2026/6/26 UP!
千葉県は美味しい食材、野菜やお肉、魚介、フルーツなどたくさんありますよね?
そう言った色々な食材を一度にあれこれ楽しめる料理といえばなんでしょう?
それは、ピザですね〜!
今回は、君津市大戸見地区にある地元の食材をふんだんに使うことで人気のピザ屋さんをご紹介します。

房総半島のほぼ中央に位置し、豊かな水と肥沃な土地に恵まれた君津市。そんな君津市で人気を集めているのが、2005年オープンの本格ナポリ風ピザを味わえる店「村のピザ屋カンパーニャ」です。オーナーの加藤満穂さんに、まずは開店したきっかけを伺いました。電機関連のお仕事をやめてから5年が経った、45歳の時に、このままフラフラしていてはいけないと思ったことが始まりでした。
加藤さん:生活を立て直さなきゃいけないということで、思いついたのが、まあ、飲食店だったんですね。友人にいろいろ相談したらば、最初、僕はあのパンレストランやろうと思ったんですよね。まあ、料理も好きだったんですから、まあ、その友人にパンレストランって何?って言われたのがきっかけで、だから、そこでじゃあ何がいいんだいって聞いたら、ピザだったら誰だって知ってるし、ピザ屋っていうだけでも何やってるかわかるんだから、その商品力が一番いい、もしやるんだったら、ピザ屋がいいんじゃないって言われて。で、まあ、こっちもその気になってね、二、三年かけて建物を改造しながらですね、ピザのいろんなことを勉強しながら、あのオープンにこぎつけたというのが流れですね。まあ、とりあえず家族で飯を食うためには、自分がお金を要するにプラスマイナスゼロでいいかなと、ボロ儲けしようなんて全く思ってもいなかったのでね。

ピザ屋をやった方がいいよというアドバイス、今思えば、ドンピシャだったわけですね。
今からおよそ20年前に、ご自身の生家だった明治17年建築の古民家を少しずつ改装しながら、独学でピザの勉強も始められました。もともとピザはお好きだったようなんですが、「ピザ屋をやったら?」というアドバイスで、自分がピザを好きな理由を改めて思い返し、そこがピザ作りを始める原点になったそうです。開店当初のメニューなど伺いました。
加藤さん:ピザを初めて知ったのが、19歳の時に、六本木にニコラスっていうピザ屋さんがあったんですよ。そこで生まれて初めてピザ食べたんですね。だから、それでこんなうまいもの世の中にあるんだっていう衝撃だったんですよね。それから、ピザは好きで、で、最初スタートしたときには、5種類ぐらいだったかな。もう一般的な皆さん、ご存知のマルゲリータとか、いろんなものを混ぜたミックスだとかっていう種類しかやってなかったんですが。これだけじゃダメだなと思って、じゃあ、これをひろげるためにはどうしたらいいか、じゃあ、何を乗っけるかで、ピザっていろんな種類ができるわけですよね。最初スタートしてからね、5年間ぐらいですかね。5年もっとかな、10年近くやってたのかな、あの。今月のピザって、毎月新しいピザをやろう。そしたらば、やっぱりあの人気のあるものから、人気の全くないもの、自然に生まれてきますので、その中から今チョイスして、30種類ぐらいが今のメインのピザとしてね、やらせてもらってるんですけどね。

「今月のピザ」の企画で、メニューを増やしていって、人気のあるものを残していく。うまいマーケティングですね!
人気があるのは、「ビアンカハーブ」という、地元産のベビーリーフと自家製ベーコンを使用したピザです。ベーコンはハーブとブランデーなどで2週間漬け込んだ後、8時間かけて山桜で燻製しているので、香り豊かで旨味もぎゅっと詰まっています。そのほか定番のマルゲリータも人気があります。そして、ここならではのメニューが、地元で捕獲した鹿と猪を使用したジビエピザ!「裏山のジビエ 鹿と猪のチョリソー」です!鹿はチョリソー、猪はフランクに加工してトッピング!さらに、アスパラとトマトが乗っています。ジビエでも全く臭みがないので、苦手意識のある方でも食べやすい一品なんですって!
これは滅多に味わえないレアなピザですね!

