2026/7/24 UP!
自然の恵みが詰まった甘―いものといえば、何を想像しますか?
フルーツとか、さつまいもの甘いところとか、スイカやメロン、、、そちらも確かに甘いですが、ハチミツはどうでしょう?

千葉県内では各地で養蜂が行われているんです。
今日は、そんなハチミツを存分に楽しめる牧場をご紹介します。
千葉県のほぼ中央に位置し、県内最大の面積を誇る市原市。工業地帯の力強い景観と、里山の豊かな自然が共存するまちとして知られていますよね。そんな市原市の市東地区にあるのが「市原みつばち牧場」。長年放棄されていた農地や山林を整備して、養蜂と、蜜の源となる蜜源植物を育てながら、里山再生に取り組んでいます。まずは、「市原みつばち牧場」を経営する中村伸雄 代表に、牧場の特徴を伺いました。

中村さん:ミツバチの牧場なんで、ミツバチこんなちっちゃいんですけど、1センチ1センチぐらいの。牧場っていうのは、いわゆる畜産業の1つなんですよね。で、ミツバチ牧場っていう名前を付けたのは、広々としたあの畑、田園風景のところを、牧場として、ミツバチを飼育して、それをはちみつをとる、で、農業の一環として、それを事業化するという目的で、ミツバチの名前を付けさせてもらった。そこで採れるはちみつっていうのは、限度がありまして、そうすると、これを事業化成立させなきゃいけないということは、いわゆる観光と合わせなきゃいけないということになりますので、いわゆる観光牧場になります。農業関係の観光牧場のところになりまして、あと広々とした田園風景の中に花が広がり、そこにミツバチやら昆虫が飛んできて、すがすがしい山の風景の中で過ごしてもらうというようなミツバチ6次化を含めながら販売していくっていうのが、このみつばちの牧場になります。

確かに、牛は放牧して牛乳を生産するように、みつばちを放って、はちみつを生産するんだから牧場ですね。でもなぜ、この市東地区でやることになったのでしょう?

バブルの頃に、宅地開発計画で、この地域も土地の買収などが進んでいたのですが、結局白紙になってしまい、業者に売った農地や、高齢化で農業を辞めた農家の畑などがそのまま放置されて、どんどん荒れていってしまったというわけなんです。

放置された土地が荒れてしまったんです。
そこで造園業を営む中村さんを中心に、荒れた山林を再生する里山プロジェクトをスタート。荒れた山林ではなく、豊かな自然を次世代に残そうと動き始めたんです。その広さは、なんと210ヘクタール、東京ドームおよそ44個分もありました。ただ、土地を蘇らせるのは簡単ではありません。すぐに作物を育てられる状態ではないので、土づくりにも時間がかかります。そこで、まずは土を豊かにするための花を植え、その花の蜜をみつばちに集めてもらおうと考えたそうなんです。

中村さん:ミツバチは生きるためには、ご飯食べるためには、花が必要で、そこから蜜を主食として食べてる。で、はちみつともう1つ花粉が必要。花粉はタンパク質なんですよ。それを計画的に栽培するのが、養蜂にとっては必要。畑を再生したり、田んぼ再生したりとか、それが一番必要になっちゃいまして、そうすると、春にはやっぱり一番最初に菜の花が咲くわけです。で、菜の花から蜜と花粉が十分とれるようになります。そして、夏に向けてひまわり、これはあの花粉源になります。その他、コスモスやら、まあそばも今年作るわけですけど、そうやって年間通じて花を作ることによって、ミツバチが自分の食べ物で食べ物は十分に与えつつ、その余剰分を人間がいただくわけです。余分に取っちゃうとですね、やっぱりミツバチの餌がない。まあ、そういった形で飼育するのが、あの我々の、定着養蜂の中で必要になります。で、難しいことは、いろんな要素がかみ合って1つにならないと、はちみつは取れません。

