって、実際に作り始めて、いざ出荷というか、販売ってなった時、出来上がったビワが、めちゃめちゃ美味しくて。なんかこう、今まで絶対たくさん食べてきたはずなのに、なんでこんなに美味しいんだって、衝撃だったんですよね。それで、なんかこれを誰かにもっと伝えなきゃいけないと思って。その時、多分6000枚ぐらい袋をかけたビワがあって、それを売り切りたいって思ったんですよね。で、それを販売して、東京に戻って販売したりして動き回っていて、ビワの美味しさを改めて気づかされたというか。それがこっちに移住というか、Uターンするきっかけのひとつになってます。。

お祖父様がお亡くなりになった後、山木さんがビワ山を引き継ぎ、はじめは二拠点生活で、できる範囲でビワ農家を始めたそうです。南房総から会社や東京の知り合いに自分のところのビワを持っていって試食してもらったり、買ってもらったりしていたんだそうですよ。その評価も上々だったということで、翌年には、これは完全移住(Uターン)だと確信されたとのことでした。
南房総市でビワ農園「よぜむファーム」を営む山木こずえさん。この農園の名前の由来を伺ったところ、この地区は苗字が「山木」という方が大変多くお住まいで、みなさんお互いのことを屋号(やごう)で呼んでいたそうなんですね。山木さんのご先祖からの屋号は「与左衛門」(よざえもん)。これがだんだん変化して「よざえもん」 「よぜもん」「よぜむ」になったそうです。さて、そんなよぜむファームの房州びわについて、山木さんは、こんな風に話してくださいました。

山木さん:完熟じゃなくても、水分は多いのであると思うんですけれど、やっぱり完熟になると、甘みが増しているので、水分にもその甘さがこうひたひたってこう浸透していると思ってるんですね。実際、やっぱり食べると甘みを感じられる果実水が出てくるので、もうそれがたまらなく美味しいです。もうそれがビワの美味しさだと、あの私は思ってたりするので、そこを皆さんに食べた時にこう集中して感じてほしいなと思ってます。なんか、その薄ささえ楽しめるというか、果肉も楽しい、美味しいんですけれど、その中の水分を楽しめる果実ってなかなかないと思うので、それを感じれる、ちょっと稀有なフルーツなんじゃないかと持ち上げちゃいますけど。

そして、強調しすぎない上品な甘さも魅力ですよね。
房州びわは肉厚で大粒、みずみずしい上品な甘みが特徴の高級ビワなんです。ビワの実はとにかくデリケート。そして、ものすごく手がかかる、けど美味しい。みんなその魅力に取り憑かれちゃうんですよね。
ではどれだけ手がかかるのか?こずえさんに具体的な話を伺いました。

山木さん:100個ぐらいついてた花から、それをまず二房ぐらいに分けます。20ぐらい残るんですけど。で、袋かけの段階で、その20から多分10ぐらいに減ってるんですね。で、その10個の中から、それこそ産毛がついてて、身も丸くて、大きさもその時期、ちょうどの大きさの実を1つだけ選びます。もう、そこから1/100ぐらいになっている。ような気がします。で、収穫するときに枝を持って実に触らないように優しくもいで、そっと籠の中に入れます。そこから仕分けの担当の方が最後に触るのは、箱詰めをする人だけです。これだけ、やっぱりちょっと手がかかるフルーツなので、美味しく完熟で、旬の時期に、皆さんにぜひ南房総に来てもらって食べてもらいたいなと思っています。

実が付き出したら、袋をかけるけどその袋の内側と実が触れないように慎重に袋をかけ、大きさを調べるときは実に触らぬようにそっと袋を一つずつ開けて中身を確認、収穫の時も枝の部分しか持たない。とにかく新鮮さと産毛の関係は大事で、産毛が取れたりすると直ぐにそこから実が傷んでいってしまうんです。

実に袋をかけたら、最後箱詰めのところで触るだけ。とてもデリケートで手がかかりますが、それがおいしさに直結していると聞くと納得できますね。山木さんは農作業の合間にはカフェの営業もされています。お祖父様から家を引き継いだときに改装して、いま、とてもおしゃれな空間になっています。ちょうど今ごろからがおいしさのピークを迎える南房総の房州びわ。新鮮さが一番ですので、現地に行ってその大きな実を頬張ってみてください。また、こずえさんのところでは実施していませんが、中にはビワ狩りができる農園もあるそうです。詳しくは南房総市観光協会のホームぺージをご覧ください。

