2022/9/9 UP!
今回は市川の梨のご紹介です。
千葉県は日本なしの栽培面積、収穫量、産出額ともに全国トップ。
市川市内にもたくさん直売所があって、特に国道464号線は「(大町)梨街道」とも呼ばれています。いち早く出荷される幸水からはじまって豊水、果実が大きい あきづきや新高まで夏から秋まで楽しめるんです。美味しい梨ができる理由や、今年起きた市川の梨の大ピンチについて ご紹介していきます。
JAいちかわの市川経済センター・センター長を務めていらっしゃる武藤健司さんに、市川が梨の栽培に向いている理由から伺いました。

武藤さん:JAいちかわ 市川経済センターセンター長の武藤でございます。一つは、土壌条件が水持ちが良く、水はけもよくですね、梨の栽培に非常に適した土壌になっておりまして、それで古くから産地として確立しております。江戸時代、約200年前にですね、市川の寺子屋をやっていた方が、現在の岐阜の方から梨の穂木を持って帰ってきて栽培が始まったと伝えられています。品種はですね、幸水から始まって豊水、秋月、かおり、新高と続いていくんですけれども、それぞれ、味や食感に特徴がありまして、時期もそれぞれの品種は旬の時期短いんですけれども、7月の末からですね10月中旬まで品種をリレーして出荷が続いているような形になっております。
江戸時代に岐阜から持ち込まれて、当時の八幡地方、今の市川で作り始めた。ずいぶん長い歴史があるんですね。そしてそれぞれの種類の旬は短いけれど、さまざまな品種を作りつないで、梨狩りも2か月半くらい楽しめるようになっているん ですね。
江戸時代から長い時間をかけて、梨の樹を健全に育てるための土づくりや、梨の味を左右する枝の剪定、肥料のやり方など、美味しい梨づくりのための技術が蓄積されて、市川の梨は有名になっていきました。宅地開発による畑の面積の縮小や梨農家さんの高齢化など課題もありますが、地域ブランド「市川の梨」を求めて毎年多くのファンがやってきます。そんな中、今年の6月に市川を中心とした梨農家の皆さんを大ピンチが襲います。一体何があったのでしょうか?
武藤さん:
今年6月の3日にですね、市川市だけではないんですけれども、市川市を中心に雹(ひょう)が降りまして、梨も、雹に当たってしまいまして、市内の七割から八割の畑で、雹の傷が付いて被害が出てしまいました。大きく傷が付いたものはですね、通常の年であれば、出荷はせずに加工向けであるとか、まあそういったところで処分というか処理をさせて頂くようなところになります。JAいちかわとしてもですね「雹害の梨」をどうにか販売をしたいということで、縁起がいい「当たる」と「雹に当たる」というのをかけまして、「あた梨(り)ちゃん」というネーミングで、オンラインショップやJAの支店で、販売をして、生産者の支援をしていくような形に決定いたしました。

ちょうど梨の小さい実ができたころに雹が降ったので、実が大きくなるにつれてついた傷も大きくなってしまいました。奥深くまで傷ついたものは加工などに回されましたが、表面がちょっとだけ傷ついているものは、味には全く影響がないとなので、「雹に当たったことを逆手に取って積極的に出荷していこう」ということになったそうです。スタジオでも試食をいたしました。

武藤さん:
味の方なんですけれども、出荷の直前、非常に晴天にも恵まれまして、本当に甘くてですね、美味しい梨が出荷できるところだったんですけれども、その傷があるというところで、少しその部分しっかり皮を剥いていただくとか、そういった手間はおかけするんですけれども、皮をむいていただければ、中身は例年と同じく非常に美味しい梨、出来上がっておりますので、はいぜひご賞味いただければと思います。その雹害の果実の選別作業という一つ余計にですね、工程が加わっておりますので、生産者はより厳選にですね、選別作業を行っておりますので、余計に手間もかかっております。雹に当たった果実を食べた方からも「剥いて食べると全然影響がなくて、例年通りおいしい梨だね」ということで、梨そのものの 美味しさ、評価していただいているところになってます。
一般の方だけではなく「加工品にしたい」とか「販促のプレゼントに使いたい」企業からの買取もあって、支援がどんどん広がっているそうですよ。さて、武藤さんもおっしゃっていましたが、梨の美味しさは気温にも影響されます。今年も暑い日が続いています。これが、甘さをググッと引き上げてくれているんですね。
最後に武藤さんに、梨をご家庭で美味しく食べるコツを教えていただきました。

