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【門前町・成田】 門前町に満ちる伝統の夏祭り「成田祇園祭」

2026/7/3 UP!

夏のイベントというとやっぱり「お祭り」ですよね!今回は、千葉の伝統の「夏祭り」をピックアップします。

夏祭りといえば、南房総の「海女まつり」をはじめ、地域ごとに特色がありますよね。  

成田市には、山車やお神輿の迫力がすごい伝統の夏祭りがあるんです。

今回は、来週7月10日・金曜日から12日・日曜日まで行われる、この夏、ぜひ訪れていただきたい成田祇園祭をご紹介します。

成田山新勝寺の門前町を舞台に、毎年7月に開催される「成田祇園祭」。およそ45万人の見物客が訪れるこのお祭りは、成田山新勝寺のご本尊「不動明王」の本来の姿とされる「大日如来」に、五穀豊穣や人々の幸せ、願い事の成就を祈願する祭礼「成田山祇園会(なりたさんぎおんえ)」と、成田山周辺の町内が一体となって行われる夏祭りで、およそ300年の歴史があります。まずは、成田祇園祭実行委員長の鬼澤宏明さんに、お祭りの魅力などを伺いました。

鬼澤さん1:成田山新勝寺の中で、祇園会(ぎおんえ)という宗教行事が行われて、それに対して、門前町がそれを「つけ祭り」として、祇園会を盛り上げるために、祇園祭というのが同時開催をされて、そこで町が祭り一色になるようなお祭りでしょうか。成田の祇園祭については、成田山新勝寺さんのお神輿が一基渡御されます。それに対して、先ほどのつけ祭りということでしたので、町の民衆の10基の山車屋台がお祭りとして運行される。成田は、尾根伝いの町ですので、門前は坂の下にありますし、上に駅の方に向かうにつれて、坂道を登らなければならない、まあ、重たい山車屋台が坂道を登るという部分を見どころとして、やはりそういうところではないでしょうか。

祇園会(ぎおんえ)というものが元々あって、それを盛り上げるために、門前町の皆さんが行っているものなんですね。

お寺のお神輿(みこし)1基と山車(だし)屋台(やたい)10基で盛り上がります。山車屋台はそれぞれに素晴らしい彫刻が彫り込まれていて、屋根の上には歴史上の人物や神話を題材にした人形が乗っているものも多いとのことです。10基はそれぞれのコースを進みますが、全ての山車屋台が集まるチャンスもあるようですよ。

鬼澤さん2:毎日一度はすべての山車屋台が勢揃いする時間がございます。初日は、午後一時ごろ、成田山新勝寺大本堂前にすべての山車屋台10基、それから、新勝寺さんのお神輿1基が安置されて、そこですべての山車屋台のお囃子の演奏と同時に、総踊りというのが行われます。翌日、中日の土曜日につきましては、朝8時半過ぎに、J R成田駅前の広場に、お神輿の出立の出迎えの儀式という形で、また総踊りの時間帯がございます。最終日13時ごろから、成田山の門前にすべての山車屋台が集合して、一気に大坂をすべての山車屋台が、隊列を組むように上がっていきます。その後、夕方、新勝寺さんの大本堂前に、またすべての山車屋台と神輿が勢ぞろいしてそこでも、やはり総踊り。総踊りという部分と大坂を各山車屋台が、駆け上がるというのが、1つの見どころではないでしょうか。

これだけ多くの山車屋台が一度に集まるのもすごいですが、総踊りというのも 迫力がありそうですね。

迫力満点なんでしょうね。山車屋台のお囃子(はやし)もそれぞれ異なっているとのことで、音が聞こえてくると、「あ!どこそこの山車屋台が近づいている」とわかる人もいるんだそうです。成田のお囃子は、大きく分けて二つ、佐原発祥の「佐原囃子(さわらばやし)」と、東京の神田祭や三社祭などで知られる「江戸囃子(えどばやし)」があるとのことで、どちらも日本(にほん)三大(さんだい)囃子(ばやし)のひとつとも言われています。この2つを同時に楽しめるのは、なんと成田だけなんだそうですよ!佐原囃子は15人前後の大人数で情緒豊かに、江戸囃子は5〜6名の少人数でテンポよく軽快に奏でられるとのことなので、だいぶ異なったお囃子なんでしょうね! 

来週末3日間にわたって開催される「成田祇園祭」。鬼澤さんから、たくさんある見どころのうち、「ここはぜひ押さえてほしい!」というポイントを教えていただきました。

鬼澤さん:1つの見どころの中に大坂を上がるというのがありましたが、例えば、毎晩帳が降りて山車にちょうちんに明かりが灯って、各町内が山車をそろそろと上がり始めます。上がり始めると、若い人たちは、やはり元気になる。「よし、これから上がるぞ」という意気込みが見られる場所が、そこから山車が上がっていくんですけれども、やはり長い坂、しかも、うなぎ登りの坂と言われる坂でございますので、くねくねと曲がっております。そこを山車屋台が、上がっていき、最後は「ギアをもう一段上げるぞ」という意味で、お囃子が変わりながら、一気に駆け上がるというところも、1つの見どころかなと思います。

そして、こういう伝統行事を長く続けるためには、若い世代の参加が欠かせないですよね。

実は、成田高校付属小学校など地元の子供たちは、生活科の授業の一環としてお囃子(はやし)山車(だし)(ひ)きに参加しています。また、成田高校の放送部の皆さんが表参道の本部席などでイベントのアナウンスを担当し、お祭りの進行を支えているとのことです。

 それでも、一時期は、山車屋台を引く人が少なくなって、このまま続けられるのか心配だった時期もあり、10基ある山車屋台の一つ、田町(たまち)の山車を長年ひいている鬼澤さんも、祭りの将来を危惧していたことがあったとのことでした。

そうですよね。実は、こんな助っ人の皆さんがいらっしゃったんです。

鬼澤さん4:空港ですとか、何かいろいろ企業様がございますので、その企業さんの中からも引いてみたいという方が出てきた中で、各町内にですね、例えば、大きな企業さんが揃いの半纏を着て、手伝いに入ってくださる。成田で働いている方々で山車、引いてみたい、あの各、いろんな山車の町会さんに引きたいという申し出をいただいて入ってきて、山車を引いてくださる。おかげさまで、引き手の数も、今現在はかなりの数になっているところでございます。成田のお祭りは、この北総の地に、夏の訪れを告げるお祭りとして、トップバッターのお祭りでございますので、お囃子の音がなりますと、夏が来たと心躍る時期でございますね。

成田でお仕事をされている皆さんも積極的に参加されているんですね。 

外国の方々のチームが参加している山車屋台もあるそうですよ。祭り最終日に行われるクライマックスの総引きでは、全ての山車が威勢よく急な坂道を一気に駆け上がります。大勢の引き手が一体となる大迫力の見せ場ですからそれに参加できるのは何よりの思い出になりますね。

いつまでも続けてもらいたい、伝統の成田祇園祭。今年も熱くなりそうですね。

成田祇園祭の期間中、市内は交通規制が敷かれます。周辺道路は大変混在が予想されますので、お出かけの際はできるだけ公共交通機関をご利用ください。成田祇園祭について、詳しくは、「成田市観光協会」のホームーページをご覧ください。

https://www.nrtk.jp

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