よぜむファームの詳しい情報はホームページやインスタグラムで確認できます。併せてご覧ください。

よぜむファームHP
https://yozemu-farm.jimdofree.com
よぜむファームカフェ インスタ
2026/5/22 UP!
成田の『瓜の鉄砲漬』はご存知ですか
カリカリとした食感とピリッと辛い味わいが特徴で、成田や香取の名産品として広く知られていますよね。今回はこの「瓜の鉄砲漬」を作っている「沢田漬物」の挑戦についてご紹介していきましょう。

成田山新勝寺の門前町として栄えてきた成田市。特に江戸時代、初代市川團十郎が深く信仰したことから、江戸庶民の間で「成田詣」が大流行し、多くの参詣客で賑わいました。
今も新勝寺の表参道には食事処や土産物屋が立ち並んでいますが、そこに店舗を構えるのが「沢田漬物」。千葉県産の野菜を使って「瓜の鉄砲漬」などの漬物を生産する老舗です。
さっそく、沢田漬物の代表取締役沢田克洋さんに、まずはその歴史をうかがいました。

沢田さん:昭和35年に、私の先代、先々代から始めたと。うちの家系は代々農家でございまして、それで、農家がなんで漬け物を始めたのかなと思って聞きましたら、成田山のほうで、鉄砲漬けというものがだいぶはやったということで、鉄砲漬を作ってくれないかというふうな依頼があって、漬け物の製造を始めたというふうに聞いております。多くの方が、成田山新勝寺の方にお越しいただいておりまして、お土産物を買っていくわけなんですけれども、その中で鉄砲漬けというのが大変ブームになりまして、それでですね、たぶん作るのが間に合わなくなったという時代的な背景がありまして、うちにも作ってくれないかというような話がきたと思います。農家の方もやってたんですけれども、農家の方が手が回らなくなるぐらいですね。今度、逆に漬け物がメインになってきたというふうなことだったと思います。

一説によると、成田の有名な料亭の女将が瓜の鉄砲漬を考案して出し始めたのが最初らしいんです。農家さんが、頼まれて作り出したら、農業が続けられなくなるぐらい忙しくなっちゃうって、どれだけ需要があったんでしょう?
一大ブームが起きるほど人気となった瓜の鉄砲漬。沢田さんに基本的な作り方を教えていただきました。そして、沢田さんが、より多くの鉄砲漬を生産するため、合理化を図っていくんですが、これがちょっと不安を生み出すことになりました。

沢田さん:この辺、白瓜がよく取れていまして、使ったお漬け物なんですけれども、両端をカットして、中の種をくりぬいて、塩漬けにして、とうがらしをしその葉っぱで巻いたものを筒の中に差し込んで漬け込んだものが、鉄砲漬けというふうに呼んでおります。うちの方も漬け込みの方をやってたんですけれども、だんだん工場の面積的な部分もありまして、手が回らなくなりまして。そのあとですね、海外から。塩漬けにしたものを輸入するようになりまして、それでどうにかお客様からのですね、注文をこなすというような形で、海外に一時期ですね、原材料をシフトしたという時代がございました。当然、安いというのがあったんですけれども、作業効率がとにかく簡単に済むということもありまして、地元のですね、瓜を取らなくなってしまう、ということがございまして、地元の農家さんにはですね、多分迷惑かけたんじゃないかなと。いうふうには思っております。20年から30年ぐらいですかね。海外の方にシフトしていました。

成田山新勝寺門前や表参道で人気のお土産、瓜の鉄砲漬。原材料と一時、加工を海外に委ねてしまっていた2、30年の間に、沢田さんは「このままで良いのか」と考えさせられる出来事があったと言います。それは、お土産を買うお客さんから「この瓜はどこのものなの?」と聞かれた時に、答えづらいという声がお土産屋さんなどから届き始めたことでした。そこにあるきっかけが訪れて、成田の白瓜で作られた鉄砲漬プロジェクトがスタートします。沢田さんに、その時の様子を伺いました。でも最初は大変だった様なんです、、、