武藤さん:
もともとあまり日持ちはしないんですけれども、常温で保管をいただいて、食べる直前にですね、2〜3時間冷蔵庫で冷やして召し上がっていただくと、甘さも食感もすごくよく感じられて美味しいと思います。市川はですね、生産者が直接販売をする直売所も多くありまして、百軒を超えるような直売所あるんですけれども、それぞれのお店で特徴もありまして、中にはすごくめずらしい品種を作っていたりとか、品種それぞれにですね、味の特徴がありますので、この時期、時期、旬の梨がやっぱり一番美味しい梨でありますんで、食べたことのない品種とかもですね、ぜひ味わっていただければと思います。時期時期で市川の方へ足を運んでいただけると、市川の梨の魅力がよりわかっていただけるかなと思っております。ぜひお待ちしております。
JAいちかわを通しての出荷だけでなく、市川市内にはたくさんの梨の直売所があります。直売所で、農家さんとのお話を楽しむというのもいいかもしれませんね。まだまだ続く市川の梨の出荷。このあとは、「あきづき」や「新高(にいたか)」が美味しくなるそうです。そして、雹で傷がついていてもおいしさは変わらないちょっとお得な「あた梨ちゃん」。興味を持たれた方はぜひネットで検索して、取り寄せてみてくださいね。
2022/9/2 UP!
今日は千葉県君津市にある、「はちみつ工房」をご紹介します。
君津市の大井にある「はちみつ工房」は、種類豊富な蜂蜜やお菓子・ドリンクなどの関連商品販売や見学・体験を通じて、はちみつのおいしさや魅力を存分に味わうことができる人気の施設です。
昨年(2021年)の9月1日、君津市にはちみつの採取やミードというはちみつのお酒の製造の様子を間近で見学できる施設がオープンしました。代表の井嶋幸裕さんに、まずは起業のきっかけを伺いました。
井嶋さん:はちみつの生産をしたりとか、はちみつの販売をしたりと、あとはちみつからお酒を作って販売の方をしているような会社です。もともと独立をしたいなーっていう思いがありまして、最初は蜂を、そんなに多くはないんですけれども養蜂も行いまして。それと同時にはちみつの販売をメインで行っておりました。やっぱり難しくてですねはちみつ、体に良くておいしいものなんですけれども、なかなか日常の中で大量に消費するようなものではないので、そんなにうまく最初はいかなかったんですけども。その中でどうしたら売れるかな?というところではちみつとかを生産したりとか、ミツバチの飼育をする現場を見せたりするような観光の施設を建てることで、徐々に売り上げが上がっていった、といういきさつがあります。
プロフィールを見ると元々はサラリーマンだったそうで、何か始めたいということで養蜂をしたけど販売だけではあまりうまくいかず、あわせて観光施設にすることで、うまくまわりはじめたんだね。 はちの生態を見学して、はちみつをとって、ミードというお酒をつくる30~40分程度のツアーは無料で見学することができるようになっています。千葉県では、温暖な気候を活かして養蜂業が行われていますが、千葉だからこその素晴らしいメリットがあるそうなんです。井嶋さんに教えていただきました。
井嶋さん:千葉県、非常にですね、山が多く緑が豊かであることと、あと暖かいので、全国の養蜂家さんがですね、冬を越しにこの千葉県に冬の間はですね、入ってくるということで、全国の養蜂家さんとですね、コミュニケーションが取れたりとか、珍しい蜂蜜なんかもお互いこう取引しあえたりとかということで、養蜂家との交流が深いといいますか、様々な養蜂家さんと交流ができるという場所ですね、千葉県は。確か一万箱ぐらいは冬とともにですね、蜂の箱が一箱一万匹ぐらいいるんですけども、それが1万箱来るっていうのがこの千葉県の地です。特に寒い地域、東北の方からいらっしゃる養蜂家さんがいらっしゃったりしますので、千葉県の植生と、東北の植物でやっぱり違うので まあ、ここでは取れない蜂蜜なんかを取引することで、皆さんにいろんな蜂蜜を食べていただくことがうちのお店で実現しております。
お話にありました通り、特に北の寒い地方の養蜂家さんが、巣箱と一緒に移動してきて、温暖な千葉県で冬を越しています。1箱に大体1万匹なので、1万箱ですと計算上は1億匹以上のミツバチが、千葉に出張してきてる感じなんですね。
ところで、はちみつの味やかおりは、お花の種類によって変わります。いろんなお花が咲いて
いても、なぜ、蜂さんたちは、お花ごとに採り分けることができるんでしょうか?
井嶋さん:実をいうと蜜蜂自体が一つの花から取ってくるという習性がありまして。ですので一つ、例えば桜の花を見つけたら、もうそこの桜の花からだけしかとってこないですね。ですので、それを季節であったりとか場所とか、あとは味とか色とかで最終的な判断をすることで、一つのこの、例えば「桜のこれはハチミツです」ということでお出しすることができるというわけです。やはりですね。ミツバチは非常に効率を重視する生き物でして、近くで濃い蜜があったらそればっかりをとってくるということで。なので、なんでもとれるというわけではないですね。うちのはちみつ工房では、まあいくつかあるんですが、まず三種類絶対的なおすすめがありまして、それが「百花はちみつ」といって、色んな花からとった蜂蜜。と、一番高級な「アカシア蜂蜜」。あともう一つが、非常に栄養価が高いという真っ黒な蜂蜜なんですが黒い「お蕎麦の花からとった蜂蜜」がございます。例えば春は桜の蜂蜜であったりとか、6月7月ぐらい
になると「りんごの蜂蜜」とか、その季節によってですね、様々なおすすめの蜂蜜がございますので、
季節変わりで、もう来たときに毎回違うはちみつを味わっていただくことができます。
最後にはちみつ工房のこれからについて、そして、今味わったミードについて夢を語っていただきました。
井嶋さん:今結構「観光のお客様」で来てくださっているので、そのお客様を大切にして、来たお客様が100%全力で楽しんでいただくというのが一つ。もう一つがですね、蜂蜜からお酒を造るミードというものを作っておりますので、これをですね、日本全国に広めていきたいというふうに考えております。まだまだ認知度が低いミード蜂蜜酒なんですけれども、これをですね、もう皆さんにかなりおいしいので、ぜひぜひ一口飲んでいただいて、その後気に入って頂きたいなというところで、「ものを作る」というところで、皆様にこう価値であったりとか、楽しみを提供できたらなというふうに考えております。うちのミードなんですけど、結構世界的にも珍しい製法で作っておりますので、世界に向けた輸出なんかもどんどん出来ていけたらいいなという風に考えております。現在はシンガポールと台湾のほうで輸出が決定しておりまして、海を越えたお客様に商品を届けられると思うとワクワクしますので、これをですね
もっといい商品をいっぱい作って、世界に向けて商品を発送できたらなというふうに考えております。
このミードですが、炭酸を入れてシャンパンのようにして飲むのが、今大変人気なんだそうです。千葉発、海外まで大きな輪が広がっていくといいですね。はちみつとミードの「はちみつ工房」、番組ブログにもリンクを貼っておきます。館山自動車道・君津インターチェンジから車で5分ほどのところにありますので、是非、足を運んでみてくださいね。
2022/9/2 UP!
今回は千葉県君津市にある、「はちみつ工房」をご紹介します。

君津市の大井にある「はちみつ工房」は、種類豊富な蜂蜜やお菓子・ドリンクなどの関連商品販売や見学・体験を通じて、はちみつのおいしさや魅力を存分に味わうことができる人気の施設です。
昨年(2021年)の9月1日、君津市にはちみつの採取やミードというはちみつのお酒の製造の様子を間近で見学できる施設がオープンしました。代表の井嶋幸裕さんに、まずは起業のきっかけを伺いました。

井嶋さん:はちみつの生産をしたりとか、はちみつの販売をしたりと、あとはちみつからお酒を作って販売の方をしているような会社です。もともと独立をしたいなーっていう思いがありまして、最初はそんなに多くはないんですけれども養蜂も行いまして。それと同時にはちみつの販売をメインで行っておりました。はちみつは体に良くておいしいものなんですけれども、日常の中で大量に消費するようなものではないので、そんなに最初はうまくいかなかったんですけども。どうしたら売れるかな?というところではちみつとかを生産したりとか、ミツバチの飼育をする現場を見せたりするような観光の施設を建てることで、徐々に売り上げが上がっていった、といういきさつがあります。

