2026/7/31 UP!
千葉県内はフルーツ王国といってもいいくらい、たくさんの
フルーツが作られていますよね?

特に夏は美味しいものがたくさあります。
中でもブルーベリーは今が旬です。
県内には、摘み取りができる観光ブルーベリー農園がたくさんありますが、今日は、その中から、木更津市にあるブルーベリー摘み取り園「のらり・くらり」をご紹介します。

東京湾に面し、アクアラインを通じた千葉県の玄関口となっている木更津市。その東部に位置する真里谷地区は、多くのブルーベリー農園が集まる名産地で、道沿いは「ブルーベリー街道」の愛称で親しまれています。その街道の一番奥に位置するのが、ブルーベリー摘み取り園「のらり・くらり」。大粒で糖度が高いことが特徴で、農薬は使わずに栽培しています。旬を迎える夏になると、「摘み取り園」なので、自分の手で摘み取りながら、その場で味わえるのも魅力です。「のらり・くらり」を運営するNPO法人一粒舎の飯田喜代子代表に、まずは開園までの経緯を伺いました。最初の作業がものすごく大変だったようです。

飯田さん:2004年ぐらいに、梨園の跡地を借りて開墾して、大変死ぬかと思いましたね。夏の8月のものすごい暑い時から始めたので、40年以上経った梨の木の切り株っていうのは、相当大きいんですが、それを1本1本スコップで掘って抜いていたんですが、一本掘るのにも、ものすごい時間と労力がかかって、それは断念して、重機を使って抜いてもらいました。で、ブルーベリーを植えました。それから4年ぐらいは、ブルーベリーを育てるというところに専念して、別の目的があったそうなんです。もともと飯田さんは、障がいのある方の就労支援事務所を運営されていて、皆さんが自立して働ける環境をどうやって作ればいいのかを日々考えていたそうです。そんなとき、木更津市に相談したことが、大きな転機になりました。

飯田さん:一番最初に大事にしたいなと思ったのは、その障がい者の人たちが自立できる、そういう工賃が払える作業所にしなきゃいけないというふうに思いました。それには、何をしたらいいのかということで、木更津市の方に相談をしたら、ブルーベリーがいいよっていうふうに、その職員の方が教えてくださったと、まあ、何も本当にブルーベリーの知識もないのに、できるかなという不安はあったんですが、大変親切な職員の方で、ブルーベリーの先生も教えてあげるよ、ということで、本当にあの周りの方に助けられて、ブルーベリーを主体とした作業所を作ることができたと、それが最初ですね。

相談に乗っていた方のご実家が、この地区でブルーベリー農家を営んでいて、自分のことのように親身になってサポートしてくださったそうです。こうして2008年に障がいのある方々が自分らしく働ける就労継続支援B型作業所としてオープンしました。もしこれが違う農作物だったらまた違う展開になっていたのかもしれません。

土地の開墾から始めたって考えると、ゼロからというよりもマイナスからのスタートだったんですね。
木更津市真里谷地区で観光ブルーベリー農園「のらり・くらり」を運営している一粒舎の飯田さん。「のらり・くらり」という農園の名前から、のんびりした雰囲気なのかなと感じますが、実はこんな想いが詰まっていました。
飯田さん:いい加減にやってる、のらりくらりやってるというようなイメージを持たれるんですが、漢字で最初はね書いていて、のらりは野を楽しむ里、くらりは来て楽しい里ということで、のらりくらりっていう名前にしましたが、ちょっと誤解をされることもあると思いますが、みんなとても一生懸命やっております。美味しいブルーベリーにするために、本当にあの1年中、みんなで頑張っています。まあ、江澤さんというこの地方の私たちの先生なんですが、そこから苗木もいろいろ選んでいただいて、指導のもとに植えました。最初、植えた時は、30センチか40センチぐらいの菜箸みたいなね、そういうあの苗木でしたから、育てるというところに、時間をきちっと取らなければいけないと。

野を楽しむ里、来て楽しい里で「のらり・くらり」。素敵な名前ですね!
そして、ブルーベリーの先生の江澤さんは、以前この番組にも登場していただきました!(2020年7月)
https://program.bayfm.co.jp/minna/2020/07
ブルーベリーは、割と最初の年から実がつくらしいのですが、「のらり・くらり」では、江澤さんの教えで、4年は実を取らずに育てることに専念したところ、しっかりと育った見事な木になったんだそうですよ!
そんな「のらり・くらり」で採れたブルーベリー、スタジオにも用意いたしました。!

そして、こちらのお茶は、なんとブルーベリーの葉っぱのお茶いただきました。ブルーベリーは、抗酸化作用があるというポリフェノールの一種、アントシアニンが豊富に含まれることで知られていますが、実は葉っぱには果実よりも、より多くのポリフェノールが入っているんですよ。このお茶も、こちらで作られています。

飯田さん:あの完熟のブルーベリーをもぎ取って食べた時のね、そのお客様の反応というのは、こんなに美味しいものだったのかって、皆さんおっしゃるんですね。とても甘くて、で、いろんな味があって、皆さんのそのまず第一声ですので、もっともっと多くの方にね、ブルーベリーの味を知っていただきたいなっていうのは思います。朝の9時からクローズは5時ですので。一日いらしていただいて構いません。時間無制限、食べ放題というのが、うちの売りになっております。じゃぶじゃぶ池がありますので、そこで一日、子どもは遊んで、お母さんは涼しいデッキでコーヒーを飲みながら過ごすことができます。カフェもあって、美味しいピザとか、いろいろあるんですが、お弁当を持って来ていただいても全然大丈夫なので、それはあのご自由にしていただければ。
9時から5時までまるまる8時間いても、料金同じ!
お持ち帰りは別途、その重さで料金が決まりますが、園内で食べる分にはクローズまで無制限だそうです。カフェも併設されていますので、そちらでゆっくりと時間を過ごしながら、思い立ったらブルーベリーを食べに行くという、ゆったりとした時間を

そして、実は、飯田さんたちは、ブルーベリー農園以外のことにも取り組んでいて、今は、農園の近くで、この地域に伝わる伝統的な井戸掘りの技術「上総掘り」で井戸を掘っています。少し苦戦しているようですが、いつか水が湧いた時には、その地下水を活かした新たな取組も始めたいそうです。障がいのある方の自立を支援する場として始まった「のらり・くらり」。農園の場所や営業日の情報など、詳しくは「のらり・くらり」のホームページをご覧ください。





