2023/5/5 UP!
今日は、5月5日、子供の日ですね.。今日は、子供を成長させる体験をテーマに、「自然の中で思い切り遊べる体験ができる」ところをご紹介したいと思います。場所は房総半島のほぼ中心、近くの民家からは2キロ以上離れているという、森の中にある施設です。人里離れた野生の森の中で過ごした子供たちはもちろん、大人にもさまざまな変化があるという貴重な体験。いったいどんなものなのかご紹介していきます。

今回ご紹介するのは、森林塾 かずさの森というところです。周囲は人の気配の全くない、山また山の“陸の孤島”。県下一の野生の森。都会を離れ、ここを訪ねてきた人たちがそこで時間を過ごすことで、現代生活では感じることが難しい”動植物の命をいただいている”“生きる原点を感じることができる”と体験談が口コミで広がって人気となっています。まずは代表の 岩田和久さんに この森を作った始まりを説明していただきました。

岩田さん:房総丘陵の真ん中だと思ってイメージして。千葉県で一番長い川の小櫃川って川があるんですが、そのちょうど源流部です。私が先祖からの相続で、このあたりの山を相続しましてね、山が荒れていたものですから、30歳ごろから山に入り出して、そしてまあ遊んでたわけですね。 でまあ、ご存知のように林業って不況だったもんですから、材木だけで勝負するんじゃなくて、森の持っているたくさんの面を、多様性っていうんですか?それを活かした感動プログラムを作れないかなと思って、山に道作ったり、池を作ったり、施設を作ったり、そんなふうにして遊んでたわけです。
好き勝手やってたらこうなっちゃったってだけど、まして、これもあったらいいじゃないかな。これもあったらいいんじゃないかなっていう。そういう連鎖でそうなったと。
深い森の山の中腹に人力、そして、ブルトーザーやショベルカーなどで平らな場所をまずは作り、それを少しづつ広げていったということなので、楽しいといっても大変ですよね。そもそも重機が通る道もなかったということなので、かなり根気が必要な作業だったと思います。

始まりは1995年ごろ、今から30年ぐらい前ですよね。水を引いてきて、大きな池も作ったり、2000年ぐらいから人の受け入れ・・森林塾を始めたのだそうです。今ではその池に天然記念物のモリアオガエルも産卵をするようになったそうです。これは農薬などないきれいな水だからできることなんですって。 森林塾で人も受け入れるということで、それなりの施設が必要になってきますが、これも驚きなんですが、岩田さんが建物までつくってしまったんです。
岩田さん:雨が降っても体験できるように、まあ、雨をしのげる場所と、炊事食べ物を調理したり、いいなと。体が汚れたら、まあ風呂場もあってもいいんじゃないかなと。布団もあれば、寝てもひと晩泊まりたいってなればそんなあるし、トイレもなきゃいけねーだろと、まあ、そんな感じで次から次へと作っていったとでこれは全部敷地内の山林から自分で切って運んできた。私たちも、例えば食べ物とかね。水とかね。 それからエネルギーとかね。都会はみんなよそから運んで来ないと生活が成り立たないようになってますよね。

ここではできるだけその場であるもので生活できるあまり他者に依存しないでも生活がやれるんだよ。 そういうことを体験してもらえればうれしいなあと思ってたわけ。
本格的な杉の丸太でできた丸太小屋(小屋のレベルではない大きさです)そのほか、木の上にある小部屋のような建物など見てるだけでもワクワクしてきますよね。いま、お話にもありましたが、一つ作ると、これもあったらいいんじゃないか?これがあったら来た人がもっと楽しめるのではないか?と、滞在する人の気持ちになってどんどん作っちゃう。岩田さんは普段は農家さんで、お米などを作っているので、その作業の合間に山に行ってこの場所を作っていったんだそうです。

取材スタッフによると、現地は携帯電話の電波はゼロだそうです。かえってその方がいいのかもしれません。
具体的にどんな体験ができるのかというと、いろいろあるんです。例えば2023年のプログラムからご紹介するとメープルシロップつくり、山菜摘み、野生キノコ採り、子供生き抜く自然塾キャンプ 清流で川遊びというプログラムでは、小櫃川の源流で手づかみ漁が楽しめるんですって。子供だけでなく大人も参加できる、このプログラムを組む意図を代表の岩田さんに伺いました。

岩田さん:例えばね、ざっくばらんにこの間、千葉県もね、3年ぐらい前でしたっけ?大きな台風があって。 全体の被害があったところありましたよね。で、私もあの実際に被害にあったんですけど、その時に自分で掘っ立て小屋みたいなのを作れて緊急避難みたいのができたら、まあ避難所にべったり行かなくてもいいんじゃないかなと言うようなことで掘ったて小屋作りを体験したり。
あるいは今度古民家の再生プロジェクトも4月から始まります。移築して0から。大工さん瓦(職人)さん。それから太陽光も入れますから、それからもちろん水周りなんかも超最新のやつを。 だから、例えば古民家でも中は超快適な家づくりをやろうと思ってるんですよ。それから電気も自給して、そしてなおかつ寒い時には薪ストーブとか。エネルギーも環境に負荷をかけない形で、それを目指して。2年間かけて 学ぶようなプログラムになっています。

そのほかにももうこちらは今年の分は終了しましたが、狩猟・・狩りですね。そしてジビエ解体体験1泊2日というのがあります。森の中で野生の鹿、猪の痕跡を探したり、生態系・野生動物の習性を勉強して檻、罠を使った捕獲体験、その後解体して、お肉は、夜、皆でいただくそうです。
ちょっと子供にはショッキングかもしれませんが、これが本当の命をいただくということなんだというのは、わかると思います、大事なことですよね。 こういった体験をすることで子どもたちの意識にも変化が起きるそうです。

岩田さん:変にストレス思ったりなんかしてる子供たちはここではね、まず好きなことしていいんだよ、我慢しなくていいんだよ、やりたいことやっていいんだよ。自由なんだよ。ただし、自分の命は自分で守ってくださいよ、ってお話しするわけ。で、そうするとね。そんなにハメ外さないですよ。危ないこともしないし、逆にみんなその状況にあった行動するわけ。そうするとね、みんなね、日頃のまあ、これもやりたいで我慢してた子供たちは多分ねどんどんどんどんこう開放的になって楽しかったよって言って帰ってくる。それがまあ。 楽しみですね。私の。こう生きるっていうことはね。人類含めて生き物は、他人の命をいただいて繁殖してるわけですけども、いろんな食べ物とか、いろんな生き物とかの命の多様性によって、私たちは生きてるんだよっていうことを感じてもらえればありがたいかな、と いうのが私の最近の目指すところ。
森の中の多様性の上に、そこにいるすべての動物、植物は生きている。その中に人間もいるという体験は、きっと昔、、、昭和30年頃までは普通にあったんだと思うね。でも今はそれを知らない大人や子供たちが殆どだから、房総丘陵の貴重な自然と岩田さんのノウハウは価値があるんでしょうね。

リピーターも増えているそうです。なんだかわかる気がしますね。家に引きこもりがちな子供が活発に変わっていくケースもあるようです。保護者や周りがコレしろ、アレしろ、と指図するのではなく、自分で決めていくというのが大事なんだと岩田さんはお話しくださいました。

森林塾 かずさの森は事前予約制となっています。詳しくは、HPをご覧ください