プロフィールを拝見すると、元々はサラリーマンだった井嶋さん。最初は養蜂をはじめたけれど、販売だけではあまりうまくいかず、併せて観光施設にすることで、軌道にのったということです。「はちみつ工房」さんでは、① はちの生態を見学②はちみつをとる③ミードというお酒をつくるという3つの工程を30~40分程度の無料ツアーで見学することができるようになっています。
(予約は公式HPから→http://hachimitsu-koubou.com/)
千葉県は温暖な気候を活かして養蜂が盛んですが、「千葉だからこそ」の素晴らしいメリットがあるそうなんです。

井嶋さん:山が多く緑が豊かであることと、暖かいので、全国の養蜂家さんが冬を越しにこの千葉県に冬の間入ってくるということで、全国の養蜂家さんとコミュニケーションが取れたりとか、珍しい蜂蜜なんかも取引しあえたりとかということで、さまざまな養蜂家さんと交流ができる場所なんですね、千葉県は。確か一万箱ぐらいは冬とともに、蜂が一箱一万匹ぐらいいるんですけども、それが1万箱来るっていうのがこの千葉県の地です。特に寒い地域、東北の方からいらっしゃる養蜂家さんがいらっしゃったりしますので、千葉県の植生と、東北の植物でやっぱり違うので ここでは取れない蜂蜜なんかを取引することで、皆さんにいろんな蜂蜜を食べていただくことがうちのお店で実現しております。

井嶋さんのお話にあったように、特に北の寒い地方の養蜂家さんが巣箱と一緒に移動してきて、温暖な千葉県で冬を越しています。1箱に大体1万匹×1万箱=1億匹以上のミツバチが、計算上は千葉に出張してきてる感じなんですね。
ところで、はちみつの味やかおりは、お花の種類によって変わります。いろんなお花が咲いていても、なぜ、蜂さんたちは、お花ごとに採り分けることができるんでしょうか?
井嶋さん:実をいうと蜜蜂自体が一つの花から取ってくるという習性がありまして。ですので一つ、例えば桜の花を見つけたら、もうそこの桜の花からだけしかとってこないですね。それを季節とか場所とか、味とか色とかで最終的な判断をすることで、例えば「桜のこれはハチミツです」ということでお出しすることができるというわけです。蜜蜂は非常に効率を重視する生き物でして、近くで濃い蜜があったらそればっかりをとってくるということなので、なんでもとれるというわけではないですね。うちのはちみつ工房でも何種類かあるんですが、まず三種類絶対的なおすすめがありまして、1つは「百花はちみつ」といって、色んな花からとった蜂蜜と、一番高級な「アカシア蜂蜜」。あともう一つが、非常に栄養価が高いという真っ黒な「お蕎麦の花からとった蜂蜜」です。ほかにも例えば春は「桜」の蜂蜜であったりとか、6月7月ぐらいになると「りんご」の蜂蜜とか、季節によっておすすめの蜂蜜がございますので、季節変わりで来たときに毎回違うはちみつを味わっていただくことができます。
最後にはちみつ工房のこれからについて、そして作られているお酒「ミード」について夢を語っていただきました。

井嶋さん:今結構「観光のお客様」で来てくださっているので、そのお客様を大切にして、来たお客様が100%全力で楽しんでいただくというのが一つ。もう一つがですね、蜂蜜からお酒を造るミードというものを作っておりますので、これを日本全国に広めていきたいというふうに考えております。まだまだ認知度が低いミード=蜂蜜酒なんですけれども、かなりおいしいので、みなさんにぜひぜひ一口飲んでいただいて、気に入っていただきたいです。「ものを作る」というところで、価値であったりとか、楽しみを提供できたらなというふうに考えております。うちのミードは、世界的にも珍しい製法で作っておりますので、世界へ輸出なんかもどんどん出来ていけたらいいなという風に考えております。現在はシンガポールと台湾のほうで輸出が決定しておりまして、海を越えたお客様に商品を届けられると思うとワクワクします。これをもっといい商品をいっぱい作って、世界に向けて商品を発送できたらなというふうに考えております。

はちみつも、ミードもとっても美味しくいただいたDJ2人。
このミード、炭酸を入れてシャンパンのようにして飲むのが、今大変人気なんだそうです。
千葉発、海外まで大きな輪が広がっていくといいですね。
はちみつとミードの「はちみつ工房」は館山自動車道・君津インターチェンジから車で5分ほどのところにありますので、是非、足を運んでみてくださいね。
<はちみつとミードのはちみつ工房>
〒299-1103 千葉県君津市大井305 電話0439-32-1083 HPはこちら
2022/8/26 UP!
今回ご紹介するのは、千葉市若葉区にある千葉市動物公園。

千葉駅からモノレールで10分ちょっと、「動物公園駅」を降りてすぐ目の前です。2005年に、2本足で立つレッサーパンダの風太くんが一躍有名になりましたよね。そんな千葉市動物公園ですが、今、また人気が上がっているんですね。そこにはどんな理由があるのでしょうか。2019年に公募で千葉市動物公園の園長に就任された鏑木一誠さん、どんなきっかけがあったのでしょうか?

鏑木園長:千葉市動物公園の園長を務めております鏑木と申します。学生時代からですね、地元地域の発展につながるような仕事に携われたらいいなという思いがずっとありまして。いわゆる電気メーカーの一ビジネスマンで仕事してました。千葉市が動物公園の園長公募するということを聞き付けて、自分の会社生活の中で経験してきたことがですね、動物公園の経営にも運営にも生かせるんではないかということで応募いたした次第です。

千葉市動物公園はですね、1985年に開園しております。したがって現在36、7年の経過するわけですが、老朽化が進む。それから展示環境を展示物も含めて陳腐化している。その中で平成26年にですね、リスタート構想という再生の方向性をまとめたものがございます。これを具体化に進めていくというフェーズが課題として示されておりまして、これを具体化していくのが私の大きな意味でのミッションということになります。