沢田さん:せっかく成田山に来てもらって、お土産物を持たせるのに、海外のものを使った商品でいいのかなというのは、常々、思っておりました。JA成田さんからですね、地元の野菜を使った加工品を作りたいということがあったと思うんですけども、鉄砲漬けを作ってくれないかというような問い合わせがありまして、私どもですね、国産の千葉県地元のですね、鉄砲漬けを作りたいなと思ってましたので。本当に良い提案をいただいたなというふうに思いました。じゃあ、いざ実際にですね、農家さんが作ってくれるのか、説得できるのかというところは、1つ問題がありまして、20年、30年作ってない方で、以前作ってた方を探すのが、まず大変だったこと、そして作り方をちょっと特殊なものですから、それをですね、今度教えていかなきゃいけないということが課題がございました。たまたまですね、以前やってた方がいらっしゃいまして。その方にリーダーになっていただきまして、勉強会開いてですね、みんなで作っていただこうと、これだったら作れるんじゃないかというふうに、まず農家さんに思っていただいて、その辺がちょっと大変だったですかね。今にして思いますと、、、、、

農家さんに、長い間作るのを辞めていた野菜白瓜をまた作ってください、というのは、こちらの都合で海外産のものに切り替えていった手前、なかなか難しい話だったんでしょうね。瓜の作り方の勉強会から始めたということですから、技術的にもゼロからのスタートに近い状態だったんでしょうね。。。
JA成田が地元のオリジナリティを出していきたいということで、瓜の鉄砲漬けを作らないかと提案、それが再び成田で白瓜を生産していくことにつながっていったんですね。
スタジオにも用意いたしました。

いやー これはですね。お酒のつまみにも、ご飯のお供にもちょうどいいですね。このピリッとする味がたまりませんね。クセになっちゃう
丸ごとの物もありますし、スライスされた物もあります。
一時は海外に白瓜の加工の一部を任せていたので、成田産の白瓜に切り替えたことで、当然作業も増えていきます。でも沢田さんはそれでいいのだとおっしゃっています。同じ地域の水で育った野菜たちの組み合わせでないと美味しくできない。こうした思いから、解体してしまったウリを塩漬けにする施設を再び作り直し、農家のみなさんに、もう一度成田の白瓜を作ってもらうための覚悟を見せ、頭を下げてお願いしたそうです。その熱意が伝わり、再び、成田で白瓜が作られるようになりました。今では沢田漬物の瓜の鉄砲漬、およそ8割が地元産の白瓜を使用しているということです。こうして名実ともに、「成田の特産品」になった瓜の鉄砲漬。最後に、最近特に人気の商品を教えていただいたのですが、それはもともとインバウンド向けに考えていた商品なんだそうです。でも、そのニーズは意外なところにありました。
沢田さん:とにかく、インバウンド向けの鉄砲漬けを作ろうと思って、小袋の鉄砲漬けなんですけれども、いざふたを開けてみたら、日本人の方のニーズがそこにありまして。今もう大人数じゃないんで、 小人数なので、小さい袋でパッケージで十分なんだということで、今売れ始めてきたところであります。鉄砲漬けを食べていただきたいのは、当然なんですけれども、なかなか食卓に漬物が乗る機会というのは少なくなってきているんじゃないかなと思っております。これをどうにか毎日とは言いませんけれども、食卓に漬物が1つでも乗るようになっていただければいいかな、というふうに思っております。昔、家庭で必ず漬物をテーブルに乗っかっていましたので、そういったふうになっていただいて、漬物を楽しんでいただければ、食卓の名脇役として並べていただければ、ありがたいなというふうに思います。

小さいパッケージでちょっとしたお土産にと考えたけれども、実は多くの日本人が今の生活スタイルから、便利だということで人気商品になっていったそうです。歴史と生活スタイルの変化、健康に対する意識の変化によって、塩分の量も昔に比べると少なくなりました。その分白瓜のおいしさが分かりやすくもなっています。
時代に合わせていくことで今も人気なのがわかりますね。それで、このパッケージの大きさがまたお土産にちょうどいいんです。デザインも可愛いですね。まさに成田を代表するお土産。沢田漬物の商品は、参道にある店舗のほか、オンラインショップでも購入可能です。そのほかにも、千葉県産の野菜を使った漬物を多く作っていますので、詳しくは沢田漬物のホームページ、インスタグラムをご確認ください。
2026/5/15 UP!
5月の大型連休も終わり、これから夏に向かってレジャーシーズンが本格化しますね。

