2026/7/17 UP!

最近、農家さんが運営されているカフェって人気がありますよね。
今日は、そんなのどかな場所にあるカフェをひとつご紹介します。店名は、農遊舎と言います。
房総半島南東部に位置し、のどかな里山風景が広がるいすみ市・国吉地区。温暖な気候と肥沃な土地に恵まれたこの場所に、心安らぐカフェ「農遊舎」があります。およそ40年前にいすみ市へ移り住み、自給自足の暮らしを始めた斎藤博さん、直子さんご夫妻によって、2015年にオープンしたカフェです。店内の壁やドア、テーブルなどの多くはご夫妻の手作りで、木の温もりあふれる空間が広がっています。また、ご夫妻は養鶏も営んでいるので、カフェでは採れたての卵を使ったオムレツが味わえるほか、自家焙煎の珈琲なども人気で、食材から調理まで手間暇かけて作られた料理を楽しむことができるんです。

斎藤さんご夫妻は、移住されてきた方なんです。まずは、いすみ市に移住してきた理由を伺ってみましょう。斎藤さんご夫妻は、とにかく会話が楽しいんです。

斎藤夫妻:大阪に住んでて、で、大学の先輩が大多喜で養鶏をやっているというんで、土地探ししながら遊びに行ったっていう感じで、まだその段階ではどこであの定住して始めるかって決まってなかったですね。で、その中で、この土地に関連する方と出会って、その人の紹介でここに住むことになりました。それで、あのチラシが入ってたから、新聞のチラシを見て、ハーブガーデンに行ったら、面白いところやなと思って、2人で子連れでもいいよと言われたんで、そのまま子連れで働き始めて、面白かったとハーブが。まだフレッシュハーブの黎明期だったんですよね。これ、すごく面白かったです。あの現金収入するには、ニワトリが一番素人にはいいよと言われてたから、それで人のとこばっかりやってた。やってると、自分らで何かしようとして、 ニワトリ小屋を建て始めたっていう。まあ、自分らの小屋もやけど。

どこかいいところはないかなと探して、たまたま人を頼ってやってきたのがいすみ市だったんですね。ハーブガーデンで働きながら、家では卵で生計を立てていたんですね。
こちらの斎藤さんご夫妻、タフな精神をお持ちで、まずは鶏小屋を建てました。最初は柱と屋根と網だけでしたが、なんとその小屋に自分たちも住み始めたそうなんです。はじめは、水道はひいていたものの、電気はなく、さらには、「壁」もなかったそうですよ。
それが40年ぐらい前。サバイバル感がすごい。ここからどうしてカフェを開くことになったんでしょうか?

今から15年ほど前、いすみに移住してから25年ほど経過したある日、今の農遊舎につながるカフェをまずオープンされたのですが、そのきっかけ、そして、今の農遊舎のメニューについてお話しいただきました。
斎藤夫妻:卵を買いに来たりするお客さんとか、見学に来たり、来るお客さんが結構いらっしゃって、そのたびにお茶入れてはコーヒー入れて、おしゃべりずっとしてたんですよね。そんなんで、2時間くらいすぐ時間が潰れててこれはもったいないなっていう。作業は進めへんし、だったらカフェにしようや!っていうことになりましたよね。まあ、コーヒーは、もう高校生の頃に大好きになって、それから豆をひいて飲んでたんですけど、今は無農薬の豆を使って、それをまたお客様にも飲んでもらって、喜んでもらってるかなっ!ピザとオムレツですね。卵はね、卵は自分のところの卵を使って、もうこれも来た時からずっとこれは焼いてますけど、あの40数年間、自分たちが食べてたものと同じものを出しています。ピザは国産小麦を使って、酒種で発酵させたものをお出ししています。

今の声を聞いていてもわかりますけど、お話が好きなんでしょうね。卵を買いに来た人と、茶飲み話で時間が経ってしまうなら、確かに、カフェにした方がいいですよね、、、

なんとなく、お二人の会話を聞いているとお店の雰囲気も楽しそうなのがわかりますよね? 生みたての卵のオムレツも美味しそうです。ちなみに、鶏はケージ飼いではなく、平飼いをしていて、その数およそ120羽だそうです。
平飼いの鶏の卵は、健康で美味しそうな予感がします。