現在の県知事、当時の熊谷千葉市長は、辞令の公布式で、「市民により愛される動物公園に向けて、リーダーシップを期待している」とエールを送られたそうです。リスタート構想を請け負った鏑木園長、こんなスローガンを掲げました。
鏑木園長:私の掲げたスローガンというのがありまして「驚きと感動」「憩いと癒し」それから「学びの場としての発展」というのを掲げました。その実現に向けたアプローチとしては、一つ目がその動物園の社会的存在意義として挙げられている四つの機能の充実なんですね。その四つの機能というのは、動物種の絶滅を防ぐ取り組みである「種の保存」。

それから生物学的解明や飼育技術の確立につながる「調査や研究」。生物多様性が共生環境に関する「教育」。楽しみながら学ぶ場の提供を意味する「レクリエーション」。動物園とは生きた野生動物の展示を通して彼らの生態の魅力を感じ、体の仕組みや命のきらめき、また生物多様性が共生の大切さを学ぶだけではなくて、命を取り巻く課題、野生動物を含む自然環境や、ひいては地球全体を守ることに人々の気づきが関心が向かうことにつながる情報と体験を提供する場だと思っています。ですから、二つ目としてSDGsなどの時代が持てるメッセージテーマや、動物や自然に 関連する文化芸術科学に触れることも含めた、情報と体験の質的量的な強化が必要だと思っています。
情報発信の強化として、南アフリカに住む、日本人女性で唯一の公認サファリガイド・太田ゆかさんが南アフリカのサファリの様子をリアルタイムで案内してくれるバーチャルサファリを定期的に開催。園内の会場でも、オンラインからでも参加できるこのイベントでは、野生動物の豆知識や環境問題等も取り上げているほか、「ずーろじラボオンライン」という 小学生限定のオンライン授業も開催しています。
ところで、動物園ぼ動物たちは、決まった時間位ご飯がもらえるなどして、野生の本能とか動物としての本性を忘れちゃってるんじゃないかな?と思いませんか?そこで、園としては、肉食獣の本能に迫るこんな取り組みをはじめました。楠木園長のお話です。
鏑木園長:飼育下にある動物というのは、もちろん野生と違う環境なので、さまざまな課題を持っています。例えば肉食動物でいえば、普段彼らに与えている肉というのはですね。皆さんがスーパーで買うようないわゆるカット肉であります。しかも彼ら獲物を狩るというような行動をしなくても、動物園では自動的に餌を与えるという環境にあります。
したがって、彼らがそもそも持っている生態を引き出し切れていないという課題があります。一方ですね、千葉県下のみならず全国的な課題にもなっている「害獣」というレッテルを貼られて駆除されている動物たちがおります。そのほとんどが埋設処理をされていると、この二つの課題をつなぎ合わせることによって、今まで価値を生んでなかったものが、アップサイクルできるんではないか。
害獣として駆除されている動物たちをですね、肉食動物に与える。かみ砕くだとか、 ひきちぎるだとか、なめ回すだとか。そういった彼らが本来持っている生態を引き出せる。そんなような取り組みを昨年からやっているところです。

園では、駆除された動物の命を少しでも無駄にしないように餌として利用していますが、その時に、動物たちの野生本来の生態を引き出せるように、食べやすくカットせず自然に近い形でお肉を与えているんですね。さて、さまざまな課題に向かって問題解決を模索する鏑木園長と園の皆さんですが、次に考えていらっしゃるのが「みんなで作る動物園」。みなさんが「自分が何かの形で動物園に関わってる」と思うことで、もっと来場してもらえる んじゃないかということなんですが、こんなお話もしてくださいました。
鏑木園長:「市民との共創」共に創る、協力して作るっていうテーマに沿ってですね。実は我々動物園側がですね「こういうものがあったら、こういう新しい取り組みが展開できます」ということをお示しをし、それに賛同していただいた方々からご寄付という形で2019年の7月あたりから、アマゾンの「ほしい物リスト」というスキームを使って、(さきほど言ったような)動物園として新しいテーマを掲げ、それに必要な物をお示することでご寄付いただこうと。それによって、市民のみなさんとですね、共に創る、協力してつくるっていうことを形にしていっています。動物たちがですね、食べる給餌装置ですとか遊びの道具ですね。そんなものを中心に今いただいているところです。

多くの協力が届いているようで、例えば冒頭ご紹介したレッサーパンダの風太くん。飼育されているレッサーパンダは一般的に寿命が15~16年ということなんですが、現在19歳!ひ孫、玄孫までいるんだそうです!で、お年のため、もうあまり高いところには登れないということで、屋外の展示場に特別に「風太くんのお家」が作られました。地面に近いところにあるので、熱気がたまらないようにエアコンの風をダクトで送り込むようにもなっているそうです。これもみなさんのご協力で実現したんですね。今もそうしたみなさんの協力をいただきたいものが、「amazonほしい物リスト」に掲載されています。協力したいな、と思った方は、「amazon」「千葉市動物公園」で検索してみてください。協力したことが形になるって、とても 嬉しいことですよね。

風太くんだけでなく、19種類ものサルが集まっているモンキーゾーンなんかもぜひ見てもらいたいですよね。

去年公開されたブチハイエナも、ハイエナという名前のイメージとはかけ離れた愛らしさが評判だそうですし、

ここで生まれた6つ子のチータも順調に育ってますが、チータらしいかっこいいフォルムは必見だそうです。はやくコロナが落ち着いて、チータが疾走する チータ・ランイベントも復活するといいですよね

子供から大人まで、みなさんのニーズに合った見せ方、発信を模索しながらがんばっている千葉市動物公園。2021年度の入場者数は2010年度以降最多になりました。アクセスに便利な千葉都市モノレールでは、車両によって、動物公園の駅名案内の時に園長のコメントが流れるものもあるそうですよ。 みなさんもぜひお出かけしてみてくださいね。
2022/8/23 UP!
- 「年々 愛犬と顔が似てきている!?」中西悠理がご紹介しました「袖ケ浦市にある『袖ヶ浦ふれあいどうぶつ縁』」の情報は、以下のHPでご覧いただけます。

https://www.sodegaura-animal.jp/

- 人と動物の「縁」を楽しめる「袖ヶ浦ふれあいどうぶつ縁」
- ゴルフカートでどうぶつのエサバケツを持って、餌やりで楽しみましょう!!
- 千葉県の新たな魅力を知って、
- 千葉県の観光・産業を応援していきましょう!