千葉県はアウトドアアクティビティが豊富ですから、この番組でもたくさん紹介していきたいですね。気温も上がって、さまざまなアクティビティーにも挑戦できるようになってきましたね。
今回は、館山市の無人島・沖ノ島で楽しめるダイビング・スノーケリング体験をご紹介します。
美しい夕日の名所として知られ、波が穏やかで鏡のように美しいことから別名「鏡ヶ浦」とも呼ばれる館山湾。その南端に位置し、南房総国定公園にも指定される「沖ノ島」は、本土と陸続きとなる無人島で、多種多様な生き物が共存しています。
実は、この島はダイビングやスノーケリングなどが楽しめる人気のスポット。そこで、この海をよく知る「沖ノ島ダイビングサービス マリンスノー」の岡本 正和さんに、今の時期に楽しめる海の中の様子をご紹介していただきます。まず「沖ノ島ダイビングサービス マリンスノー」でどんなことができるのかを聞きました。

岡本さん:体験ダイビング、ライセンス取得、もうライセンス持ってる人のファンダイブ、それとあとはスノーケリングとスキンダイビング、この辺をやっています。スノーケリングに関しては8歳から65歳。ダイビングに関しては体験ダイビングとかは基本的にうちは15歳から。ただ、例外としてうちでスノーケリングやって海慣れしてると判断した場合は12歳から受け入れをしています。スノーケリングの場合、水面から見るので、深いところだと魚が見れないので大体1.5から3メーターぐらいのところまでしかいかないんですけどもその範囲内で、かなりの魚なり魚の大群が見れるとそんな感じですね。夏休み近辺で言うと、ネンブツダイとか青いソラスズメダイ。うまく回ってくる場合はイワシのもう何百匹の群れが見れることもありますね。
↓ネンブツダイの群れ(写真提供:マリンスノー)

そんなに深くないところでも結構見ることができるんですね。今の時期だとどんな魚たちを見ることができるのでしょうか?このあたりは海が綺麗で、魚たちが命を育むのに適した場所のようで、4月や5月にはこんな光景に出会えるのだそうです。
↓千葉県館山市の沖ノ島沖にあるダイビングポイントの沖ノ島黒根のミツボシクロスズメダイの群れ

岡本さん:4月5月ぐらいだとやっぱりどうしても幼魚が結構多い。そういう時期でもありますのでフグの子供がね、もうちっちゃい2センチぐらいかな。それぐらいの子供。このフグに関してはちょっと水面からはなかなか見れないんで体験ダイビングとかだと結構見ることはできます。はい。見れるのもここ2年ぐらい前からフグの子供がよく見れるようになったかなっていう。愛嬌はありますね。ちっちゃくてかわいらしいです。よく見れば表情っていうか普段見るフグそのままがちっちゃくなったって感じですね。ハズレはうちがガイドすればハズレはない。なかなか見えなくても、大体ここにいるだろうっていうのを考えて、そっちの方に移動していくっていう考え方。
↓ミナミハコフグ幼魚

岡本さんによれば、うちがガイドすればハズレなし。心強いですね。浅いところのスノーケリングや体験ダイビングで、こんなお魚たちと出会えるのは豊かな海の証拠でもあります。
5月から6月、場合によっては9月ごろまでアオリイカの産卵シーンがこの沖ノ島の近くで見られます。館山は、漁業と観光が共存する地域です。漁業者にとってアオリイカは重要な収入源であり、年間を通じて水揚げされる高価な魚介類の一つとされています。そこで、産卵をしやすいような場所を作ってあげたりする活動を地元のNPOや漁協が協力して行なっているそうです。豊かな海ならではの資源を大切にして持続可能な漁業と観光のためにいろんな方が力を合わせています。
↓千葉県館山市の沖ノ島沈船【水雷艇】にいたイサキの群れ