中西 お店の雰囲気がとても楽しい農遊舎。実は、ご夫妻の他にもお客さんの相手をしてくれるメンバーがいるそうなんです。

いすみ市・国吉地区の小高い丘の上にあるカフェ農遊舎。ご夫妻との楽しい会話も魅力ですが、ここには他にも強力な接客メンバーがいるんです。

斎藤夫妻:今、うちには猫が2匹と犬が2匹おりまして、お客様の相手をしてくれています。で、1匹の犬と、とら猫はすごく人懐こくて、だいたい誰の上にも膝の上に乗ります。で、あと犬もいるんですけど、あの散歩に連れてってくださるお客様がいるので、一緒に行ってもらって、やっぱり喜んでもらって。あ、それと、うちはちょっと高台にあるので、田んぼの景色が素晴らしいんです。で、僕ら朝起きた時には、もう朝日が昇ってくるのは、遠くの山から見えるんですけど、それも綺麗なんですけど、風が吹く様とか、あの稲が育っていく様がよく見えますので、最高に気分がいいです。いろんな方、旅行中の方もいらっしゃいますし、ご近所の方もいらっしゃるし、移住されてきたお客さんもいらっしゃるし、おしゃべりが多いですね。おしゃべりカフェです。来た人同士がしゃべることもありますし、あの僕らとか、他のお客様とも混ざって、みんなでいろいろしゃべったりとか。


お客さんが散歩に連れて行ってくれる、犬も嬉しいだろうし、連れて行くお客さんものどかな風景の中を犬と一緒に歩けるのは楽しいですね。

猫ちゃんは、お客さんが椅子に座ると、様子を伺って、そしてちょこんと膝の上に乗ってくるそうです。これは、猫好きにはたまらないですよね。猫はツンデレだとよく聞きますが、ここの猫ちゃんはデレデレだそうです。

そして小高いテラスから見る田園風景が素晴らしいんです。
ちょうど今頃は稲が一番背が大きくなっている頃だと思いますが、風が吹くとそれが揺れて、上から見ると、まるで風そのものが見えるように感じるそうです。丘から突き出したテラス席でそれをじっと見られているお客さんも多く、何時間もいらっしゃる方もいるとのことです。最後に、40年暮らしてきた斎藤さんご夫妻に、改めていすみに対する思いを伺いました。

斎藤夫妻:この空間でいろいろなことをやるのが好きなんですけど、いながらにして、いろんな人といろんなところからできているのが面白いなと思っていますね。まあ、今まで通りのことをやっていきたいなと思ってますね。まあ、薪ストーブとかあるので、あの木を切ったりとかもすごくあるんですよね、仕事として。草刈りもあるしね。そればっかりやな。薪準備とそういうのをコツコツ、まあやっていくのかなと思ってますね。なんかお客さんが作ってくれるんかなぁと思ってますよね。私らが何か何するわけでもなく、それでどんどん変わってきてるんで楽しみなんですよ。今日はどんなお客さんが来はるかなっていう。結構移住された方も、もうこんな最高やっていう人もね。もちろん、あの、ええとこやなと思っています。こんなところに出会えてよかったなと思っています。いろいろあの楽しむことがあると思うので、ぜひおいでください。

国内はもちろん、外国からのお客さんもいるんだそうですよ。たくさんの人に愛されている国吉地区の農遊舎、これからも長く、楽しく、続けていただきたいですね。営業時間などの詳しい情報は、農遊舎のフェイスブックをご確認ください。(営業は基本、金、土、日、月です)
2026/7/10 UP!
もうすぐ海開きを迎える海水浴場も多く、いよいよ夏本番、今年も楽しい海の季節がやってきましたね
実は、千葉県には環境や安全性などに関する国際的な基準を満たした「ブルーフラッグ認証」の海水浴場が2か所あります。山武市の本須賀海水浴場、そして勝浦市の興津海水浴場です。今回はそのうち、勝浦市の興津海水浴場にスポットを当てていきたいと思います。

房総半島南東部に位置し、リアス式海岸の絶景が広がる勝浦市。1906年の観測開始以来、一度も35度を超える猛暑日を記録していない「涼しいまち」として、近年注目を集めています。市内にある「興津海水浴場」は、穏やかな波と高い透明度を誇る海が魅力。地域住民が一体となって環境保全活動などに取り組み、そうしたことが評価され、国際環境認証「ブルーフラッグ」を2023(令和5)年から4年連続で取得しているんです。

ブルーフラッグは、ビーチやマリーナなどを対象とした世界で最も歴史のある国際的な環境認証制度です。水質や安全対策、環境教育などの厳しい基準を満たした場所に与えられ、毎年の審査によって、認証が更新されます2026年5月1日現在、日本では15か所(ビーチ12か所マリーナ3か所)がブルーフラッグ認証を取得しています。
そんなブルーフラッグについて、まずは、勝浦市観光協会の会長・佐藤啓司さんになぜ勝浦の海でブルーフラッグ取得を目指そうと思ったのか、きっかけを伺いました。