- 公式SNSで、可愛い動物たちのご飯タイムの様子もアップされています。カピバラがスイカに一生懸命かじりつく様子、本当に癒されますよ!すでに何回も再生してしまいました。
2022/8/19 UP!
8月19日は「は・い・く」の日です。千葉県には有名な俳人が訪れてさまざまな場所で俳句を詠んでいらして、県内各地にたくさんの句碑も建てられています。今日は「俳句」についてご紹介していきましょう。インタビュー、千葉県俳句作家協会の会長・能村研三さんに、まずは初歩的質問で、俳句について伺いました。

能村さん:俳句というのは、五七五で世界で一番短い詩。17文字で俳句は読むということで、非常に無駄なことを全部省く。要するに省略ですよね。その中にやっぱりこう自分の心を映していくというか。それから季節ですね。まあ、俳句は季語というのがあって春夏秋冬があるわけですけど、そういう中でやっぱり俳句をやっていて良かったと思うのは、ただこう普通、道を歩いているときでも街路樹が変化とか、春になると芽吹いてきて、それが青々としてきて、また一日一日の変化が毎日あるんですけど、そこの変化をまずやっぱり注視するようになる。そこがこう非常に最後に自分の幸せ感につながってくるんだと思いますけどね。
俳句を詠んでると、普段から感覚が鋭くなるっていうか 繊細な季節の“うつろい”に気づけるようになるのかもしれません。続いては千葉県と俳句の関係について、お話しくださいました。
能村さん:千葉県はね、歴史的に言うと、芭蕉さんも鹿島紀行の時に、市川からずっと利根川に出るまでね。小林一茶さんも、流山からね、松戸にかけて長く逗留されていて、まあここを拠点に千葉県ずいぶん色々旅をしている。正岡子規も俳句をひとつの確立をする前に房総にね、8日間の旅をしている。8日間の旅をして、市川から入ってきて歩いて、最後富浦から東京に帰っているんだけど、やっぱりそれがこう俳句改変のね。歴史的に見ると非常に、芭蕉さん、一茶さんから正岡子規、そういうような非常にこう多くの有名な俳人もね、千葉県にこられている。そういう土壌にある千葉県だと思います。
今週YOU遊チバでもご紹介した正岡子規は、近代俳句の創始者といわれていて俳句の革新を成し遂げ、それまでの俳句の概念を変えた人物ですが、その活動には 千葉・房総を旅したことも影響しているんでしょうね。
さて、コロナ禍により、なかなか句会が開催できない。そんな時、ITツールを使って 新しいスタイルでの句会がスタートしました。どんな句会だったんでしょうか。
能村さん:ITを使ったZOOMっていうね、ZOOMの俳句会というのが、このコロナ禍の中にあって、なかなか対面でできなかったんで、それじゃぁということで、ZOOMの俳句会を二つ立ち上げたんですけど。1つ25人ずつぐらいでね。この近辺のみならず、北は青森とか富山とか、九州の人とか。そういう人たちも参加していただいて、全国規模のね、句会ができたっていうことは、やっぱり非常にある意味で今までやってなかったことができたってことはね、非常に良かったと思います。いろんなシステムがあって、投稿システムがあってパソコンで3句投稿しておくと、ある程度のところがくると締め切ってそれを選句にする。選句をしてそこに批評を書くというようなことで、その結果もすぐに出てくるっていうことで。この居ながらにしていろんな俳句の機能っていうのがね、いろんなところでできるようになったっていうことはコロナのお陰様っていっちゃいけないんだろうけど、ありがたいことだと思いますよね。
そのほか、公益社団法人 俳人協会のYouTubeチャンネルなども大変好評で、これなら手軽に楽しめるということで全国の方々が見るようになって、かえって盛んになっていったなんて話もあるんだそうです。こうして古くからの文化が発展しながら受け継がれていくって、素敵ですよね。実は、俳句は世界にもファンが大勢いて、能村さんはこんな活動もされています。

能村さん:今、俳句ユネスコ無形文化遺産登録推進協議会っていうのでね。これは俳句、ユネスコに登録をしようということで、今、世界でも国際的にも非常に俳句が注目されているという中で、やっぱり世界のユネスコに登録してもらおうということで活動していますし、私の俳人協会でもね「房総吟行案内」という本がね、これ30数年前に一回出たんですが、新しい今、現代版を作ろうということで「新房総吟行案内」というのを作っているんです。俳句の素材になるところが、千葉県は海があり、山があり、都会もあるし、 まあそういうようなことで、非常に俳句の素材としては非常に恵まれた千葉県は環境にあると思います。
新房総吟行案内は来年には発行できそう、ということなので楽しみですね。そしてユネスコの無形文化遺産登録にあたって、能村さんは、まずは世界一短い詩の世界を知ってもらい、楽しんでもらいたいとおっしゃっています。たとえば俳句自体を英語に翻訳すると翻訳された方の解釈も入るので、できれば日本語でダイレクトにイマジネーションを膨らませてもらえるようになっていってほしいんだそうです。俳句に興味をもたれた方、千葉県俳句作家協会のホームページ、是非覗いてみてください。

http://chibakenhaiku.pinoko.jp/
ぜひご覧ください。
2022/8/12 UP!
今回は館山市で30年以上ダイビングスクールを運営、世界的に有名なフリーダイバーのジャック・マイヨール氏が館山に住むきっかけをつくった方にお話をうかがいました!

ジャック・マイヨール氏といえば、伝説のダイバーとも言われていて、リュック・ベッソン監督の映画「グラン・ブルー」は彼の自伝が基になっています。館山市の坂田(ばんだ)というところに別荘をもつほどの親日家だったそう ですがその裏にはあるダイバーの存在があったんです。
館山市でダイビングスクール「シークロップ」を運営されている成田均さんにお話を伺いました。今は、ダイバーとしては第一線を退いて、気ままにダイビングされているそうですが、まずは、ダイビングとの出会い、そして館山との出会いについて伺いました。
成田さん:僕は秋田で生まれて尊敬するダイビングの日本の創始者に近い大崎映晋さんという水中カメラマン、兼、世界のクストーさんたちといろいろ付き合いのあった先生の所へ弟子入りして現在に至ってます。健全なスポーツとしてね、やってましたので、トレーニングする場所がないわけですよ。だって泳いでるだけであがれって言われるし。で漁師にあがれって言われると喧嘩するわけにもいかないからあがらざるを得ない。だったらまあ、漁師さんに何か協力して、特例を設けてもらおうって、当然そういうことを考えますでしょう。たまたま先生が知り合いだった平田さんという定置網をやっている漁師さんがいて、そこで挨拶しに来た時に事情を話ししたら「網を見てくれるんだったら、うちの網の周りでね。潜って練習するのは良いよ」と。それで館山に住み着くようになったという、そういうことですよね。