波が穏やかで、さまざまな命が育まれる館山湾。沖ノ島で楽しめるダイビング体験と、出会える生き物たちをご紹介しています。今度はもう少し深いところで見られる魚などのお話、教えていただきました。
岡本さん:10メーターの黒根ポイントに関しては、サンゴイソギンチャクこれがびっしりあるようなところなんですけどもミツボシクロスズメダイだとかアカオビハナダイこれがもう越冬してる状態ですね。私が沖ノ島で始めたのが2013年、その頃は、越冬できてなかったんですよ。全部死んじゃってたんですよね、冬やっぱ水温が下がっちゃうんで、今はもう全然もう自然で、もう大体十五、六度からもう下がらないので死なないで、もう今はもう元気に泳ぎ回ってる状態です。ミツボシもそうだし、アカオビハナダイも泳ぎ回って越冬してます。カラフルですねはい。要は温暖化でやっぱりどうしても色味が出てきてるかなって。そうです。だから館山自体だからその温暖化の影響もあって、基本的に四季、一年中だから違った意味でベストシーズン。その一つ一つで考えたら、全部がベストシーズンと考えた方が、、、
↓千葉県館山市の沖ノ島黒根にいたハタタテダイの群れ

少し深く潜ると見えてくる魚もグッと増えてくるんです。温暖化の影響と言われていますが、暖流(黒潮)にのって南からきたカラフルな魚たちが冬を越せるようになってきたというのは考えさせられるところもあるけど、見る分には楽しさが増えていくよね。サンゴの間を泳ぐ魚たち、生で見てみたいですね。
ここ数年で沖ノ島近辺の海の中もカラフルになってきたと岡本さんはおっしゃっていました。それまでは、黒、銀、灰色の魚が主で色がついているのは赤いキンメダイなどぐらいだったそうです。海中の温度は実は秋が一番高くなるのだそうで、その海水温ごとに見られる魚も変わってくるそうです。
沖ノ島はその場所柄、北風が吹いたら島の南側、南風なら島の北側が影になって風が弱い。だからどっちの風が吹いても潜れる可能性が高いのもあって、ダイビングやスノーケリングは人気があるんですよね。
浅瀬でのスノーケリングは特に人気。訪れる人たちも増えてきています。お客さんの声を紹介していただきました。

岡本さん:都会から大体1時間半~2時間なのに海はこれだけ綺麗だと思わなかったっていうそういう感じですね。沖ノ島に関してはナンバー見るともう、県北からも東京、埼玉、神奈川、結構湘南とかのナンバーもあったりしますね。ファミリー層が多いっていう感じのところですね。基本的に四季違った意味でベストシーズン、冬はやっぱり透明度が高いから、スコーンと抜けてる中に魚が見れるっていうベストのシーズンだし、春になれば魚の子供がね、やっぱね、増えてきたりウミウシが増えてくる時期なんで見るためのベストシーズンであり、夏は一般的な、要はスノーケリングだとかそういうお客さんっていうのはどうしても夏がやっぱメインになってくるからそうすると、そのお客さんからするとベストシーズンだし、秋はうちらからすれば、落ち着いてきてだんだんと透明度が上がってきつつ、水温も上がってきてカラフルな魚がどんどん増えてくるベストシーズンっていう。何かしらの、その用はありますね。
↓千葉県館山市の沖ノ島沈船【水雷艇】にいたシロウミウシ

ウミウシって本当に綺麗なんですよね、、、
↓千葉県館山市の沖ノ島沈船【水雷艇】にいたコモンウミウシ

春から初夏にかけて様々なウミウシが観察できるようになる沖ノ島は「ウミウシの天国」として知られています。水深7mほどの浅瀬で、代表的なアオウミウシやゴマフビロードウミウシ、ミスガイなど、色鮮やかな「海の宝石」に出会えるそうですよ。こちらも岡本さんたちのご案内で見にいくことができます。
この豊かな海、守っていきたいですね。
沖ノ島ダイビングサービスマリンスノーや漁協、NPO団体などでは、この豊かな海を守り、育てるべく、海藻を食べてしまうウニの駆除や減ってしまった海藻を増やすといった活動も積極的に行われています。実にカラフル、多種多様な生き物たちを間近で見ることができる沖ノ島の海。これからの行楽シーズンにぜひ行ってみたいですよね。特に平日がおすすめだそうです。沖ノ島ダイビングサービスマリンスノーの予約状況、体験ダイビングやスノーケリング、スキンダイビング、そして、昼とは全く違った世界が見られるナイトダイビングなど、詳しくは「沖ノ島ダイビングサービス マリンスノー」のホームぺージをご覧ください。
2026/5/8 UP!
県内のおいしい野菜をこの番組ではいくつもご紹介していますが、今回はまさに今が旬の「玉ねぎ」です。玉ねぎといえば千葉県では白子町が有名な産地ですね。