養蜂には、いくつかスタイルがありますが、市原みつばち牧場では、その土地に定着して蜜を集めるスタイルを採っているので、一年中花が必要になります。これが里山の再生だけでなく、観光地としての整備に繋がるということなんですよね。

長年放棄されていた農地や山林を整備し、養蜂のための蜜源植物栽培を通して里山再生に取り組んでいる「市原みつばち牧場」。ミツバチの生態が学べる養蜂体験や、ヤギの餌やりなど、様々な体験ができるのも魅力の牧場です。しかし、代表の中村さんは、地域の現状に対しては、危機感も感じていらっしゃるようなんです。

中村さん:まあ、造園家として生きてきたので、こういったことをやりたかったっていうのは、あの心底にあるんです。ただ、地域の崩壊っていうのが目に見えて、早く進んでいます。まあ、皆さんが想像するより、多分、5年、10年で大きく層は変わっちゃいます。なぜか、変わるのか、後継者がいないし、事業が成り立たないし、米(作)じゃ生活ができなかったりということがあります。今、その危機感を共有しているのは、私だけじゃなくて、行政の方が本当に危機感を持って対応してくれています。もちろん、その中で、市原市、千葉県、国の関係の人たちも接触があるわけですけど、そういった規制緩和なり、地域の存続に向けて、いろいろ法改正をしてくれていることが、本当、日々、感謝しながらやってるわけです。まあ、地域がそのまま崩壊しているのを、そのまま指を咥えて見ていていいのかと誰かが少なくとも、糸口ぐらいはつかんで、少しでもいいからできることをやるっていうのは、おこがましいんだけどコロナ禍には持ってて、ライフワークですし、生きた証になるわけです。

後継者がいない、事業が成り立たない、その問題は大きいですよね。でも、行政もあらゆる方法で里山再生に協力しているです。中村さんの「少しでもいいからできることを」という考え方、生きた証、すばらしいです。
最後に、園内で食べられるハチミツを使ったスイーツなど、推しのメニューを教えていただきました。

中村さん:はちみつ、単純にはちみつって言いますけど、花によって取る時期によって、ほとんど味は全部違います。まあ、面白いほど違うんで、好みが多分あると思います。これをぜひここに来て、食べ上げてテイスティングできるようにしてありますので、楽しんでください。もう1つは、今、オリジナルで作っているソーセージがあるわけですけど、これはあの県内産のお肉をメインで使いながら作ってます。まあ、手作りです。ここでは、どこでも売ってないような味わいができます。これも非常に美味しくてですね。美味しいっていうのは、歯応えがあります。で、ぜひここで買い求めいただいて、食べていただきたいなと思います。それと、ソフトクリームは、これが今定番なんですけど、はちみつ、ソフトクリームにかけ放題なんですけど、まあ、これはあのソフトクリームが特に厳選してまして、最後、食べた時に、まあ、すっきりするような形になりまして、非常にテイスティングが良くて、家族でぜひ食べていただきたいし、一度食べたらやみつきになりますので、ぜひぜひ楽しんでください。

ハチミツのお味、気になりますよね!
今回はスタジオに市原みつばち牧場で作られたハチミツ、3種類を届けてもらいました。クリムゾンクローバー、アカシア、カラスザンショウです。
スタジオでも試食させていただきました。

花を楽しんだり、スイーツを味わったりできる「市原みつばち牧場」。小学生以上なら参加できる養蜂体験も10月頃までできるとのことです。
お天気次第ではありますが、明日25日の午後1時から夜7時までは「みつばちの森マルシェ ひまわりとランタンナイト」というイベントが開催されます。 夜7時半ごろから里山にランタンがたくさん舞い上がります。幻想的ですね。このほか、牧場では様々なイベントも開催しているそうですので詳しくは、市原みつばち牧場のホームページ、インスタグラムをご覧ください。

https://www.instagram.com/p/DNr2dyhZP1y