大崎映晋さんというのは、1960年代から活躍された日本の水中撮影のパイオニア的存在の方で、クストーさんというのはダイビングの器材のアクアラングの開発者でもあり、深海をテーマにしたドキュメンタリー映画でカンヌ映画祭のパルムドールやアカデミー長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した方。つまり、ダイビングの世界において、本当に代表的な方たちとつながりがあったということなんですね。成田さんがダイビングを始めた頃は、漁師さんたちが優先でダイバーの肩身が 狭かったけど、館山の海では、理解してくれる方がいて潜らせてもらえたんですね。
ダイビングは今はメジャーなマリンスポーツですけど、そういう時代もあったんですね。さてそんなご縁で館山にやってきた成田さん、千葉の海の豊かさがつたわるエピソードを教えてくださいました。どれだけ多くの種類の魚の写真を撮影 できたかを競う競技会に参加したのですが、結果はどうだったのでしょうか。

成田さん:88年から1992年までの5年間、10月10日の日に全国一斉にですね、何種類の魚をダイバーが写真に写すことができたかということで。4名のダイバーが、自己責任で何本潜っても構わないということで、それで5年目の1992年にシークロップチームはですね、千葉の海にも関らず全国第2位になりました。203魚種の魚をカウントしまして。ですから、ここの海は見ようによっては特異な海なんですね。外洋にも接しているし、黒潮・親潮も時によっていろいろ変化があるし。それでトップが西表の海洋公園チームで 253種類だったかな?で、2位が我がシークロップチームと、同率2位というのがあって203。第1回1988年の第1回大会に既にわがチームは7位でしょ?だからね全国の。そういう意味で豊かだという事です。

西表の海に続いて全国2位!今から30年前の話だとはいえ、すごい記録ですよね。世界的フリーダイバーのジャック・マイヨールさんは1976年に水深100mを超える素潜りの世界記録を達成、1983年にはその記録を105mに更新しました。ものすごい記録ですよね。そんなジャックさんがなぜ、館山の地に住むことになったのか、そこには成田さんとのつながりがありました。出会いはイタリアだったそうです。

成田さん:素潜りで潜ってゴム銃かスプリングでもって魚をいかに捕まえるかって、そういう世界大会があったんです。結果はまあ、大したことはないんだけど、1969年のとき、その大会にジャック・マイヨールが、日本選手団を表敬訪問してくれたんですよ。まあ、多分実行はできないだろうと。でもなんかきっかけは作りたいということで、日本には、僕の故郷には素晴らしい海があるので、そこを一緒に潜りに行きませんか?って、英文でね、日本語を英文に直してもらって届けたら、意外や意外「グッドアイディア」っていう話になって。それで60万円借りて通訳を雇って11日間の旅を。羽田で帰る時に「いろいろサンキュー」と「クレイジーガイ」と。クレイジーガイですよ。またどっかで会おうって言われて、あの世界のジャック・マイヨールと 旅をしたんだっていうことで60万円も高くはないなと思ってたら、2年後に突然現れたんですよ。

成田さんの故郷、秋田の海に潜るため数日間一緒に旅行をして意気投合したんですが、2年後に突然現れたそうなんです。
フリーダイビングは空気の入ったタンクなどの装備をせずに潜っていく競技なので、常に「死の恐怖」がつきまといます。独自の死生観がある日本の「禅」や「武士道」に、ジャックさんは大きな関心を持っていたので「それなら日本に住んでみれば」と成田さんが、館山に「ジャックスプレイス」と名付けた古民家を用意したことで二人の親交はさらに深まったそうなんです。ジャック・マイヨールさんは、2001年、その生涯を終えていますが、成田さん、実はこれからジャック・マイヨールさんとの想い出を伝えるため の記念館を作りたいと、少しずつ動き始めているそうなんです。

成田さん:「記念館作るぞって、そういういろんな飾るものあるの」とか言われるんですけど、全くないわけじゃない。多少はありますけれども。メッセージ記念館ですから、ジャック・マイヨールが何をしたかったかを僕は伝えたい。それには本当にやっぱり僕たちが要するに子供の頃持ってた夢をね、大人になっても持ち続けられるような、そういうものがこういっぱいあるわけですよ。そういうものを具体化したい。そういうものを伝えたい。そういう記念館です。体験学習ができ、ジャックの生前どういうことをしていたかっていうことも資料を入れるという、そういう記念館ですね。ですから、大きさとか格好にあまりこだわってません。むしろ仲間でみんなで持って手作りという感が強いですね。そのために材木は自分たちで切り出したり、いろいろやってます。

このジャック・マイヨール メッセージ記念館、まだ材木を切り出したところだそうですが、少しずつでも形にして、子どもたち、若い世代に、夢を持つことの素晴らしさと海の素晴らしさを伝え、感じてもらう場所として作り上げたいとおっしゃっています。ぜひ完成の折には訪れてみたいものですね。そして、番組ブログには、成田さんのシークロップダイビングスクールのリンクを貼っておきます。まずは、ジャック・マイヨールの愛した館山の海を知ってみるのもいいかもしれません。

2022/8/8 UP!
- 「結構 気分に波がある!?」中西悠理がご紹介しました「江戸川で体験できるウェイクボード『GARDEN-A.HOUSE』」の情報は、以下のHPでご覧いただけます。

- 江戸川と京葉道路の交差する辺りにある「GARDEN-A.HOUSE」
- ウェイクボードは、腕の力・足の力もほとんど必要無く、
- 初心者でも1回目から立つことが出来て楽しいと評判です!
- 千葉県の新たな魅力を知って、
- 千葉県の観光・産業を応援していきましょう!