九十九里浜に面し、温暖な気候と、ミネラル豊富な土壌の条件が玉ねぎを育てるのに適しているということで、白子町で採れる玉ねぎは「白子たまねぎ」として知名度も年々アップしています。今回は、白子町で就農9年目となるご夫妻の挑戦をご紹介していきます。
九十九里南部に位置し、雄大な太平洋を望む白子町。この土地では、ブランド玉ねぎとして人気の「白子たまねぎ」が生産されていて、今まさに旬を迎えています。毎年5月には白子たまねぎ祭りが開催され、多くの人で賑わっています。その「白子たまねぎ」にこだわり抜き、玉ねぎ専門で農業を営んでいるのが「白子潮風ファーム」。美味しさも収穫量も両方大切にしながら、手間暇を惜しまずにつくられた玉ねぎの味は、肉厚でフルーツのように糖度が高くみずみずしいと評判なんです。まずは、「白子潮風ファーム」の代表 仲田吉範さんの奥様 眞美子さんに、この地で就農のきっかけを伺いました。

仲田さん:主人は船橋市出身のサラリーマンだったんですね。何か別のことを始めたいっていうことで、山梨で農業法人なさってる菅原文太さんの農場の方に勤めまして、そこで農業を初めて知って、もっと深く自分で農業やりたいっていうことで、東金にある農業大学校の方に通わせていただいてそこで研修先として、白子町の農家さんを紹介していただきまして、そこで白子との縁ができまして、ここで玉ねぎを作ろうっていうことになりました。そこの農家さんがとてもよくしていただいて、農地ですね、それを貸してくれるように交渉していただいて、最初は少しずつだったんですけどお借りできて、農業を始めることができました。

菅原文太さんの農業法人は山梨県の明野というところにある 竜土自然農園おひさまの里というところで、菅原さん亡き後も今も農園として農業を続けているところ。そこに転職、思い切りましたね。
その後、仲田さんは、本格的に農業を学びたいということで、東金市にある「千葉県立農業大学校」に通いながら、白子町で研修をされました。そのご縁から、白子町で就農。違う町に研修に行っていたら、玉ねぎ農家にはならなかったかもしれないそうです。でも農家になれたからといって、すぐに成果が上がるというわけではありません。そこで、仲田さんご夫妻、ある方に相談に行きました。

仲田さん2:葉たまねぎという作物、これも白子の名産なんですが、そこで最優秀賞を5年連続で取られてる、もう名人、神様みたいな方がいらっしゃって、教えを乞いに行きまして、快く教えていただいて、追いつきたくて追い越したくて努力しまして、やっと初めて最優秀を取らせていただいて、名人にとても喜んでいただいて本当に嬉しかった記憶があります。玉ねぎを栽培する以外には畑はやっていない休耕をしてる状態なんですが、そのときに緑肥を撒いて、土にすき込んで育てて、土にすき込んで土作りをしています。当時は、周りでやってる方は少なかったんですが、今ではやられる方も増えてきてます。

追いつけ追い越せという前向きな気持ちが嬉しかったんでしょうね。
仲田さんは、葉たまねぎで評価され、JA長生での品評会で、2021年と2024年には最優秀賞。さらに「白子たまねぎ」生産にも力が入っていき、2023年2024年に連続して品質優良賞を獲得されています。大変研究熱心な方で、毎年毎年新しい方法にチャレンジ。うまくいったことは採用して、さらに美味しい「白子たまねぎ」を作っていくようになりました。

「白子潮風ファーム」の仲田さんご夫妻の玉ねぎ作り。美味しい玉ねぎの特徴と、美味しくいただくコツを教えていただきました。
仲田さん:5月から白子では、ソニックという品種を主に作っているところが多いんですが、この品種の特徴としては大きくて肉厚で、瑞々しい。辛味が少なくて甘いっていう特徴があります。農家からのお願いなんですが、スライスされて食べると思うんですが、水にはさらさずに、そのまま召し上がっていただきたいなっていうのが栄養も逃げないし、美味しい甘みも強く感じられるので、美味しいかと思います。スライスしていただいて、そのままお皿の上に置いてもらって、しばらく置いていただくと、辛味は抜けると思います。
スタジオでもいただきました。
オニオンスライス、そしてもう一つ、眞美子さんに教えていただいたのがこちら。絶品、白子たまねぎに上から十字に切れ目を入れてそこにバターを挟み込みレンジで加熱。