君津市大戸見地区で「村のピザ屋カンパーニャ」を営む加藤さん。ご自分が生まれ育った生家を改装してピザレストランにしています。こだわりは地元食材をふんだんにつかうこと。先ほど紹介したジビエピザの食材調達にはこんな仕掛けがありました。

加藤さん:野菜もそうなんですけど、地元の方が一番新鮮だと思うのでね。おまけに、この辺には、結構大きな農家さんがあって、専門にやっているトマト専門のところだったり、野菜専門のところだったり、ハーブ専門のところだって、いろいろあるんですよね。それプラス、あの、この近くにあの養豚場がありまして、そういう人たちから、いろいろ話を聞きながら、今に至るっていう感じだと思います。空気感というかね、まあ、気持ちがほとんどなんでしょうけど、やっぱり美味しいと思いますね。例えば、ジビエってありますけれども、ジビエの鹿ですとか、イノシシっていうのは、このすぐ近くで食肉業者がいらっしゃるんですね。で、私も狩猟をやってまして、自分が捕まえたやつは、そこに入れていると、で、そこから買ってうちで出しているというのがあるんですよね。あと、それから海鮮も全部が全部じゃないですが、すぐ近くにその海もありますので、そういうものも時期になってあれば、いろんなことをその都度いろいろやってますね。
君津の山には猪や鹿が、たくさん獲れるらしいですが、食材としてはなかなか活用されていないみたいだから、こういう取り組みで美味しく食べられるのはいいことですよね。

加藤さんのお話によると、多い年は、年間で50頭ぐらい捕れたこともあるそうです。それを食肉加工場にだして、お肉になったものを購入しています。お店で出しているもの全てが、加藤さんが捕獲したものではありませんが、君津の山を走り回っていた地元のものであることに違いはありません。
ところで開店から20年余り、加藤さんは今もピザを焼いているのでしょうか?

実は、今は息子さんの健太さんが後を継いで、ピザを焼いていらっしゃいます。息子さんは、静岡の会社にお勤めになっていたのを、辞められて、君津に戻ってきたので、「帰ってきたなら一緒にやるか?」と、加藤さんが誘ったんだそうです。息子さんもその気になって、加藤さんがピザの作り方を教えて、ピザを焼きはじめるんですが、実はこの後、驚きの展開が待っていました。
加藤さん:そこで、僕が2年間教えて、やっぱり本場の空気感って、まあ、僕は独学でやりましたけど、やっぱり息子の代になったら、やっぱりちょっと違うんでね。本場の空気感を味わってきたほうがいいんじゃないかなと思いまして、イタリアに行かせたんですよ。ローマの近郊のヴェトラッラという街のピザ屋さんにですね、3か月だけ厄介になりまして、その間にヨーロッパピザ職人レストラン連合という、協会みたいなのあるんですが、そこの大会に出まして、まあ、飛び入り参加だったんですが。優勝しちゃいましてね。で、現在に至るっていう感じですね。まあ、こういうところで、安心安全な食材っていうのができるので、そういうところを皆さんにやっぱり楽しんでもらってですね、ま、倅も、まだ今年、ちょうど40になったんでね、まだまだこれから続けてもらいたいなって、これは親としての願望でもありますから。よろしくお願いしたいと思いますね。

息子さんの健太さんは2013年度ピザオリンピック優勝のクラベーロ氏のもとで修業し、2014年のヨーロッパ伝統ピザ職人協会認定大会クラシック部門で優勝、地元イタリア人が多く参加する中での快挙だったんです。それが息子さんの自信につながり、今も毎日おいしいピザを焼かれているそうです。
確かな腕に、確かな食材。本当に食べにいきたいですよね!テイクアウトもできるそうなので、詳しくは、「村のピザ屋カンパーニャ」のホームーページ、インスタグラムなどをご覧ください。

https://www.instagram.com/explore/locations/8358976/cunnopiza-wukanpanya