佐藤さん:もともと勝浦市でブルーフラッグを取得しようという話が起きたのは、市議会の中で、特色ある海水浴場、魅力ある海水浴場、選ばれる海水浴場を作っていかなきゃいけないのではないか、ということがあり、そこで、ブルーフラッグの取得に向けて動き出したということになります。以前のように、海水浴場というのは、電車で来て海の家で荷物を預けて、ラーメンやカレーを食べて、民宿に泊まって帰るというふうに、確か記憶だと、60万人来てたと思うんですね。昔はね、60万人、海水浴場に来てたと思うんですけど、やはり、海水浴場をしっかりと選ばれる海水浴場は、安心安全な海水浴場を作っていく必要があるということが、根底にあったんだと思います。観光協会として、このブルーフラッグの人に向けての動きがあり、説明会を開催して、興津海水浴場で導入しようというふうに決まったということになります。
安心して楽しめる海水浴場だよということを国内外に向けてしっかり発信していこうということだったんですね。
2022年ごろに市議会の中でそういった話が出て、具体的にどうすればブルーフラッグが獲得できるのかなどを調査し、実行に移していく中ではご苦労も多かったようです。

佐藤さん:非常に大変でした。観光協会で、各海水浴場の地区の区長さんはじめ、観光協会の役員の皆さんたち、集まっていただきまして、ブルーフラッグに向けての説明会を開催しました。水質の検査であったり、環境教育の実施であったりとかですね、バリアフリー対応だったりとか、非常にクリアすべき課題が非常に多くてですね、興津さんでやって導入しようということで、決まりました。地元の皆さん方に理解していただくために、そこに我々で説明に伺いまして、やはり最初はですね、これ、どうしてどうなるんだ?と、ブルーフラッグ取得したらどうなるんだ?とか、否定的な意見もあった中で、国際的に認められた海水浴場になりますよと、子どもたちにとっても、地元の人たちにとっても、自分たちの地元の海が国際的に認められた海水浴場になりますよと。そして、この海を次の世代にしっかりと受け継いでいかなければいけないんじゃないですかと、それは皆さんたちの役目の1つだと思います、ということを言ってですね、そうであるならば、じゃあやってみようかというふうな形で同意していただいたということになります。
初めはハードルも高い感じだったでしょうか?

ブルーフラッグの認証を受けるための基準は、全部で33項目あるのですが、これをほぼ全てクリアしなければならないんです。項目は分野ごとに分かれていて、 水質、環境教育と情報、環境マネジメント、安全性・サービスの4分野となっています。例えば、環境マネジメントでは、トイレやゴミ箱の適切な設置・管理などが求められ、安全性では、障がいのある方でも安心して海水浴を楽しめる設備なども基準となっています。
障がいのある方でも安心して海水浴を楽しめる設備って、具体的にどんな設備なのでしょう?
興津海水浴場には、なんと海の中まで入れる車椅子があるんです!砂浜には移動しやすいようにコースが敷かれているそうですよ。

車椅子のまま海に入れる!それは確かに海を楽しめますね。認証を維持したり、誰もが安心して過ごせる海水浴場を保つためには、地元の方の協力が重要になってきます。
美しい海を保つのはもちろん、駐車場の整備や道案内、海の家の運営など、海水浴場として決められた期間・時間の中で、安心して楽しめる場所を実現するために、大変多くの人たちが関わっています。監視活動や砂浜の掃除も大切ですし、市役所をはじめとする行政機関も、安心安全で快適な海水浴場づくりに取り組んでいます。
安心安全な優しいビーチ」として、世界から高い評価を受けている勝浦市の興津海水浴場。観光協会の佐藤会長は、ブルーフラッグの取得をきっかけに、海を訪れる人たちの変化も感じているそうです。

佐藤さん:そもそも、海水浴離れっていうのが全国的に進んでいるので、昔のような歩く場所もないぐらいの人が海水浴場にいるっていうのは今ないと思うんですけれども、逆に今お越しいただける海水浴場に来て、お客さんたちっていうのは、マナーの良い人が増えてきているかなというふうに思いますし、海が好きな方に来ていただいているというふうには感じています。あと、圧倒的に勝浦の海水浴場にいうと、透明度も高いのもそうなんですけど、やはりしっかりとしたライフセーバーの方たちがいらっしゃいますので、何かあった時の対応も万全になっているというふうに思っています。