白子町では毎年5月、今年は、あさって5月10日日曜日に「白子たまねぎ祭り」が開催されます。場所は白子自然公園施設内古所海岸前広場で、午前9時から午後3時までです。玉ねぎの販売はもちろん、キッチンカーによる「玉ねぎグルメ」もたくさん味わえるそうです。最後に仲田さんにこれからの白子町の玉ねぎ作りへの想いを伺いました。
仲田さん:5月中は、各農家さんで玉ねぎ狩りを行ってて、畑で掘る体験もできます。うちもちろん、うちでも行っていますのでぜひいらしてください。最初に始めた頃は人数も少なかったんですが、だんだん徐々に徐々に増えて、リピーターさんも毎年毎年来ていただけるお客様いるので楽しみになってます。毎年、実はご多分に洩れず白子の玉ねぎ農家さんも高齢化していましてあと5年ぐらいで半減してしまうのではっていうのもあるんですが、私の肌感覚で、このところ、新規の農家さんも、全くやったことのない農家さんが増えてきてるなっていうのは感じています。私達が白子の玉ねぎを守っていければなっていうのは、思っています。それでお客様に美味しい玉ねぎをたくさん食べていただきたい、喜んでいただきたいなと思います。

玉ねぎ狩りってなんか無心になってやってしまいます。ジャガイモやさつまいもよりも大きいものもあるから掘りごたえがありますよ!
5月は白子町のあちこちで「玉ねぎ狩り」ののぼり旗が出ています。事前に予約が必要なところもありますので、詳しくは白子町のホームページでご確認下さい。
新玉ねぎは今の時期だけのものですから、ぜひ召し上がっていただきたいと思います。
仲田さんご夫婦の今後の目標は、白子たまねぎのブランドを底上げすること、そして新規就農者が根付くための土台づくりを担うことです。ご自身がそうしてもらったように、先輩就農者として後輩が農業をしやすい、続けやすい環境をつくり、白子の玉ねぎを守ってさらに広げていきたいと語ってくださいました。白子潮風ファームは主にインスタグラムで情報発信をしています。
白子町のホームページと併せてぜひご覧ください。
インスタグラム https://www.instagram.com/shirako_shiokazefarm_onion/
2026/5/1 UP!
ゴールデンウィーク、
その連休の中で5月4日は何の日でしたでしょうか?

色々祝日が動いた時もありましたが、、、「みどりの日」です。今回のミンナノチカラ〜CHIBA〜では、みどりの日にちなんで、大多喜町に最近オープンした「大多喜有用植物苑」をご紹介します。

房総半島の中央部に位置し、豊かな自然に恵まれた大多喜町。広葉樹の森と清らかな水に恵まれたこの町では、古くから薬草・ハーブ文化が育まれてきました。およそ30年にわたってその一翼を担い、惜しまれつつも2年前に閉園した「大多喜ハーブガーデン」が、今年、「大多喜有用植物苑」としてリニューアル。4月1日にグランドオープンしたんです。こちらのプロデュースと、ガーデンデザインを担当された森田 紗都姫さんにどんな風に変わったのかを含めお話を伺いました。

森田さん:これから先、10年20年30年、植物と人を繋げるというテーマで、どうやってこう変えていくか、残っていく場所にできるかっていうところを考えて、元々やっていたことも含めてプロデュースの依頼を受けまして、改めて新しい全面的にコンセプトを変えて、施設のリニューアルを2年近くかけて進めてきた流れになります。元々は、西洋ハーブの食堂とかショップとか、お庭のある施設だったところを全面的にリニューアルしまして、日本やアジアの植物を見ることができたり、一緒に過ごすことができたり、食事として楽しめたり。そういった植物を使ったアイテムが購入できるショップを併設する施設として生まれ変わりました。

ハーブと聞くと、西洋のものというイメージを持つ方も多いと思うけど、こちらでは日本、アジアのハーブを見ることができるんですね。
そうなんです。もともとあった建物の3分の1を残し、それ以外の部分は屋外展示に切り替わっています。このプロジェクトのために、建築、インテリア、飲食に関するコンサルタントや、藍染師、香りを作る調香師、庭師など多くのスペシャリストの意見やアイディアを集約してできたのがこちらの植物苑。苑のコンセプトを形にするのに、自然が豊かで森田さんの出身地でもある高知県で合宿もしたそうですよ。