- マリンスポーツというお題でこのポーズ。…伝わるでしょうか。ヒントは後ろのポスターです笑
2022/8/5 UP!
道の駅しょうなんを今回はご紹介します。
神奈川の湘南ではなくて、千葉のショウナンは、沼に南と書いて沼南です。かつて「沼南町」という地区があったんですが、今は柏市の一部になっています。この「沼」は手賀沼のことで、今回ご紹介するのはその手賀沼の 近くにある、最近リニューアルされて人気となっている「道の駅しょうなん」です。

道の駅ですから、「駅長さん」がいらっしゃいます。駅長でプランナーでもある木村美穂さんに、 まずはリニューアルまでの経緯について伺いました。

木村さん:元々こちら沼南町という場所だったんですけれども、平成の大合併で柏市となりました。沼南町の時代から道の駅の構想というのはありまして、その沼南町の時代にこちらの道の駅のほうは完成しております。その後、昨年12月拡張リニューアルオープン致しまして、現在の大きな建物「てんと棟」ができましたのと、今年の4月に、もともとあった建物の方がリニューアル工事を行ないまして「レストラン棟」となりまして、そちらもオープンしまして、2棟揃ってグランドオープンとなっております。駐車場の規模からして400台という、かなり大規模な道の駅になりまして、建物も多いんですけれども(道の駅)もともとできたとき、想定していたお客様の数よりもかなり多くのお客様に、ご来館いただきまして駐車場もかなり狭くなっていたということで、お客様からもっと駐車場を広くして欲しいというご要望もございましたし、直売所もっと広くしてお買い物しやすいようにというご要望がございました。 そういったことを取り入れてですね。今回の道の駅に反映させております。

柏市は都心に近く、43万人もの人が住む大きな町ですが、市の総面積のおよそ4分の1が農地で、全国でも有数の生産量を誇るカブ・ねぎ・ホウレンソウをはじめとしてさまざまな野菜を生産しています。「道の駅 しょうなん」でも特に野菜直売所の人気が高くて、たくさんのお客さんが柏の野菜をお目当てに集まるんですが、この直売所、出荷される農家さんにとってもうれしい場所みたいなんですよ。

木村さん:
日常で使うお野菜はもちろんなんですけれども、季節ごとに色々なお野菜が並んでおりましたり、あとはスーパーでなかなか見かけないような野菜を作られている農家さんもいらっしゃいまして、それを目当てに料理人の方などもいらっしゃったりすると伺っております。


平日は近隣の方が多いんですけれども、週末になりますと遠方からのお客さんが増えまして大変にぎわっております。農家さんが納品される時にお客様と会ったりですとか、それを楽しみにされておりますのと、あとちょっとコロナ禍なんですけれども、落ち着いてきましたら、たとえばイベントで対面販売をしてですね、お客様とのふれあいの機会をできる ようにしております。農家の方々もなかなか自分でそういった機会がないので、そういったことを、楽しみにされているというお話を伺っております。はい、かなりモチベーションが上がるようです。
取材に行った時も、開店と同時にワッとお客さんが入店されて、ものすごい勢いで 野菜が売れていったそうですよ。リピーターの方も多そうでしたね

大人気の直売所やレストランだけでなく、道の駅としては珍しいお店も入っているんです。駅長の木村美穂さんに伺っています。
木村さん:道の駅で「知産知消」という言葉をテーマにしているんですけれども、普通、「ち」という言葉は「地」面の「地」だったり、千葉でしたら千葉県の字で「千」の字だったりするんですけれども、こちらでは「知」るという文字を当てております。生産者さんの思いですとか、商品の背景などを知ってもらった上で、手に取ってもらいたいという思いが込められております。その知るという取り組みのなかで、青山ブックセンターさんを入れておりまして、こちらでは、食ですとか農業ですとか、健康に関する書籍を取り扱っております。知消の方は食べ方を、知って頂きたいということがございまして。で、ブックセンターの中にそのレシピの本がある事もそうなんですけれども、例えば併設しておりますレストランですとか、そういったところですねこういった食べ方があるよですとか、こういったものを取り入れてますよということを実際に、地元の野菜を取り入れてですね、メニューにしているような感じでございます。あと、加工体験室が中にございまして、こちらも不定期にはなるんですけれども、料理教室を開催しておりまして、地元の食材を使ったり、地元のレストランの方を講師にですね、招いたりですとか、食べ方もそうなんですけれども、さらにそのレストランの講師の方ですとか、食べることに付随して、野菜ももちろんその地域のことも知っていただきたいということで、いろいろな取り組みを行っております。

直売所に書店、レストラン、カフェと、複合施設となっている「道の駅 しょうなん」そのコンセプトのひとつに「地域のターミナルステーション」・・さまざまな人、モノ、コトをつなぐ場所となってまちの経済や情報発信の拠点として、また、地域の課題に取り組む拠点として「まちづくり」に深くかかわっていく「道の駅」を目指しているということなんですが、具体的にはどのような取組をしていらっしゃるんでしょうか

木村さん:
道の駅の周辺で収穫体験をやっている団体さんがいたり、あとはフィッシングセンターさんで釣り堀ができたり、沼辺のアクティビティですね。例えばSUPですとか、カヌーをやっている団体さんもおりまして、キャンプ場などもたくさんできておりますので、そういうところと連携していろいろな今取り組みを行っているんですが、道の駅で例えばキャンプ場行く時にお買い物をして行ったりですとか、収穫体験の帰りに寄っていただいてより野菜のおいしさを知って頂いたり・・魅力ですね・・知って頂いたりですとか、そういったことで、道の駅で完結するのではなく、いろんな方々と連携して相乗効果としてこの地域全体を盛り上げていけたらいいなと思っております。道の駅の新棟の方に「インフォメーションカウンター」がございまして、そちらの方でいろいろな地域のそういったもの、用紙とか、そういったことのご案内もして おります。カウンターにいる方々が、実は地元のお母様方で、こちらの地元の事をよりよく知っていたり、お子様もいらっしゃる方も多いので、そういったお子様関係の情報とかも皆様と同じような目線でご案内できるかと思います。

「道の駅しょうなん」の周辺には、いろいろな施設やアクティビティがあるので、ぜひインフォメーションセンターに立ち寄って情報を見つけて、手賀沼を満喫していただきたいですね。木村さんはプランナーでもありますので、これから秋、冬に向かってまた新しい情報も発信していきたい、イベントも計画していきたいとおっしゃっています。 ドライブガイド情報もたくさんあるみたいですよ。車で手賀沼などにお出かけの際など、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