海が好きな方が来て、安全に海を楽しめる場所になっているということなんですね。
また、勝浦は35度を超える猛暑日を一度も記録していない「涼しいまち」として、注目を集めているために、むしろ夏でも寒いのではないかと思われる方もいるそうなんですが、もちろんそんなことはありません。海水浴を楽しむには十分な暑さなんですよ。
興津海水浴場は、JR外房線 上総興津駅から徒歩で3分というアクセスしやすいところにあるんです。このアクセスのしやすさも、ブルーフラッグ認証の基準「交通手段の整備」に関わってくるということですね。
歩いて3分。電車で行った際は駅から近いというのは本当にありがたいですね。
佐藤さんに、改めて、勝浦の楽しみ方を伺いました。
佐藤さん:透明度が高く、安心安全な海水浴場でありますけれども、それだけではなくて、勝浦市内に至る所に楽しめる場所も多くありますので、お車でお越しになるなど、いろいろありますけれども、手ぶらでお越しいただきまして、海水浴場を終わったあとには、お泊まりしていただいて、例えば、翌日、勝浦の伝統ある朝市に行っていただくとか、海中公園に行って、海中の透明度の高い展望塔から、水中の魚を見ていただくとか、サイクリングに乗って勝浦の海岸線を走っていただくとか、さまざまな観光スポットをところどころにありますので、海水浴場プラスアルファで滞在時間を増やしていただいて、楽しんで頂ければというふうに思います。
昨年、勝浦は生鮮カツオの水揚げが日本一になりましたしね!美味しいものがたくさんあるんですよね。ブルーフラッグを取得した安心の興津海水浴場で、この夏を過ごしてみるのもいいなって思います。国際的にも認められた綺麗な海水浴場にぜひお出かけください。
興津海水浴場は、7月のオープン日が18日、19日、20日、25日、26日で、8月は1日から23日まで毎日開設しています。時間は朝8時30分から夕方4時30分までとなっています。詳しくは、勝浦市観光協会のホームページをご確認ください。
2026/7/3 UP!
夏のイベントというとやっぱり「お祭り」ですよね!今回は、千葉の伝統の「夏祭り」をピックアップします。
夏祭りといえば、南房総の「海女まつり」をはじめ、地域ごとに特色がありますよね。
成田市には、山車やお神輿の迫力がすごい伝統の夏祭りがあるんです。
今回は、来週7月10日・金曜日から12日・日曜日まで行われる、この夏、ぜひ訪れていただきたい成田祇園祭をご紹介します。

成田山新勝寺の門前町を舞台に、毎年7月に開催される「成田祇園祭」。およそ45万人の見物客が訪れるこのお祭りは、成田山新勝寺のご本尊「不動明王」の本来の姿とされる「大日如来」に、五穀豊穣や人々の幸せ、願い事の成就を祈願する祭礼「成田山祇園会(なりたさんぎおんえ)」と、成田山周辺の町内が一体となって行われる夏祭りで、およそ300年の歴史があります。まずは、成田祇園祭実行委員長の鬼澤宏明さんに、お祭りの魅力などを伺いました。

鬼澤さん1:成田山新勝寺の中で、祇園会(ぎおんえ)という宗教行事が行われて、それに対して、門前町がそれを「つけ祭り」として、祇園会を盛り上げるために、祇園祭というのが同時開催をされて、そこで町が祭り一色になるようなお祭りでしょうか。成田の祇園祭については、成田山新勝寺さんのお神輿が一基渡御されます。それに対して、先ほどのつけ祭りということでしたので、町の民衆の10基の山車屋台がお祭りとして運行される。成田は、尾根伝いの町ですので、門前は坂の下にありますし、上に駅の方に向かうにつれて、坂道を登らなければならない、まあ、重たい山車屋台が坂道を登るという部分を見どころとして、やはりそういうところではないでしょうか。
祇園会(ぎおんえ)というものが元々あって、それを盛り上げるために、門前町の皆さんが行っているものなんですね。
お寺のお神輿1基と山車屋台10基で盛り上がります。山車屋台はそれぞれに素晴らしい彫刻が彫り込まれていて、屋根の上には歴史上の人物や神話を題材にした人形が乗っているものも多いとのことです。10基はそれぞれのコースを進みますが、全ての山車屋台が集まるチャンスもあるようですよ。

