2026/4/17 UP!

千葉県は農業産出額が第4位で、全国有数の農林水産県。たくさんの農家さんがいてそれぞれの土地にあったいろんな野菜を作っています。首都圏も近いし、全国にも美味しい野菜を届けていますよね
それぞれの農家さんの努力により、作る農産作物の集約や、効率化がはかられ、大規模化されたりしていますが、それとは逆に、一軒の農家でたくさんの種類の農産作物を作っているところがあります。今回はそのこだわりと、千葉県が収穫量全国2位の、まさにこれから旬を迎えるそら豆についてご紹介していきます。
九十九里のほぼ中央に位置する山武市。温暖な気候と豊かな土壌に恵まれ、お米やネギ、ダイコン、ニンジンなど様々な農産物が生産されています。中でも春に旬を迎えるそら豆の生産が盛んで、県内有数の産地として知られています。およそ20年前にこの地で農業を始めた山木さん夫婦が経営する「三つ豆ファーム」は、「生き物のこと、次世代のことを考えた持続可能な農業」をモットーに、農薬に頼らず、まるで青果店の様なラインナップの多種多様な野菜を生産しているんです。三つ豆ファームの山木幸介さんに、この場所で農業を始めたきっかけを伺いました。

山木幸介さん:三つ豆ファームは、農の楽しみを提供する、100年200年続く農業を提供する、旬の野菜を提供するっていう理念のもとにやっている農場です。年間40種類から50種類ぐらいのいろんな野菜を作って、それを詰め合わせのセットにしてお客さんに送っています。第1次産業仕事にすることで、その自分の人間力が鍛えられるんじゃないかなと思いまして、農林水産あるんですけれども、中でも農業が一番入りやすい、やろう!ということでいろいろ調べて、千葉県の成田市にあった株式会社生産者連合デコポンっていう会社があったんですけれども、そこの研修生を受け入れているというところと出会いまして、お金ももらえるし、すぐに始められるなっていうところでそこを選びました。
年間とはいえ、50種類もの野菜を作るのは結構大変だし、経験がものを言いますよね。
こちらの三つ豆ファームは今お話しいただいた 山木幸介さんと 農場の代表である奥様の 山木暖子さんが営んでいる農場です。お話しにありましたが、もともと農家ではなく、今から20年ほど前に幸介さんがバックパッカーとしてアジア各国を歴訪した時に、自分の人間力のなさを実感し、それでも真剣に取り組めることは何か?と考えて農業の世界に足を踏み入れたのだそうです。

農地がある山武市は、黒ボク土と呼ばれるフカフカの黒土が広がる台地。土中の豊かな微生物層を土台として、近所でとれる米ぬかなどを発酵させた自家製肥料を使って「たくさんの生き物の中でおいしい野菜は作られる」という考えのもと、農薬に頼らない栽培をされているそうです。作った農産物は、市場にだすのではなく、野菜セットの定期便を契約されているお客さんのところに直接届けられます。そしてこれからの時期、美味しいと大評判なのが「そら豆」なんです。
山木暖子さん:5月からゴールデンウィーク過ぎたあたりから、そら豆が旬を迎えます。露地のそら豆の旬はとても短くて2週間から3週間ぐらいで収穫が終わってしまいます。採れたてのそら豆は、やっぱり鮮度が全然違いますのでとってすぐ送ると、皆さん甘さに驚かれます。甘いです。他の豆とまた全然違う、そら豆独特の香りと甘さとシルエットのかわいさと、何回見てもそら豆くんは毎年毎年かわいいなと思いながら収穫しています。お届けするこちらも「どうだ」って思って入れますし、お客さんもすごく、1年に1回で、隔週で取ってるお客さんは1回しか入らないですし、月に1回の人はタイミングずらすと食べることができないぐらい本当に旬が短いので、来たときは皆さんすごく喜んでらっしゃるという印象です。

これは、もうタイミングの問題。2週間から3週間しか旬がないっていうのは、収穫する方も真剣勝負だね。
いまお話ありましたように、定期便のタイミングによっては大人気のそら豆がはいらないこともあると言うことで、それは「時の運」なんだそうです。
山武市にある三つ豆ファーム。野菜の詰め合わせセットを契約している方に定期便で新鮮な野菜を送っています。品目を絞らず、年間で40から50種類もの野菜を作っていらっしゃるということですが、その野菜づくりのこだわりについて幸介さんに伺いました。
山木幸介さん:普通の農家はやっぱり野菜の品目を絞ってコストを下げて利益を得るっていうやり方をするんですけれどもそれとはだいぶ反することをやっているんですが、そもそも何でやってるかっていうと、いろんなものをできるような農家になりたいっていうのもあって始めました。美味しい野菜を作る大切な三つのことがありまして、その一つ目が鮮度。とったらすぐに、なるべく最短でお届けできるようにするということです。野菜を送るその日の朝に収穫をしたりしています。二つ目は旬のお野菜を作ってお届けするっていうことをしています。旬の野菜は栄養価が高いことが知られていて、栄養価の高い野菜っていうのは美味しく感じるというふうにも言われております。最後ですが、品種にもこだわっていまして、大根だけでも実は3000種類ぐらい品種があって、そのときに一番美味しい、私が美味しいと思った品種を選んで作っております。

大変な手間ですが、鮮度、旬、そして美味しさ優先の品種選びへのこだわり。大根だけでも3000種類あるというのも驚きだけどその中でコレ!と決めて作って、収穫してその日に発送。これはね相当気合いが必要ですよね。

次から次へと季節をつないで旬の野菜を作り続ける。今回スタジオに三つ豆ファーム野菜セットを送っていただきました。

これは嬉しいですね。農薬を使わない方針で育てている野菜。持続可能な農業をしていくために大切に思っていることについて伺いました。

山木幸介さん暖子さん
(幸介さん)三つ豆ファームっていう名前の由来なんですけれども、3粒の豆のお話というのがありまして、「豆をまくときは3粒ずつ蒔け、一つは空を飛ぶ鳥のために、一つは土の中の虫のために、そしてもう一つを我々人のために」という。詩が私達三つ豆ファームの由来となっております。収穫物を全部我々が持っていくんではなくて、自然の取り分を少し残した上で、やっていく、というのが、その次に繋がる持続可能な農業っていうのを表しているということでこの名前をつけさせて頂きました
(暖子さん)露地野菜しか作っていないので、旬の野菜だけをお届けしています。今美味しい旬の野菜を知ることができる届け方だと思っています。ホームページから購入していただくことができます。

この考え方、人間のためだけに農業やらない。大事なことなのかもしれないですね。
こちらの野菜セット、定期購入のほか、一回だけでも購入できるようです。毎回入っているお野菜が変わっていくということですから、その時が旬のものが届く、と思っていいわけなんです。何が入っているかはその時次第。でも、お客様からの反応はとてもいいそうです。
これから旬になる、暖子さんが可愛くてしょうがないと言っていたそら豆も、皆さんでぜひ楽しんでもらいたいですね。
野菜セット通販の購入方法詳細や、近くで行っている直売などの情報についてはホームページ、インスタグラムをご覧ください。
https://www.instagram.com/mitsumamefarm