2022/7/29 UP!
千葉は酪農発祥の地ですし、たくさんある牧場の美味しい牛乳で作られる
アイスクリームとかソフトクリームって、最高ですよね 。千葉県の飲食店で、2019年から開催されている「房総生シェイクまつり」というイベントがあって、こちら、年ごとに参加店舗が増え、大きな盛り上がりをみせているんです。
今回は、このイベントを主催する須藤牧場さんをご紹介します。

今日ご紹介するのは、館山市安東にある須藤牧場です。まずは須藤牧場の取締役・須藤陽子さんにお話を伺いました。陽子さんは、農林水産業において女性の活躍推進に貢献した活動を表彰する農山漁村女性活躍表彰で令和2年度に「農林水産大臣賞」を受賞するなど、さまざまな受賞歴をお持ちで、畜産業に携わる女性として、とても高く評価されている方なんです。どんな風に活動をされているんでしょうか。

須藤陽子さん:牛をたくさん飼っている酪農家のお嫁に来て、それから30云年経ってますね。今は牛さん130頭ぐらいですね。結婚してからですね、夫と二人三脚で酪農業・・・一生懸命生乳生産に励んできたところですが、女性の感性を活かさせていただいて、酪農業の多面的機能っていうのに着目をして酪農教育ファーム活動だったりとか、六次化というところに力を入れてきたことが認められたということです。広い放牧場に牛さんが放れている姿を見るだけで、例えばもう癒されたりとか、オープンファーム的なところ、そういったところが一つの機能であったりとかします。
すごい農業には力があるなと。それを都会の子たちとかあまり自然と触れ合ったことのない人たちにも伝えていきたい。それがまた酪農家としての使命であったり、社会に貢献できる部分じゃないのかなっていうのに気が付いたということですね。

農水産物の生産から加工製造・販売まで行うことを6次産業化と言いますが、須藤牧場さんでは生乳の生産だけではなく、牛乳を材料にしたさまざまな製品の開発・販売などにもいろいろ取り組まれています。一方、肝心要の酪農は一筋縄ではいかないことばかりだそうなんです。例えば、バターが足りないからといっても、牛を増やしてからバターを作ることができる牛乳を取れるようになるまで2~3年はかかります。やっと生産が増やせるようになったら、今度はコロナ禍で消費が一斉に落ち込んで大量の牛乳が余ってしまうということが起こったりもしたそうなんです。酪農はビジネスとしては厳しい、やめた方がいいのではと思われたこともあるそうなんですが、そんなときに、須藤さんの3人のお子さんたちが行動を起こし始めました。
須藤陽子さん:毎日休みなく朝から晩まで働いていて、でまた体験の受け入れとかこうやってきた。そういう姿を見た三人の子供たちが、やっぱりあの牧場は無くしたくないって三人とも思ったようですよ。長女が、私たちが搾っている牛乳を使って牛乳料理の店を持ちたい。アイスクリームソフトクリームを売りたいっていうような思いでお店を立ち上げました。次男がその思いを引き継いで、また今度「生シェイク」というものがもう広がりを見せています。この「生シェイク」というメニューは、実は娘のまかないから始まったものなので、それがメニュー化されて、そういったものがどんどん地域の店にもお店の方にも使っていただけるんじゃないかっていう次男の発想で、今年は本当に盛り上がりを見せています。

スタジオの二人に、実際に須藤牧場から取り寄せられるシェイクを味わってもらいました。

とってもおいしいこの生シェイク、実はそのフレーバーは70種類以上あるんです。「房総生シェイク祭り」にはカフェだけではなく、イタリアンやお米屋さんなどいろんなお店が参加していて、それぞれオリジナルにアレンジしているからなんですね。詳しくは陽子さんの次男・須藤健太さんにお話を聞いています。
須藤健太さん:10年ほど前に就農致しまして、力を入れていることとしまして「生シェイク祭り」というイベントの企画・運営をしております。2019年に始めました。今年が4年目となります。自分で言うのもなんですけど、とっても楽しいイベントで、須藤牧場のアイスを使って、千葉県内の飲食店がそれぞれコンセプトを生かしたプレミアムなシェイクを限定提供する、っていうイベントですね。原材料が「須藤牧場のアイス」を使うことだけが条件となっていまして、どんな生シェイクにするかは全て各店舗にお任せしています。今年は千葉県内63店舗のお店が参加頂きます。2019年は館山市だけでわりと小っちゃくやっていたんですが、今年は千葉市の方ですとか、松戸市や習志野の方まで広がっていて、本当にマップにしたら千葉県内全部を回れるぐらい集まりましたね。

共通しているのは、須藤牧場の生シェイク用専用アイスを使用しているということだけ。 実は、千葉県だけでなく、兵庫県の淡路島にも広がりを見せている「房総生シェイクまつり」。今の段階で参加数は70店舗を越えているんです。須藤健太さん、今年こそはと意気込んでいるのは、こんな理由がありました。
須藤健太さん:2019年に初めて開催したとき、正直、たくさんの方から喜びの声が上がりました。行政の方からもこれいいねって言っていただいたんですが、もう忘れもしない9月の頭に大型台風がやってまいりまして、とても尻窄みに。。。その時に、「来年はこれ、本当にいいイベントだから、もっと頑張ろう」っていうことで2020年頑張って冬から参加店舗数を募っていたら、新型コロナウイルス感染症の影響によりまして大手を振ってなかなか宣伝が厳しい状態でした。今は千葉県、そして淡路島ですけどこれから、北海道、東北、九州や関西にも素敵な牧場いっぱいあるので、日本全国の酪農の歴史や価値をお客さんが感じられるように、日本全国の牧場とこう生シェイク祭りをやれたらこれ以上の幸せは、僕はないですね。それではラジオを聴きの皆様、生シェイク祭りちょっとでも興味がありましたら、是非“生シェイク祭り”で検索のほど、よろしくお願いいたします。

自分の牧場の牛乳だけでなく、各地域の牧場とその地域のお店を「生シェイク」というコラボレーションで盛り上げていく壮大なプラン、素敵な広がりを見せてほしいですね。ぜひ、みなさんも「房総生シェイク祭り」を楽しんで、お好きなフレーバーを見つけてください。「生シェイク」の提供期間はお店によって異なります。「生シェイク祭り」で検索して最新情報をチェックしてお出かけください。
須藤牧場&淡路島 生シェイク祭り(10月31日まで)