鬼澤さん2:毎日一度はすべての山車屋台が勢揃いする時間がございます。初日は、午後一時ごろ、成田山新勝寺大本堂前にすべての山車屋台10基、それから、新勝寺さんのお神輿1基が安置されて、そこですべての山車屋台のお囃子の演奏と同時に、総踊りというのが行われます。翌日、中日の土曜日につきましては、朝8時半過ぎに、J R成田駅前の広場に、お神輿の出立の出迎えの儀式という形で、また総踊りの時間帯がございます。最終日13時ごろから、成田山の門前にすべての山車屋台が集合して、一気に大坂をすべての山車屋台が、隊列を組むように上がっていきます。その後、夕方、新勝寺さんの大本堂前に、またすべての山車屋台と神輿が勢ぞろいしてそこでも、やはり総踊り。総踊りという部分と大坂を各山車屋台が、駆け上がるというのが、1つの見どころではないでしょうか。

これだけ多くの山車屋台が一度に集まるのもすごいですが、総踊りというのも 迫力がありそうですね。
迫力満点なんでしょうね。山車屋台のお囃子もそれぞれ異なっているとのことで、音が聞こえてくると、「あ!どこそこの山車屋台が近づいている」とわかる人もいるんだそうです。成田のお囃子は、大きく分けて二つ、佐原発祥の「佐原囃子」と、東京の神田祭や三社祭などで知られる「江戸囃子」があるとのことで、どちらも日本三大囃子のひとつとも言われています。この2つを同時に楽しめるのは、なんと成田だけなんだそうですよ!佐原囃子は15人前後の大人数で情緒豊かに、江戸囃子は5〜6名の少人数でテンポよく軽快に奏でられるとのことなので、だいぶ異なったお囃子なんでしょうね!

来週末3日間にわたって開催される「成田祇園祭」。鬼澤さんから、たくさんある見どころのうち、「ここはぜひ押さえてほしい!」というポイントを教えていただきました。
鬼澤さん:1つの見どころの中に大坂を上がるというのがありましたが、例えば、毎晩帳が降りて山車にちょうちんに明かりが灯って、各町内が山車をそろそろと上がり始めます。上がり始めると、若い人たちは、やはり元気になる。「よし、これから上がるぞ」という意気込みが見られる場所が、そこから山車が上がっていくんですけれども、やはり長い坂、しかも、うなぎ登りの坂と言われる坂でございますので、くねくねと曲がっております。そこを山車屋台が、上がっていき、最後は「ギアをもう一段上げるぞ」という意味で、お囃子が変わりながら、一気に駆け上がるというところも、1つの見どころかなと思います。

そして、こういう伝統行事を長く続けるためには、若い世代の参加が欠かせないですよね。
実は、成田高校付属小学校など地元の子供たちは、生活科の授業の一環としてお囃子や山車引きに参加しています。また、成田高校の放送部の皆さんが表参道の本部席などでイベントのアナウンスを担当し、お祭りの進行を支えているとのことです。

それでも、一時期は、山車屋台を引く人が少なくなって、このまま続けられるのか心配だった時期もあり、10基ある山車屋台の一つ、田町の山車を長年ひいている鬼澤さんも、祭りの将来を危惧していたことがあったとのことでした。
そうですよね。実は、こんな助っ人の皆さんがいらっしゃったんです。
鬼澤さん4:空港ですとか、何かいろいろ企業様がございますので、その企業さんの中からも引いてみたいという方が出てきた中で、各町内にですね、例えば、大きな企業さんが揃いの半纏を着て、手伝いに入ってくださる。成田で働いている方々で山車、引いてみたい、あの各、いろんな山車の町会さんに引きたいという申し出をいただいて入ってきて、山車を引いてくださる。おかげさまで、引き手の数も、今現在はかなりの数になっているところでございます。成田のお祭りは、この北総の地に、夏の訪れを告げるお祭りとして、トップバッターのお祭りでございますので、お囃子の音がなりますと、夏が来たと心躍る時期でございますね。

成田でお仕事をされている皆さんも積極的に参加されているんですね。
外国の方々のチームが参加している山車屋台もあるそうですよ。祭り最終日に行われるクライマックスの総引きでは、全ての山車が威勢よく急な坂道を一気に駆け上がります。大勢の引き手が一体となる大迫力の見せ場ですからそれに参加できるのは何よりの思い出になりますね。
いつまでも続けてもらいたい、伝統の成田祇園祭。今年も熱くなりそうですね。

成田祇園祭の期間中、市内は交通規制が敷かれます。周辺道路は大変混在が予想されますので、お出かけの際はできるだけ公共交通機関をご利用ください。成田祇園祭について、詳しくは、「成田市観光協会」のホームーページをご覧ください。