苑の名前にも入っている「有用植物」ってどういう意味なんでしょうか。
ハーブを含め、人間の役に立つ植物全般を「有用植物」というのだそうです。香りやお茶、精油にするだけでなく食べる、養う、癒す、纏う―。「有用植物」とは、人々の生活に寄り添い、文化として受け継がれてきた植物のことなんです。そんな有用植物と触れ合える施設や展示のこだわりについて、教えていただきました。

森田さん:建築材料だったり、塗料だったり染料だったり、薬だったり、いろいろなものに活用されてきた植物を、お庭の中で植栽をして過ごしていただいて見ていただいたりですとか、四季で変化する食堂のメニューとして食事として楽しんでいただいたりですとか。特徴的なのは、植物素材から作られたインテリアのしつらえだったり、建築っていうところも楽しんでいただけるので、クッションとか座布団が草木染だったり、手織りで作られた布製品からできていたり。メインの食堂のダイナミックなテーブルは竹素材だけ、釘とかも一切使わずに、竹を組み合わせて作ったものに、その場所で採れた土で左官したものだったり。一見スタイリッシュな空間に見えるんですけども、よくよく見ると、植物素材から作られる柔らかな質感を持つものだったりもするのでそういったものも楽しんでもらえたら嬉しいです。

植物そのものだけでなく、使われ方もわかるような展示になっているんですね。
大多喜町で先月グランドオープンした「大多喜有用植物苑」。そのコンセプトから人々の生活に根付いた植物を中心に展示していますが、ただ見るだけでなく、ガイドによる説明付きツアーや体験もできるんです。

森田さん:おそらく西洋ハーブよりも日本のハーブだったり、アジアのハーブの方が見た目でわかりづらい部分もたくさんあると思うので、その背景とかどういうふうに生活で使われてきたかっていうところは、平日はツアーを開催していまして、ガーデナーがお庭を巡って植物の特徴とか、今花が咲いてるものとか、そういったことをご説明するツアーを組んでいたりですとか。あとは平日・休日にワークショップを開催してまして、藍染が体験できるワークショップですとか、お香作りができるものとか、ハーブティーを作って楽しんだりしていただけるものですとか。話を聞きながら植物を生活に取り入れるってどういうことなのかっていうのを体験していただけるものもご用意してます。

説明してもらえるのはありがたいですね。体験もできる、藍染も体験できるところはなかなかないですよ
丁寧な説明板があったり、苑内で育てられたハーブを取り入れたレストランのメニューも多彩で、目で見る「視覚」以外の感覚で、植物を感じることができるんですね。まさに、植物が息づく暮らしを五感で体験し、心地よい生活を探求できる「ひらかれた庭」ですね。

美味しい料理になったり、身近な木の香りに癒やされたり。いい空間作りができているんですね。最後に森田さんに、この植物苑を訪れる方にメッセージをいただきました。
森田さん:足元とか身近な植物の存在とか価値に立ち返って、それがすごく価値があるもので、自分たちの心身を豊かにするものだっていうところを、いろいろな方法を使って、お伝えしていきたいなと思ってます。特にいろんな方にも来ていただきたいんですけども、毎日仕事に追われてたり、ずっとカフェでパソコンを触ってたりとか、最近春になって桜を見るの忘れちゃったなとか、秋になっても紅葉見てないなとか、日本独特の四季があるっていうことの贅沢さっていうところも忘れてしまって、日常に追われているっていう方がいらっしゃったら、ぜひ季節に1回、来ていただいて、自分のなかなかゆっくり自然を感じられてないなっていう部分を持ち帰っていただけるようなお食事とか体験を用意しているので、季節に1回来ていただいて楽しんでいただけたら嬉しいなと思ってます。

雑草と思っていたものが実は美味しいとか、薬の役割をするとか、気づくと楽しくなってくるね。これは季節ごとにいったほうがいいかもしれないね。
綺麗とかいい香り、だけでなく、人間と植物との関わりを感じられる植物苑というコンセプト、とても新しいし、大切なことだと思います。

季節ごとにいろんな表情を見せてくれそうな大多喜有用植物苑、「みどり」や「人との関わり」を感じに出かけてみてはいかがですか?情報の発信はホームページやインスタグラムで行っていて、営業日、イベントなどの情報もこちらでご覧いただけます。
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